夏の伊勢湾のライトジギング。愛知県・南知多町師崎港のまとばや丸で釣行してきた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・幡野晃彦)
まとばや丸でライトジギング釣行
最高気温が28度。マスクも取れ、夏の装いで釣りができることがうれしい。6月19日、愛知県・南知多町師崎港のまとばや丸へジギングに行ってきた。

釣り座はくじ引きで、私は左舷3番目に決まった。ミヨシの高い所を希望する人は申告して乗ることができる。
両サイドの人に「よろしく」とひと声かけ、12人の乗合で午前5時45分にモヤイを解いて出港した。気持ちの良い早朝の風を受け、30分ほどで伊良湖沖に到着。青物からスタートだ。

当日のタックル
私のタックルはブリードのスローロッドにリールはオシアジガー1500HG、PEライン2号、リーダー8号5mでジグは定番のTGベイト緑金180gだ。
第1投、後ろの方へ流れていき、潮は速いようだ。ここは根掛かりも若干あるから慎重にサミングしながらの着底後、思いっきり速巻きする。ロッドを持ち上げフォールし、PEラインの緩みでアタリを取る。
時間が経過しても、船長のヒットコールは全くない。そこで最近アジが釣れているようなので、アジポイントへ移動。軟らかいロッドに持ち替え、リールはコンクエスト200HG、リーダー4号の先にサビキのアジスペシャル3本バリをセット。オモリに150gのジグを付けて落とす。
釣り方はいたって簡単で、私は10m巻き上げサミングしながら落とすだけ。アタリは底付近で出る。食えばロッドの先にコンコンと明確に出る。
テクニカルとは聞いていたが、1匹も釣れないなんて…。たまにはボウズでもいいかなと負け惜しみの弱気なひと言。再び朝の青物ポイントへ移動したが、この時点で半ば諦めかけていた。
初ヒットはシーバス
船が止まり「やって~~」のアナウンスで。皆さんより遅れて投入した。するとなんと両サイドでヒット。
ハリを外してその場に転がしておき、このチャンスを逃してなるものかと2投目。着底と同時食いでヒット。70mから上げてくるのはまさに筋トレそのものだ。
ドラグはきつくしてあるが、強烈な締め込みで何回もラインが出る。やっと船長のタモにワラサが収まった。これが予想だにしなかった青物フィーバーの始まりだった。
2匹目がヒットして、巻き上げ中にミヨシとトモに目をやると、片舷7人のうち4人ヒットしてファイト中だった。

時合いにワラサ船中猛爆
オマツリも何回かあって、食って巻き上げ中に反対側とオマツリ。スタッフから「1匹も釣ってないからフリーにしてやって」と声がかかり、クラッチを切ってイトを出す。
少し間があって「巻いていいよ」で急いで回収すると…、アレッまだ魚が付いていた。リーダーを見ると、傷が入りザラザラとヨレヨレになっている。その都度切って結び直し、ついに船上でFGノットをする羽目になった。
ある時は中層で何か違和感。サワラかと思ったが、疫病神のサバフグちゃんだった。2度と寄ってくるなと言い聞かせてリリース。4匹目はお隣さんがヒットしている途中に連鎖に持ち込もうと回収せず、マツったらフリーにするからと声をかけ見事に連鎖ヒット。珍しくオマツリなしで2人ともゲットできた。
皆さん釣りすぎてお疲れモードでタイラバへ移動。1匹は頑張って釣ろうと意気込んだが、マダイは顔を見ることなく終わった。

ワラサ4匹に大満足
終了の午後1時を迎え、大満足で帰路に就いた。前日は良くなかったようだが、1日でこんなに変わるなんて全く予想できない。天気のいい日に釣行するのが一番だろうか。3カ月ぶりのまとばや丸だったが、こんな良い日に巡り合えて船長に感謝だ。

非力な女性や子供にもオススメ【電動ジギング入門】 タックル・釣り方を解説
オフショアジギング入門にかかるお金は? 高コスパのタックルも紹介
今さら聞けない青物ジギングのキホン ジグの形状別の特徴と使い分け術
<週刊つりニュース中部版APC・幡野晃彦/TSURINEWS編>
▼この釣り船についてまとばや
出船場所:師崎港
この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年7月7日号に掲載された記事を再編集したものになります。