2023年7月、2023年8月第1火曜日、JGFA事務局にて日本記録審査会が行われ、私が申請したソウギョ・アメリカナマズが日本記録として認定された。人気魚種での日本記録達成だけにこれは非常に嬉しいことである。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)
ジャパンゲームフィッシュ協会『JGFA』
『ジャパンゲームフィッシュ協会』とは、1979年に設立され【いい釣りをいつまでも】という志を持つ釣り人たちのために運営されている非営利団体である。魚類資源の保全や釣りイベント、日本記録の管理、IGFA(国際ゲームフィッシュ協会)の窓口など多様性に富んだ活動をしている。

JGFA日本記録とは
JGFA日本記録とは、オールタックルレコード(叉長と重量)、ラインクラスレコード(ライン強度別レコード)に分けられており、魚種別に加えて男・女・ジュニアに分けられている。
それぞれカテゴリー別に分かれており『人気魚種であればあるほど記録レベルが高次元』となっており、素晴らしい記録が保存されている。さらに公式な魚種別日本記録として保存されていくので公認されている保持者としては嬉しい限りである。

記録保持者へ道のり
記録保持者となるまでの道のりを私が経験した内容を6つに分けて紹介していこう。
1.まずは計測道具を用意する
検量において重量・全長・胴回り・叉長は最低限度必要となる。よってハカリ(重量)とメジャー(長さ)が必要となってくるのだ。ましてや公認日本記録となるのであるのだから、『正確な検量』が問われ、『証拠写真』も必要となる。

2.狙いの魚種を定めよう
海水・淡水ともに沢山の魚種が記録されているが、まずは自身が記録を目指したいサカナを見つける。私は単純に淡水大魚釣りにハマり中であることもあり、アメリカナマズやソウギョを目指すことに決めた。

3.狙い魚種を釣りに行く
簡単に狙うといえども相手は日本記録として保存されている記録魚だけに素晴らしい記録ばかりだった。私は、2023年6月30日に新規開拓ポイントで110cmのソウギョを釣り、2023年7月18日に5.15kgのアメリカナマズを釣り、双方カテゴリー別で私の目指した記録を更新できるサイズであったため迷わず申請した。

4.記録申請書類と必要なモノ
記録申請するには記録申請書類と仕掛け(使用ライン15m以上)に証拠写真(カテゴリー別)が必要となる。どれも完全に正確な情報に加えて、審査会で通る書類やモノでなければ失格となるので、きちんと確認(正確な情報と証拠画像にラインなど)して申請する必要がある。

5.日本記録審査会に合格
毎月第1火曜日に日本記録審査会があり各申請書類が精査されていく。見事に合格すればレコードホルダーになれるのだが失格となればまたのチャレンジとなる。
私は7月・8月の審査日にはどうなんだろう?と心配していたが見事に合格した際は相当嬉しかった。だが逆に他申請において画像不備やラインブレークテストでオーバークラスとなり不合格となった経験もしている。
6.特別認定されるモノも存在
記録申請においては日本記録だけでなく、スペシャルクラブといわれるカテゴリー別認定証(海水淡水多魚種部門)も目指せる部門や年間フィッシングコンテスト(各魚種重量上位3位まで)なるものも存在している。
ちなみに私はメータオーバークラブという『淡水大魚限定100cm超え』記録にも認定されている。スペシャルクラブには沢山の種類がありコレを見るだけでもチャレンジしがいがあるというものだ。

釣りの幅も広がる
私はまだ会員3ヵ月程度と入会したばかりではあるが、これまでの数釣り経験を活かしての作戦も今後取り入れて行きたいと思っている。
数釣りこそ、釣りのアームが問われるのではないかと思っていたが、型狙いも経験がないと大物を釣ることが出来ないのである。それに多魚種を狙うとなると知識も必要になってくるので釣りの幅も広がりとてもいいなと思っている。

今後も記録を目指して楽しみたい
これまでは数釣り魚種をメインに楽しんできたが、私の釣りはすでに大物狙いの釣りにシフトしてきている。だがそれもいいなと多魚種に釣戦して難しい記録にも自分なりに頑張って目指して行きたいと思う。

私がGETできたJGFA記録カテゴリー
私がゲットできたJGFA記録のカテゴリーは以下の3つ。
1.オールタックルレングスレコード
コチラの記録はサカナの全長ではなく『叉長』といわれるレングスカテゴリーである。計測にはIGFA専用メジャーを使って計測するのが必須となるので通常のメジャーでは申請不可となるので注意したい。

2.ラインクラス日本記録
ラインクラスには魚種別にライン強度の幅が設けられており、いかに細い糸で大物を釣り上げることができるか的な技術介入要素が含まれているカテゴリーである。だが考え方によっては、オールタックル部門よりも記録魚が狙いやすいことも頭に入れておこう。

3.メーターオーバークラブ
スペシャルクラブには様々なカテゴリーが存在するが、私的に淡水大魚釣りを楽しんでいるゆえにメーターオーバークラブがイチオシである。今月も実はメーターオーバーのソウギョを釣り上げており先月に引き続き申請するつもりである。認定証も個人的には好きなデザインで釣師としてはもらって嬉しい限りなのである。

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<なおぱぱ/TSURINEWSライター>
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