8月27日(日)、東京湾金沢八景(漁港内)の忠彦丸で、年に一度のビッグイベント『忠彦丸シロギス釣り大会』が開催された。当日は224人が参加。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 岩下)
忠彦丸でシロギス釣り大会
6時半ごろから受け付け開始。席札を取って順次1号~10号船に乗り込み、参加者は準備を進める。

7時45分、準備が整った船から離岸。私は緑川和希船長が舵を取る3号船に乗船。右舷に12人、左舷に16人の布陣で、会社のグループや親子、夫婦などさまざま。

8時に八景島前で10隻が待機したのち、全船は一路中の瀬を目指す。航程15分ほどでポイントに到着。船長から「ハリ数は2本まで。エサは支給の青イソメ。頭を切って3~4cmにカット」など釣り方の案内のあと、全船いっせいにスタートフィッシング。
開始早々から本命続々登場
左舷6番の清水さん(都筑区)がファーストフィッシュをゲット。

すると、同舷4番の加藤さん(保土ヶ谷区)が一荷を披露してご満悦。

さらに、右舷ミヨシの中村亘亨さん(神奈川区)にも本命。

そのなかで、今回釣りが初めてという石大地さん(品川区)も本命をキャッチして笑顔がはじけた。

ダブルヒット交じりで数を伸ばす
左舷8番の植木裕視さん(中野区)は、慣れた手つきで一荷を交えて数を伸ばしている。

右舷4~6番は会社の釣り部で参加とのことで、6番に座るリーダーの橋本安史さん(八潮市)は、胴突き仕掛けで4尾目をキャッチ。

4番の吉川明子さん(大田区)はマダコ釣りが大好きで、小さいころは知多半島で投げキスをしていたという。エサ付けも手慣れたもので、一荷も交えて本命を取り込んでいる。そして、その隣5番の本堂和子さん(大田区)も3尾目をキャッチ。

船内でオマツリがあると、仲乗りの斉田一洋船長が迅速にフォロー。釣れていない人には、適宜レクチャーも施す。
全員が型を見た10時40分ごろ、船長は中の瀬の南側へ大きく移動。しかし、魚影が薄いと感じるや否やすぐに北上する。
25cm級ジャンボサイズの姿も
右舷10番の松本幸代さん(稲城市)は、テンヤマダイが大好き。

コロナ禍で自粛していたが、今大会を機会に解禁し、右隣に夫の竜典さんと左隣に友人の元吉智宏さん(府中市)と3人で参加。3人ともツ抜けを達成し、コンスタントに数を伸ばしていた。

11時15分、全船がフリーで動けるようになると、各船長は大型キス実績のポイントへ散っていく。和希船長は北上し、本牧南沖の運河周りへ。すると、左舷3番の坊迫隆志さん(磯子区)が25cmのジャンボ手中。

右舷大ドモの矢田章さんも24.5cmを釣り上げた。最後の流しで再び坊迫さんがジャンボを取り込んだが、24cm止まりと更新はならず。13時にストップフィッシングとなった。

3号船の釣果は最大25cmで4~31尾。竿頭は橋本さんだった。
優勝は26.5cm
港では、すぐに各船最大魚候補の再検量が行なわれ、閉会式へ移行。優勝は5号船の平岡純一さん(川越市)で26.5cm。胴突き2本バリ、ハリス1号、ミキイト2号、ハリは大きめの7~8号を使用し、後半のフリーのポイントで釣ったそうだ。一緒に参加した息子夫婦の哲さん、寛子さん、孫の真侑ちゃん、瑚都くん5人もうれしそう。

26cmが2人で、ジャンケンの末に佐藤孝昂さん(我孫子市)が2位に。中の瀬で、天ビン仕掛けで掛けたという。3号船の坊迫さんは25cmで5位だった。
抽選会は豪華賞品が取り揃えられており、参加者全員に何かしらの景品が手渡されて閉会。上位成績は表のとおり。

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<週刊つりニュース関東版 岩下/TSURINEWS編>
▼この釣り船について忠彦丸
出船場所:金沢八景
この記事は『週刊つりニュース関東版』2023年9月15日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 忠彦丸シロギス釣り大会で26.5cmキス登場【東京湾】224人が参加と大盛況 first appeared on TSURINEWS.