釣りと一言で言ってもさまざま。中でもブラックバス釣りは、とにかく道具の種類がたくさんあります。

特にルアー(疑似餌)は形や色、大きさの違いでどれを選んだらいいのか分からなくなるほどにたくさんの種類があります。今回は筆者が独断と偏見で選ぶ「バス釣り初心者がまず買うべきルアー5選」を発表します!!本当に独断と偏見が強めなのであくまで参考程度にしてもらえたらと思います。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター小菅修平)

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バス釣りルアーは種類が豊富

私が知っている限り、最も対象魚に対するアプローチ方法が多いのがバス釣りだと思います。表層のトップウォーターからボトムの釣り、ビッグベイトからマイクロベイトまで本当にたくさんの釣り方があります。しかも、次から次へと新しいメソッドが増えているので釣具屋さんに行くたびについつい新しいルアーを買ってしまうんですよね。

また、同じルアーでも沢山のカラーバリエーションがあります。濁った水質の場所では目立つアピール系の色、クリアな水質の場所ではベイトフィッシュに似せたナチュラル系の色を選ぶといいと思います。

今回の5種類のルアーの選考基準について

何を基準に選ぶべきかを考えた結果、以下の条件を満たしているものを選ぼうと思いました。

・スピニングタックルで使える
・どこの釣具屋にも売ってる
・季節問わず使える
・操作しやすい

ピーナッツⅡ

このルアーはクランクベイトという種類です。リップと呼ばれる嘴のようなパーツで水流を受けて泳ぎます。リップの大きさや角度によって潜る深さが変わります。巻けば潜り、止めれば浮きます。

バス釣り初心者に買ってもらいたいルアー5選 ルアー選びから楽しんじゃおう
バス釣り初心者に買ってもらいたいルアー5選 ルアー選びから楽しんじゃおう
ダイワピーナッツⅡ(提供:TSURINEWSライター小菅修平)

私が小学生の頃、実家の裏の川で毎日のように釣りをしていた時に愛用していたのがこの「ピーナッツⅡ」。釣り場でよく会うおじさんが教えてくれた絶対釣れるルアーでした。あれからもう30年経ちますが、今でも安定して釣れる信頼できるクランクベイトです。

種類はSSR,SR,DR,DDRの4種類ですが、初めに買うならDRがオススメです。潜航レンジは1.5mなので岸釣りで使うと、ちょうど底につくかつかないかくらいの釣り場が多いんじゃないかなと思います。水深1m未満のもっと浅い場所を攻めるならSRを選んで下さい。

使い方は投げて巻くだけ。本当にそれだけでいいんです。何もないところで使うよりも少し障害物に当たるような所で使うと◎何かに当たって軌道が変わった瞬間が一番のチャンスです!!

スピニングタックルで使える最大クラスのルアーです。

ソウルシャッド58SP

このルアーはシャッドプラグというジャンルのルアーです。数あるシャッドプラグの中で、もっともアングラーから支持されているシャッドプラグと言っても過言では無いでしょう。

バス釣り初心者に買ってもらいたいルアー5選 ルアー選びから楽しんじゃおう
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ジャッカルソウルシャッド58SP(提供:TSURINEWSライター小菅修平)

先程紹介したクランクベイトを小ぶりにしたような形状で、よりキビキビとした動きはまるで小魚が逃げ惑う様を演出してくれます。

ソウルシャッドの中でも種類が沢山あるので、まず初めはこの58SPがいいと思います。58ミリという絶妙な大きさで、サスペンドタイプなので巻けば潜り、止めればその場でステイします。

使い方は一定のスピードで巻いたり、ストップアンドゴーと呼ばれる巻いて止めての繰り返しで誘ったり、竿先で軽く水面を叩くようにジャークしてみたりします。護岸整備されているような場所で岸沿いをやや早めに巻くのが私の必釣パターンです。

冬の厳しい季節にも活躍してくれるルアーです。

デラクー3/8oz

このルアーはメタルジグというジャンルのルアーです。鉛で出来ているのでとにかく遠くに飛ばすことが出来ます。岸釣りの場合、遠くへ飛ばせるというのはとても大きなアドバンテージになります。バスがどこにいるかわからない時はデラクーを使って、とにかく広く、手早く探ってみてください。

バス釣り初心者に買ってもらいたいルアー5選 ルアー選びから楽しんじゃおう
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ジャッカルデラクー3/8oz(提供:TSURINEWSライター小菅修平)

使い方は上記の二つのルアーよりも少し早めに巻くだけです。このルアーは巻かないと沈んでしまいます。底付近を巻いていると障害物に引っかかって取れなくなってしまうので、ちょっと早く巻くイメージで巻いてみてください。根掛かりしてしまいそうな場所ではキャストをしたら竿を立てて巻くとルアーが沈みにくくなります。

どの位のスピードで巻いたら一定の深さをキープ出来るかを理解する事がこのルアーでバスを釣る近道になります。シルエットが小さいのでバスのエサとなるベイトフィッシュが小さい時にとても有効です。

イモ50

私が今までバス釣りをしてきて最も多くの魚を釣ったのがこのイモ50です。「まずはイモ」「とりあえずイモ」「困ったらイモ」とにかくイモなんです笑ゲーリーヤマモトを愛して30年の私のもっとも推しのルアーです。

バス釣り初心者に買ってもらいたいルアー5選 ルアー選びから楽しんじゃおう
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ゲーリーインターナショナルイモ50(提供:TSURINEWSライター小菅修平)

この形を見る限り、釣れそうには見えないのですが、不要なパーツを削ぎ落としたワームの最終形態だと私は考えています。

そして素材。バサーの間ではゲーリーマテリアルは最強と言われています。塩が大量に含まれている独特な素材は生命体比重と一致しているのではないか?とも言われているくらいです。

沈下速度、沈下姿勢どちらも超一級品です。着水から底に着くまでにバスが食ってるなんてこともしょっちゅうです。そして高比重でとにかく飛ぶ!大遠投して誰も探ってない沖のエリアをラインテンションをかけずにゆっくり沈めてみてください。

使い方はノーシンカーリグと言われる錘を付けずにオフセットフックにワームをつけるだけの至ってシンプルなリグです。

あと、ワームの形状が前後でそんなに変わらないので、ワームがボロボロになっちゃった時は逆さまに付けても釣れるのでとてもコスパが良いのも◎

HPシャッドテール2.5inch

ここ数年でとても好きになったルアーがこちらです。使い方がとても簡単なので初心者にとてもオススメです。このルアーはシャッドテールと言われるジャンルのワームです。サイズが2inch、2.5inch、3.1inch、3.6inch、4.2inchとあるのですが、私の場合はほとんど2.5inchです。流れを受けてプリプリと動くテールが付いているのが特徴です。

バス釣り初心者に買ってもらいたいルアー5選 ルアー選びから楽しんじゃおう
バス釣り初心者に買ってもらいたいルアー5選 ルアー選びから楽しんじゃおう
OSPHPシャッドテール2.5inch(提供:TSURINEWSライター小菅修平)

ノーシンカーで使うとテールの動きだけでなくワーム全体が振動してアピールしてくれます。

キャロライナリグやスプリットショットリグではスローな動きでもテールがしっかりと動いてバスを誘ってくれます。でもこのワームの一番のおすすめの使い方はダウンショットリグです。ダウンショットリグとはワームの下に錘が付く仕掛けで、私はこのワームを使う時はワームの下20cmくらいの所に0.8~2.2g位の錘を付けます。

使い方は底まで沈めてズルズル引くだけです。時々止めたり、チョンチョンと誘ってみたりと変化をつけて探るのも良いです。ダウンショットリグは錘が底に付いた瞬間にスッとワームにかかるテンションが抜けてノーシンカー状態になってゆっくり沈下します。この瞬間が一番のチャンスです。リフト&フォールを組み合わせて誘いましょう。

サイズに拘らずとりあえず1匹釣りたい時や、初めての場所でどんな地形になっているか分からない時などにHPシャッドテールのダウンショットリグお勧めです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?他にもオススメなルアーは沢山あるのですが、今回はこの5つのルアーを紹介させていただきました。いずれもルアーを扱う釣具屋さんであればほとんど置いてあると思います。カラーバリエーションがたくさんあるので、まずは直感で選んでもらってそれから少しずつ増やしていくのが楽しいと思います。

バスフィッシングはルアー集めも魅力の一つだと思います。家でタックルボックスを見ているだけでニヤニヤしてしまいますよ!ハマりすぎに注意です!!たくさん釣り場に行ってお気に入りのルアーを見つけてもらえたら嬉しいです。最後までありがとうございました。

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<小菅修平/TSURINEWSライター>

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