冬の季節から本格的にシーズンインするエリアトラウト。魚が見えるのになかなか釣れないもどかしさが、釣り人をワクワクさせてくれます。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・あつ)
エリアトラウトに適したリール
エリアトラウトを快適に楽しむためには、ロッドに適したリールを用意する必要があります。エリアトラウトのロッドのガイドは比較的狭く、スプールの大きさを合わせないといけません。
適したリールの選択でタックルとのバランスが良くなり、飛距離、やり取り、全てに良い影響をもたらします。また、小さいリールを使うことで重量が軽くなり、扱いやすいです。
エリアトラウトを快適に楽しく行うためにも、適したリールを準備しておきましょう。

エリアトラウトのリールの選び方を紹介
エリアトラウトのリールの選び方は、以下の通りです。
・リールのギア比は好みでOK
・リールの番手は2000番台がおすすめ
・自重を考慮する
上記の選び方を参考にすれば、エリアトラウトに最適なリールが見つかります。後悔しないものを選ぶためにも、チェックしておきましょう。
リールのギア比は好みでOK
ギア比には、大きく分けてハイギアとノーマルギアがありますが、好みで選んでOKです。
ハイギアはハンドル1回転における巻き取り量が多いギア比。同じスピードでルアーを引いてくる場合、ノーマルギアと比べてゆっくり巻けるため、竿先がブレにくく、余計な動きをルアーに与えずにただ巻きができます。
ハイピッチのスピードでも巻けるため、ミノーをキビキビ動かしたい時にもおすすめです。
ノーマルギアはハンドル1回転における巻き取り量が少ないギア比。ハイギアと比べると巻き取り時の抵抗が軽いのが特徴。トルクがあるので、大物がかかったときに対応しやすい点も魅力です。
ハイギアとノーマルギア、どちらを使ってもエリアトラウトの釣りは成立します。最初は好みで選んでみても良いでしょう。
リールの番手は2000番台がおすすめ
エリアトラウトには、1000~2000番台のリールが使われます。初心者の方には、スプール径が大きくて、糸がよれにくい2000番手がおすすめです。
1000番台のリールよりもドラグ性能が高く、不意に大物がかかってしまってもファイトが成立します。安心して釣行に挑むためにも、2000番のリールが適しているでしょう。
また、どのメーカーの製品でも2000番台を選べば、エリアトラウトだけでなく、バス釣り、アジングなどでも活躍します。汎用性の面も含めて、2000番台を選んでみてください。

自重を考慮する
リール選びでは、自重も大切な要素です。リールの重さは快適度を大きく変えます。
そして、軽い力で握れるので感度も上がります。ルアーをついばむようなバイトにも対応できるため、必然とキャッチできる魚が増えるのです。
快適に釣りを楽しむだけでなく、貴重な一匹を逃さないためにも、軽量なリールを選択しましょう。

【入門編】エリアトラウトにおすすめのリール8選
ここからは、エリアトラウト入門に適したリールを8つご紹介します。どのモデルもお手頃価格でありながら、十分な性能を有しているので、ぜひ参考にしてみてください。
1. シマノ(SHIMANO)スピニングリール 23セドナ2000S
コスパが良くて使いやすいシマノのセドナ2000S。ローギアでゆっくり巻けるので、管理釣り場にうってつけのモデルです。
また、エントリーモデルであるものの、大経ドラグを使用して耐久度をアップしています。そのため、不意の大物にも対応可能です。
滑らかで違和感のない巻き心地を実現しており、釣行時のストレスも少ないです。エントリーモデルでコスパ抜群のリールをお探しの方は、シマノのセドナ2000Sを選んでみてください。
ギア比:5.0
重量:215g
最大ドラグ:3.0kg
糸巻量:ナイロン 3lb-125
2. アブガルシア(Abu Garcia)スーペリア2000S
スペーリア2000Sは、基本性能をしっかり詰め込んだアブアルシアのエントリークラスのリールです。スプールとベール形状にこだわり、ラインをより滑らかに放出してくれます。
軸がぶれない精密なギアを採用し、ガタつきのない巻き心地を実現。
ルアーのリトリーブ時のストレスを減らしたい方は、スペーリア2000Sをお買い求めください。
ギア比:5.2
重量:165.55 g
最大ドラグ:3.0kg
糸巻量:ナイロン 3lb-125
3. ダイワ(DAIWA)20レブロス2000S
ダイワのレブロスは、軽量とタフさを兼ね備えたリールです。「エアローター」を搭載し、大幅な軽量化を実現。自重を軽くするだけではなく、回転レスポンスが高く、リールの巻き感度も良好です。
そして、滑らかにラインを放出するオートマチックドラグシステム(ATD)で、大物の引きにも対応。ダイワのエントリークラスのリールでありながら、基本性能が充実しており、管理釣り場に潜む大型トラウトも仕留められます。
使いやすさだけでなく、ドラグ性能も重視して、大物を釣り上げたい方にピッタリでしょう。
ギア比:5.2
重量:200g
最大ドラグ:5.0kg
糸巻量:ナイロン 3lb-125m
4. シマノ(SHIMANO)22サハラC2000SHG
大径のドラグノブを装備したシマノのサハラC2000SHG。剛性や耐久性がアップされていて、大きなトラウトの引きにも負けません。
Gフリーボディを採用することにより、リールの重心が握り手に寄って持ちやすくなります。握った時のストレスがないので、手への負担が少ないですよ。
スムーズなドラグ放出も実現しているので、大型のエリアトラウトを仕留めたい方は、シマノのサハラC2000SHGを選びましょう。
ギア比:6.0
重量:210g
最大ドラグ:3.0kg
糸巻量:ナイロン 3lb-125m
5. ダイワ(DAIWA)23レガリス LT-2000S-XH
ZAIONのV製ボディ&ローターを採用したレガリスLT-2000S-XH。ダイワのエントリークラスのリールで、2023年にモデルチェンジ。
さらに、パワーライトタイプEVAノブを取り付けており、力が入れやすいです。重さも175gと軽量で、一日使っていても手が疲れにくいでしょう。
巻きやすさや自重を意識し、使い勝手を求める方は、レガリスLT-2000S-XHを使ってみてください。
ギア比:6.2
重量:175g
最大ドラグ:5.0kg
糸巻量:ナイロン 3lb-125m
6. シマノ(SHIMANO)ナスキーC2000S
ナスキーC2000Sは、HAGANEギアを採用したシマノのミドルロークラスのリールです。粘り強いギアを生み、滑らかな巻き心地を可能にしているので、スムーズにリトリーブできます。
サイレントドライブを搭載することにより、ボディのガタをなくしているのも特徴。釣行時のバタつきが少なく、最初から最後まで集中して釣りをすることが可能です。
また、Xシップでドライブギア大径化を図ることにより、負荷に強い軽快なリーリングを保持。釣行時から魚が掛かった後まで、一連の動作をスムーズにしてくれるので、初心者の方にこそおすすめのリールです。
ギア比:5.0
重量:210g
最大ドラグ:3.0kg
糸巻量:ナイロン 3lb-125m
7. ダイワ(DAIWA))21フリームスLT2000S
超軽量のZAION Vエアローターを搭載したフリームスLT2000S。巻き始めの軽い回転と高い剛性を実現したダイワのミドルロークラスのリールです。
ATDを採用することにより、魚の引きに追随してスムーズにドラグが放出されます。大型のトラウトが掛かっても、余裕のあるやり取りがしやすいです。
ボディ・スプール・ハンドルといった細部も軽量化されており、ボディ全体が軽いのも魅力的。長時間釣行したい方にピッタリでしょう。
ギア比:5.3
重量:185g
最大ドラグ:5.0kg
糸巻量:ナイロン 3lb-125m
8. シマノ(SHIMANO)アルテグラC2000SHG
アルテグラC2000SHGは、シマノのミドルロークラスのリールです。こちらは、ハンドル1回転で約82cm巻き取れるハイギアタイプ。
ボディ全体の基本設計や駆動関連部品を見直し、部品間の微細なガタ、隙間、揺れを細部に至るまで徹底的に排除。軽量化にもしており、釣行時のストレスを減らしてくれる設計になっています。スピーディーな釣りや手返し、ノンストレスを求める方に最適なリールです。
ギア比:6.1
重量:185g
最大ドラグ:3.0kg
糸巻量:ナイロン 3lb-125m
エリアトラウト用のリールを準備しよう
エリアトラウトはリール選びが大切です。ニジマスの繊細なアタリを拾える小型で軽量のリールを選ぶ必要があります。
特にギアや番手、自重を意識して選ばないといけません。釣りやすさに直結するだけでなく、安心して釣行に挑めます。
今回紹介したエリアトラウト用リールを購入し、トラウトを釣り上げてみてはいかがでしょうか。

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<あつ/TSURINEWSライター>