12月下旬、愛知県常滑市の大野海岸周辺へ9日に続き再びアナゴ狙いで釣行した。前線が愛知県を通過した後で、当日は冬型の気圧配置となり北西の風が強まるのは明らか。

おそらく釣り場は強風が吹いている。だがアナゴの場合、ポイントに仕掛けを投入できれば、なんとか釣りをメーキングできる。強風の悪天下でもキャッチしているので、強風を覚悟して行くことにした。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

夜の投げ釣りでアナゴ10匹を手中【愛知・大野海岸】煮アナゴ丼...の画像はこちら >>

大野海岸でアナゴ釣り

自宅を午後3時に出発し、フィッシング遊長久手店で道具類を購入して釣り場へ向かう。長久手店は24日に閉店となるそうだが、釣りの起点となることが多かったので寂しい(店長さん、店員さん今までありがとう)。

釣り場には午後5時ごろに到着。釣り人は誰もいない。強風だが体感で5mくらい。これならできると判断して黙々と準備を始めた。

風より気になるのは気温。釣り場周辺は5度だが、風が吹いているため体感では氷点下と感じるほど寒い。手がかじかみ、準備にいつも以上に掛かった。

夜の投げ釣りでアナゴ10匹を手中【愛知・大野海岸】煮アナゴ丼に舌鼓
夜の投げ釣りでアナゴ10匹を手中【愛知・大野海岸】煮アナゴ丼に舌鼓
当日の仕掛け(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

3投目にアナゴをキャッチ

午後6時ごろ釣り開始。サオは2本、エサはアオイソメを使う。

1本目はいつも通り真っすぐ投げ込んで様子を見る。そして2本目は1本目を参考にやや風上を狙うが、風を避けるためにラインのリリースポイントを遅めにして、仕掛けの弾道を低めにすることで、なんとかぎりぎりポイントに投入できた。

夜の投げ釣りでアナゴ10匹を手中【愛知・大野海岸】煮アナゴ丼に舌鼓
夜の投げ釣りでアナゴ10匹を手中【愛知・大野海岸】煮アナゴ丼に舌鼓
ポイントには誰もおらず(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

5~10分待って仕掛けを回収すると、1本目はエサが残っていて、2本目はかじられていた。アナゴの居場所を探すため、2投目は2本ともさらに風上に投入する。このようにアナゴの居場所を捜索すると、3投目に初めてアナゴをキャッチすることができた。

夜の投げ釣りでアナゴ10匹を手中【愛知・大野海岸】煮アナゴ丼に舌鼓
夜の投げ釣りでアナゴ10匹を手中【愛知・大野海岸】煮アナゴ丼に舌鼓
最初の1匹目(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

ゲストフィッシュも豊富

居場所が把握できたので、この場所を集中的に狙う(暗闇なので投入の方角と力加減を同じにした)。ポイントに入ればアナゴは掛かるが、それるとエサは残ったまま。四苦八苦しながら着々とアナゴを釣り上げた。

この周辺はゲストも豊富。今回はマハゼ、セイゴ20cm級などが釣れ、これはこれで面白かった。

夜の投げ釣りでアナゴ10匹を手中【愛知・大野海岸】煮アナゴ丼に舌鼓
夜の投げ釣りでアナゴ10匹を手中【愛知・大野海岸】煮アナゴ丼に舌鼓
ゲストのセイゴ(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

ツ抜け達成

狙えばまだ釣れる状況だったが、アナゴは10匹に達し数としては十分確保できたため、午後10時30分ごろに納竿した。

夜の投げ釣りでアナゴ10匹を手中【愛知・大野海岸】煮アナゴ丼に舌鼓
夜の投げ釣りでアナゴ10匹を手中【愛知・大野海岸】煮アナゴ丼に舌鼓
今回の釣果(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

当日の釣果は、アナゴ10匹(小型はリリース)、セイゴ2匹(リリース)、マハゼ2匹など。強風で釣りづらかったが、工夫することでそこそこ楽しめた。

また釣り中は手がかじかむ以外は寒さを感じなかったが、車に乗り込みヒーターを入れるとどっと寒さを感じた。

持ち帰ったマアナゴは煮アナゴにして食した。ウナギのような脂はないが、あっさりとしていてうまい。令和5年のアナゴ釣行は今回が最後。6年もアナゴを狙いたい。

夜の投げ釣りでアナゴ10匹を手中【愛知・大野海岸】煮アナゴ丼に舌鼓
夜の投げ釣りでアナゴ10匹を手中【愛知・大野海岸】煮アナゴ丼に舌鼓
煮アナゴに舌鼓(提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)

陸っぱりアナゴ釣り総合解説 仕掛けへの工夫とアワセが重要

夜の堤防で手軽に狙う【投げアナゴ釣り】 シーズン・仕掛け・ポイント選び・釣り...

LINEで『TSURINEWS』の厳選記事が届く!「アカウントメディアプラットフォーム」に...

<週刊つりニュース中部版 APC・石川友久/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
大野海岸
 この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年1月19日号に掲載された記事を再編集したものになります。
編集部おすすめ