3月22日(金)に横浜市で行われた「ジャパンインターナショナルボートショー2024」に潜入。「ヤマハ発動機株式会社」からフィッシングボートのNewモデル「YFR330」が展示されているという情報を聞きつけ、同社ブースへ突撃取材を敢行。
(アイキャッチ画像提供:YFR330プロジェクトリーダー・児島慎平)
ヤマハ発動機株式会社とは
ヤマハ発動機株式会社は世界的に有名なバイクをはじめ、船や水上オートバイなどのマリン製品、電動アシスト自転車、産業用ロボットや無人ヘリコプターまで人々の暮らしを支える15以上の事業を展開している。
日本国内にとどまらず多様な製品を世界に提供しているグローバルカンパニーだ。

新型フィッシングボート「YFR330」
ヤマハ発動機が2024年10月に発売を発表している「YFR330」は、全長33フィート(10.10m)のフィッシングボートだ。
釣りを長時間楽しむための機能性・快適性が追求されたモデルとなっている。ボートショーの同社ブースでも展示されていた「YFR330」の特徴について紹介していく。

長時間の釣行でも疲労が軽減される艇体
新設計の艇体は、高速巡航時の乗り心地と安定性を高いレベルで実現。また、風流れを抑える設計により長時間での釣行でも疲労が軽減され、快適に釣りが楽しめる。
国内艇初採用の高馬力船外機
この艇の特徴として挙げられるのが推進器。ヤマハ艇で初めて450馬力の4ストローク船外機「F450A」を採用。快適性の高い艇体と相性が良く、卓越した走行性能を遺憾なく発揮できる。

快適なキャビン
国内向けフィッシングボートとしては驚愕のキャビンの充実度も見逃せない。5名ほどが快適に着座でき、船酔いや長時間におよぶ釣行で疲労が溜まった際には、仮眠できるスペースも備えている。
バウバース(操船席の前方にある大きなスペース)は釣り具を置くための倉庫としても有用であり、左舷床下のミドルバースも利用すれば7フィートほどの釣り竿にも対応可能だ。

充実の装備
装備面も長時間の釣行を快適・便利に行えるものとなっている。650リットルの大型燃料タンクや、清水シャワー、バウスラスターなどが標準装備。キャビンには、快適なドライバーズシートや、4名が着座できるパッセンジャーを配置。乗船者の疲労軽減を追求している。

担当者インタビュー
当日取材対応いただいたのは、企画・財務本部 コーポレートコミュニケーション部 広報グループの小野寺廉さんと、マリン事業本部 国内事業推進部 開発部 ボート設計グループの児島慎平さん(撮影当時)。フィッシングボートの最新モデル「YFR330」について丁寧に紹介いただいた。
このタイミングで発売した背景
小野寺さん「この『YFR330』に搭載されている450馬力の船外機は、今年から国内で初導入となっています。そのタイミングに合わせて発売させていただきました。」
何人釣行がオススメ?
小野寺さん「ボートの定員数は10名ですが、4~5人のアングラー全員がポイントまで快適に移動でき、思う存分釣りに集中できるというのがコンセプトになります。ですので、4~5人以内が最も真価を発揮できますね。」

こだわりのポイントは?
児島さん「ポイントまでの快適な移動と、釣りやすさです。快適な移動を支えるキャビンは、5名が快適な姿勢や視界で着座できる配置にこだわっています。船酔いをした方の休憩スペースと荷物を多く置けるスペースの両立にも配慮しました。近年は夏の暑さも厳しいので、キャビンの冷房能力も強化し、より快適に過ごしてもらえる室内になっております。」
釣りが快適にできるような設計
児島さん「船べりに寄りかかって釣る時に、つま先が奥まで入るような構造を船首から船尾の全体に採用しています。

既存モデル「YFR-27HMEX」との一番の違い
児島さん「30フィート台のフィッシングボートに求められる乗り心地や安定性、風流れ抑止性を実現するため、時間をかけて全く新しい船体を開発しました。実際に海を走っては改良するということを繰り返し、軽快でスムーズな乗り心地を実現しています。YFR-27HMEXも走りに定評のあるモデルですが、YFR330は更なる進化を遂げておりますので、是非ともご体感いただきたいと思います。」
商品情報
最後に「YFR330」の詳細について紹介していく。
・全長:10.10m
・全幅:2.99m
・艇体質量:3,296kg
・完成質量:4,118kg
・搭載エンジン:F450AVT2U
・最大搭載馬力:330.9kW(450ps)
・燃料タンク容量:650L
・清水タンク容量:56L
・定員:10名
・航海区域:限定沿海
・メーカー希望小売価格:35,058,397円
・本体価格:34,650,000円
・エンジン価格:本体価格に含む
・法定安全備品類他価格:408,397円
前田敦子が二級小型船舶操縦士免許に合格 初操船&実釣で本命魚ゲット
三代目JSB山下健二郎が挑むキャスティングシイラゲーム【マリンクラブ・シースタイ...
LINEで『TSURINEWS』の厳選記事が届く!「アカウントメディアプラットフォーム」に...
(河野・TSURINEWS編集部)