テーマは「春の霞ヶ浦でエンジョイ」。浜第1揚水機場前にて竿24尺グルテンセットの外通しで始めたもの型がそろわない。

そこで竿もエサもチェンジしたが果たして結果は。

(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部 関口)

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竿を短くする

浜第1揚水機場前にて竿24尺グルテンセットの外通しで始めたもの型がそろわない。そこで竿もエサもチェンジしたが果たして結果は。

霞ヶ浦浜第1揚水機場左横、竿24尺タチ1本弱外通し、グルテンセットで始めた吉田。朝イチからエサ打ちを始め、11時の時点で33~37cmを5枚カウントして絶好調だった。さすが何とかの長竿だ(笑)。

吉田康雄

「ほらね、やっぱりそう言われると思ってましたよ。なのでここからは竿を短くします」

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【春の霞ヶ浦でエンジョイ!:第5回】
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24尺から18尺へチェンジ(提供:週刊へらニュース編集部 関口)

まさか記者の冗談を真に受けた?

吉田康雄

「いえいえ、マジな話でここまで型物が1枚も交ざってないので打開策としてやってみます」

37cmでは小さいの?

吉田康雄

「小さくはないですが霞ヶ浦としたら大きい部類ではないですから」

確かにね。

両グルテンに変更

吉田康雄

「あとグルテンセットもやめて両グルテンに切り替えます」

どうして? ここまで1尾もアメナマやダントウボウがハリ掛かりしてないじゃん。ちょっと不思議なんだけどさ。

吉田康雄

「はい。幸い大型外道は顔を見せてないのでこのままセットを続けても良さそうなのですが、どうせ替えるならエサもって感じです」

なるほどね。で、どんなエサ?

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【春の霞ヶ浦でエンジョイ!:第5回】
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後半は両グルテンで(提供:週刊へらニュース編集部 関口)吉田康雄

「上バリに野釣りグルテン、下バリにもちグルのこれまた単品です」

完全な白エサではないのね?

吉田康雄

「それも考えましたがバラケを打って外道がハリ掛かりしないのであれば、ニンニク臭くらいなら安心して使えるかなって感じです」

要はバラケは封印したけど、多少の寄せ効果は残したいって腹づもりなわけね(笑)。

吉田康雄

「まあ、そういうことです」

昼食休憩も挟みつつ、正午に竿18尺ドボンの両グルテンで再開。

タチは24尺の時よりも若干浅くなった程度。ただし竿振りが楽になったぶん、オモリは1号から0.8号にチェンジしている。

再開後、しばらくはノーピク。しかしこれはおそらく時間帯の問題であり、並びの山﨑氏や記者もこの時刻はほとんどウキが動かなかった。また期待したほど南風が強くならず、水面は今だ穏やかな状態だった。これで風波がもっと強くなってくれれば釣況も一変するはずだが。

極上美ベラ出現

13時半前、竿替え後のファーストフィッシュがヒット。あまり引かない魚だったが、水面を割る姿はどう見ても良型らしきもの。

吉田康雄

「ちょっといい魚かもしれません!」

スケールにあてると、これが何と39.1cmでこれまでの最大。さらに14時前になると予報よりは弱いが南風が吹きはじめ、水面がよりざわつき始めた。するとサイズこそ37cm超ではあったが、腹パンの超美形がヒットしてくる。

吉田康雄

「いやー、これは美ベラですね。

これが釣れるから霞ヶ浦はやめられないんですよ!」

吉田も満面の笑みだったが、なぜか風波が立ってきたにも関わらず、その後は夕方にかけて時合いは尻つぼみ。17時まで粘ったが、これまで以上のサイズアップは図れずに納竿した。釣果は33~39.1cmが9枚で、吉田の名誉のためにも枚数的には並びでトップだったことをあえて付け加えておこう(笑)。

吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【春の霞ヶ浦でエンジョイ!:第5回】
吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【春の霞ヶ浦でエンジョイ!:第5回】
風波もいい感じ(提供:週刊へらニュース編集部 関口)

40cmには届かずとも24尺グルテンセットと比較して、確かにサイズアップは果たせた。しかしこれが竿替えによるものなのか、それともエサをセットから両グルテンに替えたからかは正直何とも言えない。もしかしたら単に時合いだったのかもしれないが、それでも吉田は満足そうだった。

さて次回も野釣り取材を予定していますが、原稿執筆時点でまだ場所などは未定。テーマも決まっていないので、今回ばかりは次回予告はナシということでご了承願えれば幸いです。ただ実釣取材は4月下旬を予定しているので、それっぽい釣り場を選ぶつもりではいますけどね。

吉田康雄

「はい。ボクも最後の春を楽しみたいです!」

釣りバカに付ける薬はないとはこのことかな。

次回も「春の霞ヶ浦でエンジョイ」です。

<週刊へらニュース編集部 関口/TSURINEWS編>

この記事は『週刊へらニュース』2025年4月25日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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