船アジ釣りの予約を入れ、当日ピーカンだとガッカリ。いつしか魚の活性が上がるであろう曇り、もしくは小雨交じりという天気の日に、いつしか筆者自身が高活性になってしまうようになっていました。

天気による向き不向き、潮干狩りではどうでしょう?

実はめちゃくちゃ奥深い!【潮干狩り特集】を読む

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

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潮干狩りは「晴れ」がベスト

結論から言うと、潮干狩りのターゲットとなる貝に活性という概念は存在しません。

太陽が眩しかろうが雨に打たれようが、暑かろうが寒かろうが、昨日まで爆釣だったタチウオの群れが今日はいなくなってしまったかの如く、昨日干潟にいた貝達が今日はパッタリ消えてしまった、なんてことはありません。貝たちは魚と違って泳げないからです。

潮干狩りのベストシーズンは、日中に潮が引く春から初夏にかけて。初夏……この時期は日が照っていないと、意外と肌寒かったりするし、ましてや手足が水に浸かっていたりすると、気化潜熱により体温が奪われてしまいます。

Tシャツ、短パン、ビーサンといった軽装で、そして子供を連れて……といった「人間の都合」を考慮した天候がベストと言って良いでしょう。

潮干狩りに向いている天気は「晴れ」 雨と曇りはOKでも強風がNGなワケとは?
潮干狩りに向いている天気は「晴れ」 雨と曇りはOKでも強風がNGなワケとは?
天気の良い日は混雑する(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

雨の日の潮干狩りも捨てがたい

晴れて気持ちのいい日。まあ、普通に考えて混雑が予想できますよね(汗)。しかも、潮干狩りは釣りよりもはるかに家族連れ率が高い食材確保系レジャー。

雨が降ると、貝は若干(数センチ)深い所に移動するものの、天気によって採れる採れないはほぼ影響ないのですが、干潟の混雑状況は大きく変化します。

「今日は目一杯採るぞ!」なんて考えている孤軍奮闘型の人には、ライバルの少ない、ポイントに入り放題の「肌寒い雨の日」もおすすめ!

マテガイは雨NG

「ライバルが少ない日に目一杯採るぞ」と意気込んでも、マテガイ捕りに関しては、雨の日は避けた方が良いかもしれません。何故ならマテガイ捕りは「掘る作業」に加え「巣穴に塩をかける作業」が加わるからです。

巣穴に振りかける塩は、ボトルの口から出やすいサラサラしている状態が基本なので、中には「前日に塩をフライパンで炒ってくる」といった周到な準備をしてくる猛者も少なくありません。

潮干狩りに向いている天気は「晴れ」 雨と曇りはOKでも強風がNGなワケとは?
潮干狩りに向いている天気は「晴れ」 雨と曇りはOKでも強風がNGなワケとは?
どうしてもやりたいなら傘持参で(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

強風の日の潮干狩りはNG

風が強い日。釣り人が最も嫌う天候ではないでしょうか。潮干狩りではどうかというと、同じくNG。

潮干狩りシーズンは基本春から初夏にかけて。この時期に強風が吹くとすれば、大抵は南風になるかと思います。

筆者のメインフィールドとなる東京湾(太平洋に面した北に入り組んでいる湾)で考えると、この生暖かい南風が吹く日は、大潮干潮の時間帯でも潮が引きにくく、風の強さによっては全く引かない、なんてことになってしまいます。こんな日は避けた方が無難です。

ただし、前線通過後ピンポイントで発生する「北風が強い日」は逆に狙い目! 気温が下がるので、家族を連れて行くとなると考え物なのですが、当たればそこは潮干狩りパラダイスとなります。

潮干狩りに向いている天気は「晴れ」 雨と曇りはOKでも強風がNGなワケとは?
潮干狩りに向いている天気は「晴れ」 雨と曇りはOKでも強風がNGなワケとは?
南風が強い日は要注意(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)

事前に天気をチェック

天気、風向き、干潮時刻等を事前に詳しく調べ、より快適な潮干狩りを楽しんでください!

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<尾崎大祐/TSURINEWSライター>

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