東京都北区の浮間釣り堀公園は、無料で釣りが楽しめる区営施設。金魚が定期放流されており、ビギナーでも数釣りが可能。

貸し竿やエサ販売もあるため手ぶらでも安心。公園利用にはルールがあるので事前に確認して訪れたい。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

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釣り場紹介:浮間釣り堀公園

東京都北区浮間にある浮間釣り堀公園は、北区が管理運営している釣り堀がある公園で、誰でも手軽に無料で釣りが楽しめる。JR埼京線・浮間舟渡駅から新河岸川方面へ歩いて、15分ほどの新河岸川沿いの倉庫や工場が立地する一角にある。

ちょっとわかりづらい所にあるが、地域住民をはじめ、区民の憩いの場となっているほか、区の観光名所としても紹介されている。

「手ぶらでOK!」初心者もキンギョ釣りが楽しめる浮間釣り堀公園を紹介【東京】
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浮間釣り堀公園周辺略図(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

キンギョが釣れる

釣り堀で釣れる魚種はキンギョである。竿、エサなどは持参してもいいが、公園内の管理棟で、有料で竿の貸出し、エサの販売をおこなっており、手ぶらで来ても安心して釣りが楽しめる。

キンギョは定期的に放流されているため、魚影はすこぶる濃い。これから暖かくなると活発にエサを追うため、誰でも簡単に釣れる。ビギナーがはじめて釣りをするのに、うってつけの魚種といえそうだ。

慣れた人は一日50~60尾釣るようで、釣り経験者で腕に自信のある人は、数釣りに挑戦するのもいいだろう。休日は家族や友だち同士でキンギョ釣りを楽しんでみてはいかがだろうか。

なお、後に示したように利用にあたっての決まりごとがあり、ルールを守って楽しく釣りたい。

「手ぶらでOK!」初心者もキンギョ釣りが楽しめる浮間釣り堀公園を紹介【東京】
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キンギョ釣りが楽しめる(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

イスを持参すると便利

サクラの花が散り出した4月16日(水)に訪れてみた。平日とあって、釣り人は10人くらい。

地元の常連が入口左側の池と木橋付近に集まって釣っていた。

しばらく見ていると、どの場所もウキがよく動いており、中には次から次へと10cm級のキンギョを面白いように釣っている人もいた。魚影は濃く、活性は高そうだった。

タックルは1.8~2.4mのノベ竿に小型ヘラウキや立ちウキを使用したウキ釣り仕掛けで、エサは赤虫の房掛け。水深1mくらいの底を釣っていた。

これから暖かくなるとキンギョは浮いてくるので宙でも釣れる。ウキ下を遊泳層に合わすのが好釣りのポイントである。

常連はイスと竿掛けを使用しており、一日釣るならこれらを持参すると便利。

「手ぶらでOK!」初心者もキンギョ釣りが楽しめる浮間釣り堀公園を紹介【東京】
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人気ポイントの木橋付近の様子(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

公園利用ルール

1. 開園時間・休園日

9時~17時(釣りは16時まで)。休園日は12月26日~1月4日(そのほか臨時休園日あり)

2. 釣り具・エサ

竿を持参する場合3m以下の長さ。エサはキジ、サシ、赤虫に限定。釣りバリは返しのないもの。

・貸し竿1本200円、エサ(サシ・キジ)各100円。管理事務所内、発券機で販売。

エサは当釣り場以外の使用者には販売しない。

3. その他

・魚の持ち帰りは禁止。
・公園内は禁煙、飲食は休憩所に限る。
・釣り場には釣り人以外立ち入り禁止。
・公園に駐車場がないため、車での来園禁止。
・管理棟に自販機、隣接してWCあり。

「手ぶらでOK!」初心者もキンギョ釣りが楽しめる浮間釣り堀公園を紹介【東京】
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自販機がある管理棟(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)

<週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年5月9日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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