春の乗っ込みシーズンを迎えた4月上旬、長崎県・上五島の美良島ビシャゴ1番でフカセ釣りを展開。北東風とウネリが残るなか、30~43cm級の尾長グレが連発し、終盤には49cmの口太グレも登場。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・羽瀬照寿)
上五島でウキフカセ釣り
乗っ込みチヌが賑わい始めた4月2日、乗っ込みのクロが釣れている上五島へ釣行した。長崎県平戸市の宮ノ浦から丸銀釣センターの瀬渡し船で美良島のビシャゴ1番へ渡礁。

北東の強風とウネリがあるため西側の船着けで、まきエの準備。オキアミ2角とアミエビ半角にグレパワーV9、イワシパワーグレスペシャル、超遠投グレ、M.S.P各1袋を混ぜ合わせた。
潮と仕掛けの選択
沖の本流に引かれる潮が右沖へ出ていっているので広くタナを探れるようにウキはフロートマスター競流3Bをセットした半遊動仕掛けを組み、とりあえずウキ下サオ1本半で左から右へ流れる潮に仕掛けを乗せて引かれ潮とぶつかる辺りで食わせるイメージ。

43cm尾長や40cm超イシダイ手中
つけエはオキアミ生、くわせオキアミスペシャルM、むき身を用意して数投してみると、つけエはなくなっているがエサ取りではなさそう。タナはまだ浅そうと判断して少しずつ浅くして4ヒロでヒット。
久しぶりのクロの引きを楽しみ浮かせたのは30cmクラスの尾長(オナガ)。その後も同クラスの尾長が続く中、良型らしき魚がヒット。慎重にやり取りしてタモ入れしたのは43cmの尾長だった。続けて40cmオーバーのイシダイも。
それから上げ潮の時間帯は30cmクラスの尾長とたまに口太(クチブト)が食い渋いながらコンスタントにヒットした。

納得の五島釣果
下げ潮になるとさらに食いが渋くなりアタリも少なくなったが五島らしく型が良くなり、口太49cmを頭に40cmオーバーを5尾追加でき、数も型も満足釣果となった。

<週刊つりニュース西部版APC・羽瀬照寿/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース版』2025年月日号に掲載された記事を再編集したものになります。