2024年9月19日(木)、自己記録更新となる1.97kgというギンブナが釣れた。それは明らかにこれまでのギンブナのイメージを超えるほどの大きさで、これ以上ないサイズ感に感動したが、見事に半年後にIGFAワールドレコード認定となったのである。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・なおぱぱ)
JGFAに申請
まずギンブナという部類は、純粋な同定が必須であり、交雑などの不安材料がある場合は申請が通らない。全長・叉長・胴回りに加えて重量計測は当然のことだが、鰓蓋の形や束線条数等の確認も必要。
明らかな交雑などはもってのほかであり、筆者もJGFA事務局に確認を取りながら記録情報を増やしていき、申請をすることにした。

JGFA日本記録に認定
そして2024年10月1日(火)、日本記録審査会にてJGFAオールタックル日本記録に無事に認定された。提出した多数の確定画像・各種計測にまったく何ら問題がなかったとのことで、審査員も納得の内容だったようだ。
晴れて筆者はまずJGFAに認定されたことから、お次はIGFAに申請して通るかどうかが難儀である。

IGFA世界記録に申請
IGFA申請はJGFAが代行して申請してくれるので、任せるだけであるが、認定されるまでの長期間(4か月~6か月)は保留(ペンディング)となり、とても長いのだ。
釣りのギネスと言われるIGFA世界記録であるが、当然ながらJGFA日本記録よりも達成感があり、響きもいい感じである。
もちろんJGFA日本記録も幅があるものの、公式に省庁にまで認定されていること自体がとても嬉しいのである。結果、半年後に無事にIGFAワールドレコードに認定された。

誰にでもチャンスあり
同種における大型サイズにおいて肉薄するレベルの個体は、せいぜい最大全長40cm前後で重量も1.3kg程度と、これまでそのレベルの個体はたくさん釣り上げてきた。
とにかく1cmごとに壁があるが、100gごとの更新ですら非常に難しいのである。とはいえ、釣りはいつどんな大物が釣れるかは誰にも分からない。

想定外のヒット
実は記録ギンブナ釣行時はメーターハクレンを釣り、安心感から遊びで底釣りに切り替えた時だった。コイでも釣れればと軽い気持ちで底を取って、2投目でド消しアタリ。

取り込んだ瞬間、メーターハクレンの喜びが瞬間的に消え去り、すぐさま事務局に確認して計測に時間を費やしたのだ。竿を出すということは、いつでも誰にでも大物を釣るチャンスがあるということを改めて実感した。

今後も記録チャレンジに楽しみが尽きない
ソウギョに続きギンブナも認定とは嬉しい限りではあるが、今後も意欲的に釣りに興じて記録更新を狙い精進していきたいと思う。また、記録保持者として今後もそれなりの釣果を出来る限り出していきたいと思う。

<なおぱぱ/TSURINEWSライター>
