テーマは「3年目の挑戦in片倉ダム」。過去の戦跡は2023年に記録した48.3cmが最長寸。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部・関口)
片倉ダムで大型ヘラブナを狙う
2022年9月から連載がスタートした当コーナーだが、早くも3年目に突入。ますます磨きがかかった吉田のテクに記者が付いていけないという一抹の不安を抱えながら、果てしない挑戦への旅は続く!
などと雑誌的なイントロでスタートした今月の企画は、千葉県君津市にある片倉ダムでの大型狙い。管理釣り場のハイレベルな釣りとは異なり、一にも二にもポイントの優劣が釣果の行方を左右するところがギャンブル的で実に面白い。

そんなイチかバチかの釣りに毎年快く参戦している吉田だが、これまでの戦績は以下のとおり。
2023年…8月21~22日、ダムサイトの公園側、48.3cm。
2024年…8月26~27日、親水公園下、46.3cm。
とまあ、ここまでオデコはないが無難に取材を終えた感は否めない。
吉田康雄「そんな酷なぁ」
確かに年に数回来るか来ないかの釣り場でオデコを食らっていないのはさすがだが、だからと言って満足できる結果でもない。実際、吉田にとってもそろそろ大台の数字がほしいところだろう。
吉田康雄「そうなんです。関東屈指の50cm超フィールドですから、今回は是が非でも夢の50cm超をゲットしたいです」

当日の作戦
そんな3年目の挑戦だが、これまでは2日間の日程を確保できた。しかし今年はワンデー。チャンスが狭まるという意味において吉田には不利な条件だが、そこを何とかするのもインストラクターの仕事だろう(笑)。
しかも今回は運が悪いことに、直近の釣況が思わしくない。取材日二日前に48~49cmが各1枚ずつ出たとはいえアタリは少なく、場所を間違えるとオデコ続出の状況だ。
それでも前日には45~46cmが出たので完全に口を閉ざしてしまっているわけでもなさそう。つまり、まだやりようはある。
吉田康雄「エサですかねぇ」
吉田お得意のセットでやるかい?
吉田康雄「いえいえ、それはカンベンしてください。せっかくの大型釣りですから両マッシュ一本でやりたいです」
こだわりかな?
吉田康雄「そんな大それたものではありませんが、マッシュをさわる機会が少ないボクにとっては、それ自体が楽しみでもあるんですよ」
なるほどね。セットはほかの釣り場でもやれるが、マッシュはここでしかやれない。そういうことね?
吉田康雄「はい。なのでエサはマッシュ系各種と、マッシュとの相性がいい麩系エサを用意するつもりでいます」
竿は?
吉田康雄「関口さんからの情報を元に9~21尺まで用意します。何がないなどとあとで泣きっ面をみせたくないですから」
あれ?、オレ何かアドバイスしたっけ?
吉田康雄「教えてくれたじゃないですか⁉ 沖めがいい時があるし、流れ対策で短竿も持ってきたほうがいいって。もう忘れたんですか(笑)」
でしたでした。
実釣は次回
こうして事前準備を万全に整えた吉田。
「引っ張りますねー」
次回も「3年目の挑戦in片倉ダム」です。

<週刊へらニュース編集部・関口/TSURINEWS編>この記事は『週刊へらニュース』2025年8月1日号に掲載された記事を再編集したものになります。