盛夏の候、一面に広がる青空から注ぐ日差しに身体を焼かれる今日このごろ。釣りに行くのもおっくうになりがちだが、そんなときこそ川で涼を取ろうと思い立った。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・山根嶺河)
琵琶湖でハスゲーム釣行
今回の使用タックルだが、ロッドがルーパス61STT、リールが19セルテートLT2500S、ラインがフロロカーボンラインブラスト6lbだ。
釣行日は7月20日。午前5時前にポイントに到着。まずは散策してベイトやハスのライズがないか探す。
5分ほど歩いたところでピチャピチャと跳ねるベイトを発見。取りあえずここでやってみるか。まずはスプーンのミュー4.2gを遠投して反応を見る。
1投目でココッと小気味いい反応。どうやらベイトに着いているようだ。続く2投目、また同じ位置でココッとバイト。しっかりフッキングを入れると、とわずか2投目にしてハスをキャッチ。
狙いは30cmオーバーのオス
幸先の良いスタートで気分も上々。しかし狙いはやはり30cmオーバーのオス。これをどうにか釣りたいところだ。
その後もスプーンで何匹か釣り上げるものの、なかなかサイズが伸びない。日がさらに高くなり、光量が増したタイミングでハスのライズが頻発。

きれいな魚体に満足
そこで今度は小型のペンシルベイト、レッドペッパーナノをチョイス。水面を逃げるようにハイピッチでチャカチャカとアクションさせてやる。
琵琶湖最速の魚と呼ばれるハスだが、この速度にも十分ついてこられるようで、波紋を立てながら素早いチェイスでルアーを引ったくっていった。
ジジジジッとこれまでにない重量感。寄せてくると青い魚体がギラリと光る。慎重に寄せて無事にネットイン。
そうそう、これが釣りたかったんだ。サイズは29cmと1cm届かなかったが、このきれいな魚体が見ることができて満足だ。

最終釣果
その後もランガンしながら、スプーンとペンシルベイトを使い分けて釣り続けていく。10時を回ったところで反応が減って納竿。釣果としては14匹。飽きることなく釣れて、楽しい時間を過ごすことができた。
しかし、気をつけなければいけないこともある。それは琵琶湖の河川にはルールが事細かに決められており、どこでも釣りができるわけではない。県のサイトや遊漁の電子手帖FiSihgaなどを活用してルールに則って楽しんでほしい。
また、雨などによる増水や鉄砲水などで、危険にさらされることもある。釣りをする場所だけでなく、川の上流域の天気予報もしっかりと確認することが大事だ。
<週刊つりニュース中部版APC・山根嶺河/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年8月8日号に掲載された記事を再編集したものになります。
