「魚や釣りの魅力を伝える」というミッションを掲げる、魚をモチーフにしたVTuberプロジェクト『うおむすめ』が、エリアトラウトのロケに挑む。講師役は「イリーナ先生」こと、入稲福佳寿巳さん。
(アイキャッチ画像提供:ジー・プラン株式会社)
「うおむすめ」がルアートラウトに挑戦!
こんにちは。イリーナこと、入稲福佳寿巳です。 2025年初夏、群馬県沼田市にある管理釣り場「ベリーズ迦葉山」にて、注目のVTuberプロジェクト「うおむすめ」のメンバーがルアートラウトに初挑戦!
今回は、ルアー釣り自体が初めてとのことでお手伝いをしてきました。うおむすめ達は無事トラウトに出会えたのでしょうか?
VTuber「うおむすめ」とは?
「うおむすめ」は、魚をモチーフにした新感覚のVTuberプロジェクト。魚の魅力や釣り文化を楽しく発信することをミッションに、2025年5月にデビューしたばかりのフレッシュなユニットです。
今回釣行に参加したメンバーは3名。ニジマスをモチーフにした明るくポップなムードメーカー「桃川ニジマス」さん(写真右)、マアジをモチーフにした元気いっぱいの「黄金マアジ」さん(写真左)、マダイをモチーフにした癒し系お姉さん「紅波マダイ」さん(写真中央)。釣りは初心者とのことでしたが、果たしてその腕前は……。

エリアトラウトの魅力
管理釣り場の魅力は、なんといっても「魚と出会える可能性が高い」こと。自然渓流と違い、魚の活性やポイントが読みやすく、初心者でも釣果が期待できます。さらに、施設が整っているため安全性も高く、女性やお子様にもおすすめです。
また、エリアトラウトは「パターンフィッシング」の極みでもあり、ベテランも魅了される釣りです。
同じ場所、同じ時間帯でも、ベテランと初心者では釣果に大きな差が出ることがあり、ラインの太さ、リトリーブスピード、ロッドワークなど、細かなテクニックの積み重ねが結果に表れるため、経験を積むほどに「釣れる理由」が見えてくる奥深さがあります。

ベリーズ迦葉山について
ベリーズ迦葉山は、関越道・沼田ICから車で約6分という好アクセスのルアー&フライ専用管理釣り場。
清流・発知川の水を引き込んだポンドは、透明度が高く魚影も濃いのが特徴。放流される魚種も豊富で、レインボートラウトやドナルドソン、ロックトラウトなどが狙えます。

管理釣り場ではルールを守ろう
管理釣り場では、安全かつ快適に釣りを楽しむために、ルールやマナーが設けられています。 釣り場によって細かいルールは異なるため、事前に公式サイトや現地の掲示板等を確認するようにしましょう。

ベリーズ迦葉山の主なルール
ベリーズ迦葉山のルールは以下の通り。
ルアー制限
1. ルアー・フライ専用釣り場(エサ釣り・引っ掛け釣りは禁止)
2. シングルバーブレスフックのみ使用可
3. トレーラー・ドロッパー・フロントフック形状は禁止
4. 使用禁止ルアー:ワーム、ゴム系ルアー、毛ジグ、集魚剤、フォーミュラ、5g以上のスプーン、9cm以上のプラグ類
魚の取り扱い
1. リリースは水中で行うこと(ラバーネットまたはリリーサー使用)
2. 陸に挙げた魚はキープ扱い(ネット越しも含む)
3. キープした魚の再放流は禁止
4. ストリンガー、フィッシュグリップの使用禁止
5. 釣り座へのクーラーボックス持ち込み禁止
実釣開始:まずはレクチャーから
まずスピニングタックルの持ち方、ラインの出し方、止め方からレクチャー。キャストは力ではなく、ロッドのしなりを活用すること。
ロッドを背後にゆっくり振りかぶり、ルアーの重みを感じたら前方へスムーズに振り抜き、ロッドが『10時(45度)』の位置に来た瞬間にラインを放すと、理想的な弾道になることを意識してもらいました。
最初はぎこちなかったものの、ライントラブルもなく数投で見事なフォームに。聞くと、事前にタックルを購入しキャストの練習をしてきたようです。さすが「うおむすめ」、気合いと吸収力が違います。

スプーンはカラーとレンジがカギ
最初に使ったのは定番のスプーン。巻き(リトリーブ)は「ゆっくり、一定速度で」が基本。
数投すると魚が同じカラーに飽きるので、ルアーカラーを変えながら攻めてみますが、スプーンへの反応が薄い状況でした。
クランクベイトは巻くだけでOK!
トラウトの反応があまり良くないため、桃川さんにルアーをクランクベイトへの変更を提案。スプーンよりも浮力があり、巻くだけでアクションしてくれるため初心者にも扱いやすいルアーです。
中層を意識して、ただゆっくり巻く(スローリトリーブ)。桃川さん、一投目でいきなりヒット! 小気味よい引きに「これがトラウトのファイト……!」と大興奮。
うおむすめは、ご自分のテーマの魚を釣るミッションがあり、桃川ニジマスさん朝イチでミッションクリアです。

ルアーローテーションの重要性
釣れない時間が続いたら、ルアーの「カラー」「重さ」「形状」を変えるのも有効です。 朝イチは、スプーン→スプーン(カラー変更)→クランクベイトとローテーションすることで、 魚の反応を得ることができました。
桃川さんも「ルアーを変えるだけでこんなに違うんですね!」と驚きの様子。それを見た、黄金マアジさん、紅波マダイさんもクランクベイトにルアーチェンジ。早速、紅波マダイさんが選んだ赤いクランクベイトにヒットし、見事にキャッチ!

ルアーの動かし方を変えてみる
その後、ルアーを巻いているだけでは魚は追ってきますが、フッキングしない状況に……。 朝イチのベリーズ迦葉山スタッフのお話によると、「昨日トーナメントを開催したので、活性の高い魚がいますよ」とのことで期待をしていましたが、何かが合ってない模様。
そこでスタッフの方にベリーズでの釣り方を聞いてみました。
黄金マアジさんのナチュラルカラーのクランクベイトにバイト!無事、全員ニジマスをゲットできました。釣り場のスタッフに釣り方を聞いてみることも釣果アップには大切ですね。

トラウトの持ち帰り方
釣った魚を持ち帰る(キープする)場合、うろこ・内臓・エラ・血合いを除去して即座にクーラーBOX等で冷却を。ベリーズには捌き場があり、水道・ハサミ・たわし・まな板を利用できます。
なお、キープ数には制限があり、釣り場のルールを守って持ち帰りましょう。 うおむすめ3人も、初めての下処理に少し緊張しながらも丁寧に作業していました。

美味しい食べ方
持ち帰ったトラウトは、シンプルに塩焼きでも絶品。脂の乗った個体はムニエルやホイル焼きもおすすめです。
今回は特別に近くのレストランで「ニジマスの焦がしバタームニエル」にしていただきました。「自分で釣った魚は格別!」と満面の笑みでした。

まとめ
釣り初心者のVTuber「うおむすめ」が、ベリーズ迦葉山で見事なトラウトデビューを果たした今回の釣行。 管理釣り場ならではの安心感と、ルアーフィッシングの奥深さを体感できる一日となりました。
トラウト釣りに興味がある方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
<入稲福佳寿巳>