夏~秋は釣りにピッタリの季節。ファミリーフィッシングに出かける方も多いシーズンだ。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター檜垣修平)
根掛かりした時
根掛かりした時にやりがちな行動として、竿をバシバシと煽ってしまいがちだ。軽く引っかかった程度なら、それで取れることもあるのだがこの時に注意しなければならないのが風だ。

正面方向から風を受けていると、竿を煽った時にラインのたわみがティップに絡まりやすい。絡んだことに気づかないまま竿をバシバシとやると、ティップがポキッといく。特にソリッドティップの場合、軽い力でもいとも簡単に折れてしまう。
対処
まず竿を煽って根掛かりを外そうとするのはなるべく控え、糸を手で持って緩めて、張ってを繰り返す。この時、PEラインを掴んで強く引っ張ると指を切ることがあるので素手でやる場合は注意が必要。グローブを着用するか、ラインブレーカー等を使用したい。
ガイドの破損
竿を硬い物にぶつけてガイドリングが割れる、二本継ぎの竿を分離させようと抜こうとしたときにガイドに手を掛けていてガイドが抜ける・折れる等がある。ガイドリングの破損は色々とぶつけたりすることの多いトップガイドで起きやすい。
使い古したラインでもないのに高切れが連続して起こった場合、ガイドリングの割れ部分に接触して切れている可能性が高い。

ルアーロッドのガイド自体の破損は強い負荷をかけてしまった場合に起こる。上に重いものを乗せるとガイドは曲がってしまうし、シングルフットガイドの場合は竿先側へ力を加えると抜けてしまう。
曲がってしまっただけなら、力業ではあるが金属製なので元の方向へ曲げ直せば元に戻る。
磯竿のようなテレスコピックの竿はガイド破損の場合は接着剤で比較的簡単に修理が出来るが、その竿に合うサイズのガイドを探すかメーカーから取り寄せる必要がある。
対処
ガイドに使われている金属は軽量で薄い為、正常の釣り竿としての使用とは異なる方向からの負荷を掛けないよう気を付ける。釣り終わりで竿を洗う時等にグラつきや割れがないかチェックをする。
転倒・移動中の破損
ルアーロッドで一番やりがちな破損ではないだろうか。車で釣り場まで移動してドアの開閉時に気づかず挟んでしまう、転んだ時にぶつけて折れる。気を付けろと言われても気を付けようがないが、被害をある程度未然に防ぐのは大事だ。
対処
車の中でも、歩いて移動している時でも。ロッドベルトを使用し竿を伸ばさないようにしておくことでかなり破損リスクは軽減されるはずだ。車のドアに挟むときは大抵、後ろに積んだ時はちゃんと置いておいたのに、軽いティップ側が移動中に転がっていきドア付近に移動していて気付かず挟むことが多いだろう。こういう場合もロッドベルトで竿をまとめておけばそういうことは起こりにくい。

また、車載用ホルダーを簡易的なもので良いから付けておけばこんな心配とは無縁だ。
<檜垣修平/TSURINEWSライター>