約2カ月空けての今季2戦目のハス釣行したのは7月下旬。午後1時に滋賀県大津市の湖西エリアに到着。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・松田久史)
湖西エリアでハスゲーム
まずはポイント開拓。初めて訪れる河川にエントリーするが、渇水状態が続いているため、一抹の不安がよぎる。
早速ウエットウエーデイングスタイルに身を包み準備完了。暑い夏はいかに日差しに当たらないようにするかで、疲労度がケタ違いに変わってくる。
そのために上から下まで皮膚を露出させないウエアで完全防備。接触冷感ウエアなら長袖でもそれほど気にならず、体を守ることができる。
もちろん偏光グラスを装着し、目からの疲労もシャットダウン。これも地味ながらかなり効果的な疲労対策だ。
ファーストヒットはシラハエ
来てみたのはいいのだが、入川口が分からず、しばらくの間ヤブこぎをするハメに。ようやく川岸に立つころには、気温35度オーバーの暑さもあって、すでに疲労困ぱい。これは計算外だ。
息を整えながら水面を見ると、ポツポツとざわつきが見える。稚アユはいないわけではなさそうだ。
ソ行していくと、稚アユの姿はそれなりに確認できるが、流れがなくほぼ止水状態。「虫でも食ってるんじゃね?」と考え、ゴーフィッシュ×ハクトのマイクロポッパー(ダークブルー)をキャスト。
流れ落ちる虫を演出してやると早速ヒット。残念ながらハスではなく、きれいな婚姻色の出たシラハエだった。追加でハスもヒットしないかと思ったが、残念ながら連れてきてくれなかった。

浅場でハスを狙う
その後も釣り上っていくと、所々の少し水深があるポイントにハスがたまっているのが見えた。水深が浅く、引いてくるルアーが丸見えだ。
釣友がキャストしたルアーを目で追ってみると、まれにチェイスしてくる。これは釣れそうだ。
フローティングミノーの中でも小さめのバフェットFS38をセットしてしつこくキャスト。するとヒット。
カップルでツインヒット
シルエットを細めのトラウトチューン55F(アユ)にチェンジ。するとリトリーブでヒット。引き感は良型を予想させる重量感。
ヒットしたハスが視界に入った。あれ?アユが引っ掛かってる……と思いきや、なんとカップルのハスがヒット。渇水でも釣れるもんやな、と思いながら記念撮影。
ハスは泳いでいないと死んでしまうレベルですぐ弱るので、迅速なリリースが鉄則だ。油断するとすぐ昇天してしまう。リリースの際もしっかり泳ぎだすまでエラに水を送ってやると安心だ。

湖西の浜に期待を託す
その後はハスの姿は見えるがヒットには至らず、川から上がった。いくつか河川を眺めながら移動するが、どこも渇水で厳しい状況だ。
湖西の浜に期待を託してエントリー。

ルアーローテッションでヒット
水量はそこまで少なくないため、沖まで入水。小刻みに移動しながらトップ、ミノー、バイブレーションと全レンジを探るローテーションでヒットを狙う。
すると水面をパニック逃走アクションで誘うアリーチ55にヒット。水面を割って出たのはオスのハスだった。
ハスがいると確信が持てたのでミノーにチェンジ。トラウトチューンHWシングルフックチューン(テネシー)で連続ヒット。しかし数匹でストップした。
夕マヅメに期待してキャストを続けたが、その後はパニッシュ55Fでの単発ヒットにとどまった。
最終的に連続バラシを食らい心が折れ、午後7時にロッドオフ。
<週刊つりニュース中部版APC・松田久史/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年8月15 日号に掲載された記事を再編集したものになります。
