暑い夏の日中、夕方までに帰れる釣りとして千早川マス釣り場でエリアトラウトを満喫した。放流タイミングを見極めたスプーンやクランクでヒットを重ね、夕マズメにはイベント限定スプーンが大活躍。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・福岡崇史)
千早川マス釣り場でエリアトラウト
暑い日が続いている。海に行っても水温も高く得意のアジングで釣れるのは夕方以降だろうしタイムパフォーマンスが悪い。しかしエリアトラウトに行くと夕方に帰って来れるので明日に備えられる。
そうなると必然的にハンドルは千早川マス釣り場へ向かっていた。千早川マス釣り場に到着するとやはり大人気の管理釣り場。入場券を買うのも激込みであった。
ルアーエリアは比較的空いており駐車スペースに車を入れて、入れるポイントを探す。比較的空いている上池の最下流部の通称“鉄板”に入る事が出来た。前回に訪れた時より水温はかなり高い状況で浮いている個体が多い。
かといって魚の目線は平行しているのでトップウォーターや巻き上げの釣りをするよりレンジを刻んだ釣りをする方がいいだろう。
釣行開始
まずはリクーゼ0.6gで表層から順番にレンジを刻んで釣ってみる。また放流の残存個体がどの程度残っているのかサーチをする意味でもある。時折反応する個体がおりポツリポツリとヒット。
放流で5匹ヒット
幸せを運ぶ白い軽トラこと放流用のマスを載せた車がやってきた。しかし、私が入った場所は放流箇所から最も離れた場所だ。場所的にも放流を獲る事は難しいだろうと予想していた。
放流箇所近くには先日のドットコムの大会の表彰台に上がっているSさんが居てるので足止めされてしまうだろうなと考えていた。
しかし、セカンドの可能性はあるのでセカンド用に自塗りしたノアjr1.2gをセットした状態で地の魚を狙いつつ放流が来るのを狙ってみることにする。
放流が終わって5分後、試しに自塗りノアを投げてみると巻き始め3巻き程でヒット!放流の魚だ。意外なほど動きが早く上流で留まらずに動いていたようだ。次のキャストでもヒットが続いて最終的には5匹を放流で取ることが出来た。

クランクに変更するが伸びず
活性の高い個体が少なくなるとクランクの出番となり、今回はレンジが表層近くという事もありファットモカSR-Fをセレクトした。一定速度で引いたり、早めの巻きでスイッチを入れて速度を落として食わせたり引き出しを十分に活用してみたが、さほど匹数は伸びなかった。
やはり夏の千早川マス釣り場恐るべし、一筋縄ではいかない。

2回目の放流では2匹
2回目の放流は場所が空いていたこともあり、一時的に下池に移動して放流を狙ってみることにする。しかし、1匹釣ったところでスプーンをロストしてしまい万事休す。もう一度定位置の上の池に戻り放流用スプーンを試すもチェイスのみであった。
次なる手段としてはボトムを狙ってみる。まずザッガー50B1で何投かボトムを叩いて下のレンジにいる個体の目線を下に向ける作業を行う。俗にいう“肥やし”の作業である。そこから食わせとしてメタルバイブを投入した。
今回はベルベットアーツのゴーレムを使用。予想通り反応は上々であるが、あと一歩が食い込まない。かといってステイ時間を長くすると藻が絡んだり、見切られたりしてしまう。上手くタイミングがあった魚はヒットしたがスレる速度も速く2匹だけであった。
シャースfeで連発
手当たり次第にクランクやミノーを使用して釣ってみるが、これと言ったパターンを見つける事が出来ずに時間だけが過ぎていく。最終手段としてサウリブのシャースfeの0.2gを投入する事にした。これは先日の千早川マス釣り場でのイベント限定で販売されたウェイトで表層レンジキープやバジングに最適だ。
意外と飛距離が出てくれるので沖目の定位しているマスにもアピールできる点が大きい。
また巻き上げの動きにも良く反応していることから少しカウントダウンしてから巻き始めると夕マズメパワーも手伝ってか連続でヒット。何とか30匹で終了となった。

<福岡崇史/TSURINEWSライター>
