夏の伊豆では、スーパーライトショアジギング(SLS)で多彩なターゲットが狙えます。今回の釣行では、早朝からショゴやワカシをはじめ、アオリイカやカマス、さらにはアカハタまで顔を見せてくれました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・野中功二)
伊豆エリアのルアーゲーム
今回は若手アングラーの釣果報告です。夏になると、小型のジグやハードルアーで手軽にショゴ(カンパチの幼魚)やワカシ、アカハタが狙えます。回遊がない場合は、エギを使用してゲストでアオリイカが釣れるタイミングもあります。
伊豆で狙える(SLS)スーパーライトショアジギング対象魚は、ワカシ、ショゴ(カンパチ)、ソーダガツオ、ペンペン(シイラ)、カマス、オオモンハタ等。
ターゲットとなる回遊魚は、朝マズメや夕マズメ、日中にハッキリと海面に姿を現してくれます。まさに潮の動くタイミングで回遊してきます。また、ベイトの有無にも左右されるため、存在を確認するのは比較的容易です。

釣り方
今回は12g~40g程度のジグを使用したり、ジグヘッドに2.5~3.5インチ程度のシャッド系ワームを装着して狙います。ワインドと呼ばれる釣法も効果的です。
ジグのアクションは表層の早巻き、少し沈めてのワンピッチワンジャーク、中層での連続トゥイッチなど多彩に使い分けます。青物の回遊魚は、比較的速いアクションの方が反応が良い場合が多いです。

使用タックル
・ロッド
ゼスタ ランウェイ SLSs91-S
・リール
ダイワ 13セルテート 2500番
シマノ 20ツインパワー 3000番
・ライン
DUEL TX8 PE0.8号
DUEL 魚に見えないリーダー 3号
・ルアー
ゼスタ ランウェイターボ 15gなど
ゼスタ ニトロ 15gなど
ワーム xesta クリーピーホッグ 3インチ
釣行開始
午前3時30分過ぎに現場に到着しました。現場はまだ日の出前で光もなく凪、多少のウネリがある状態でした。
アオリイカを手中
すると早々にエギングをしていた野田さんにアオリイカがヒット。最初に釣れたのは300~400gほどのアオリイカでした。

その後、日が昇り薄明るくなってきたタイミングで、SLSをしていた稲葉さんが青物を狙うべくグローのジグからトップウォーターに変更しました。このタイミングで同行者2名もジギングタックルに変更。稲葉さんはポッパーで誘い出しましたが無反応。エギングをしていた野田さん、野中さんもジグに無反応でした。
ショゴがヒット
ここで1人はxestaターボ15gを、2人はxestaアフターバーナーフルシルバーとxestaキャスティングニトロゼブラグロー40gを使用し、SLSを組み立てました。辺りが明るくなってきた頃、稲葉さんのSLSにアタリが! ボトムからハーフピッチジャークで細かく誘い、大きなアタリがありましたが乗らず。
その直後に2名へヒットアクションを共有し、ボトムからのワンピッチワンジャークを7~8回行い、再びボトムまでフォールを繰り返すよう伝えました。すると、ボトムから4しゃくり目でヒット! 釣り上げたのは30cm未満のショゴ(カンパチ)で、全員がやる気モードに入りました。

全員安打で納竿
その後は全員安打となり、ワカシとショゴをキャッチ。時合は20分ほどで終了しました。この日は、xestaランウェイターボコサバ15gやxestaニトロブラックピンクラメ15gを使用し、ボトムからのワンピッチワンジャークを4回ほど行い、そこから早めのトゥイッチに変えたタイミングでのヒットが効果的でした。

その後はカマスとムツを5gのジグで複数匹釣り上げ、野中さんはxestaクリーピーホッグでアカハタを狙い、日が完全に昇ったタイミングで見事ヒットしました。その後は日も完全に昇り、アタリもなく潮止まり。太陽もジリジリと照りつけ暑さも厳しくなったため、釣行を終了いたしました。良い釣行となりました。

目を守るためにサングラス、滑り防止には磯用スパイクシューズを使用し、ライフジャケットは必須です。安全に楽しい釣行を心がけ、熱中症にはくれぐれもご注意ください。

<野中功二/TSURINEWSライター>
