京都の河川で2日間にわたり短時間のアユルアー釣行を実施。激流域と浅瀬でポイントを変えつつ新旧ルアーを試し、狙い通り20cmオーバーの良型を手中にしました。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・田村昭人)
京都の河川でアユルアー釣行
初日は12時から13時の1時間、日中の暑い時間帯に実施し、翌日は9時から10時の1時間と、合計2時間の短時間釣行となりました。限られた時間の中で狙って釣れるかを確認するため、鮎ルアーも複数種類を試してきました。
雨は降らず水質も良好で、鮎が入ってきているタイミングと思われる川へ入りました。初日は激流域、翌日は浅瀬とポイントを変えて狙ってみました。
使用したタックル
今回は7フィートのライトソルトゲーム用ベイトフィネスロッドを使用しました。リールはダイワの「月下美人AIR TW」、ラインも同じくダイワの「月下美人PE0.6号」をそのまま使用し、リーダーは短めにサンライン「トルネードSV-Ⅰ」1.5号を使用しました。全てソルトゲームのタックルです。
ルアーは、初日はモニターとして使用したリトルジャックの新商品「DK JANAI(ディーケージャナイ)」のみで狙い、翌日はジャッカルの「オトリミノー88」のみで釣り分けを行いました。
激流ポイント到着
川幅がかなり狭くなり流れの速いポイントで、激流の中を泳ぐ鮎を狙ってみました。「DK JANAI」はシンキングバイブレーションなので、この流れの中でも浮き上がらず、底をメインに泳がせることができます。
鮎の姿は見えませんでしたが、入っていれば掛かるはずと考え、少し下流へキャストしてゆっくり巻きながらバイブレーションさせました。

20cmのアユを手中
1投目はアタリがありませんでしたが、流れの中心に鮎が付きそうな岩があるため、中心よりやや左に寄せて底の岩の横を通すように操作。岩に当たったところでステイさせると、竿からバイブレーションの振動が伝わり、ここでヒットしました。ベイトフィネスロッドが美しい弧を描き、良型と確信。抜き上げると20cmオーバーの鮎が釣れました。
さらに同サイズを狙いましたが群れが散ってしまったのか当たらず、15分ほどポイントを休ませて再開すると、同じ場所で再びヒット。しかし抜き上げの際に落下。バレたかと思いましたが、実際はハリス切れでした。針先のチェックはしていたものの、ハリスの傷を確認していなかったことが原因で、反省点となりました。
その後は反応がなく、1時間で納竿としました。

翌日も良型アユを追加
翌日は水深30~40cmと非常に浅い砂利底で、所々に鮎がはむ小岩が点在するポイントへ入りました。鮎が入ると目視できるのが特徴です。
流れも緩やかで、浅場には20cmオーバーの鮎が確認でき、右側の少し深場には小型が群れていました。サイズで分かれているため狙いやすい状況です。

今回は大きな個体のみを狙う目的で来たため、浅場に「オトリミノー88」に0.5gの軽量シンカーをつけてキャスト。下流から底に当てながら巻いてきて小岩でステイさせると、すぐにアタックしてきました。
強い引きで上がってきたのは20cmオーバーの狙い通りのサイズ。ただし、1匹釣れると他の鮎が姿を消すため、15分ほど休ませると再び同サイズが戻ってきます。

シンカーを外して良型追加
次はシンカーを外し、よりゆっくり沈めて泳がせることを重視すると、同じ小岩に差しかかった瞬間に再びアタック。力強い引きで、ロッドが大きく弧を描きました。
取り込んだのはさらに大きな鮎。やはり大型個体はこのポイントを好むようで、小型は入り込んできません。難点は1匹釣ると姿が消えるため、休ませる必要があることですが、今回は大きなサイズのみを狙う釣行だったため問題ありませんでした。
休ませると再び大型が入ってきて、同じポイントで追加に成功。ここでも1時間で納竿となりました。

釣り終了と振り返り
2日間、それぞれ1時間のみのアユイングでしたが、狙い通り20cmオーバーの個体だけを選んで釣ることができ、大変楽しめました。
激流域では「DK JANAI」がミノーのように浮き上がらず、安定して狙いやすいことを再確認でき、浅瀬では軽いミノーが効果的であることも分かりました。ルアーの使い分けが釣果につながったと感じます。

<田村昭人/TSURINEWSライター>
