8月2日、岩本さん、小野さんと北九州市小倉南区の朽網川へハゼ釣りに出掛けた。おすすめの釣り場は、駐車場下にある水門で干潮時は立ち込み釣りで釣る。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘)
朽網川でハゼ釣り
朽網川河口の導流堤の中央に決壊している場所の周辺は干潮時に小川となって流れる場所がある。目印は正面前方に大きな黒い建物がある場所だ。
良型のハゼがよく釣れ、干潮から潮が満ちてくるときセイゴやボラなども遡上してくる場所。このタイミングが時合いで時間にして1時間くらいだろう。そのタイミングを逃すと釣れないので不思議な釣り場である。

立ち込み釣りでのハゼの釣り方
朽網川の干潮時は水深約30cm前後しかないが不思議なくらいよく釣れる。特に昔懐かしいハヤザオにピンポンウキ仕掛けならウキを引き回す光景が楽しめる。とはいえ、ある程度数(40~50尾)釣ると釣れなくなってしまう。
しかし、ここで足元の泥を片手に握って5、6回軽く水門の中央(小川となって流れている場所)に投入すると、泥(虫や豆ガニが中にいる)がまきエサとなって下流へ流れ、再びハゼが集まって釣れるようになる。ここで20~30尾追加したら、さすがに釣れなくなるため移動する。

水門出口周辺で実釣開始
釣行日は干潮が午前8時20分なので水門には9時ごろに到着。長グツをはいて降りる。立ち込み仕掛けは別図の通り(エサは小さめの赤ケブを50g購入)。

水門出口周辺は大きな石がゴロゴロ散乱して根掛かりするため、水門と小川が合流する場所を狙う。タナは約30cm。
ここで必ず守らなければならないことは、エサは必ず川底に着け、オモリは底から切ること。オモリが底に着いてしまうとウキが流れなくなり、食いが悪くなる。
1投目からウキが小さく沈む。この時上げてもハリ掛かりしないので十分食い込ませる。もう十分だろう、軽くサオを上げると10cm前後のハゼが釣れた。このサイズだと頭を落とし、天ぷらにすると骨までおいしく食べられる。
3人で50尾前後釣るとさすがにアタリが遠のく。ここで足元の泥を小川の上流へ向かって5、6回投入。再びハゼが釣れ始めて3人で20~30尾追加して移動。

時合い見極めて釣果1人50尾
2か所目は導流堤の決壊場所。岸寄りに流れがあるため遠投する必要はない。ただし、導流堤の基礎石に仕掛けが取られることがあるので、あまり手前まで仕掛けを引き寄せすぎなようにする。
時合いは干潮から2~3時間の1時間ほどと短いので手返しよく釣る。別図のキスザオを使った仕掛けで釣り開始。

着底と同時にアタリ。どうやらダブルのようだ。やはり12cmのダブルだ。その後、正午まで1時間は入れ食いし、納竿。
1人平均50尾前後の釣果だった。最後に3人で周辺のゴミを拾い、家路に就いた。なお、近場の釣りでも救命胴衣の着用を。
<週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース西部版』2025年8月22日号に掲載された記事を再編集したものになります。
