8月4日(月)、神奈川県を流れる相模川へ鮎ルアー釣りに行って来た。石裏ポケットを狙う攻略法やルアーセレクトの工夫を交えながら、爆風の中でも2時間半で8尾をキャッチ。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版・平賀精一)
相模川でアユルアー釣行
今回のポイントは国道246号線の相模川に架かる新相模大橋下の左岸側。ここへは『相模川三川公園スポーツ広場駐車場』で調べてもらうか、『神奈川県海老名市上郷3-4』でナビしてもらえば到着できると思う。
近くには無料のスポーツ広場駐車場があるが、広場利用者の駐車場となる。橋下のほうに向かうと、10台くらいは置ける駐車スペースがある。

支度を済ませて15時30分ごろ入川。この時間になると、比較的気温も下がり過ごしやすい。まずは、橋の上流部にある流れ込みの小さい瀬から攻める。浅めの場所をドリフトでテンポよく探ると、すぐに小ぶりだが1尾目。
瀬落ちの深くなっている右岸側のカケアガリで止めて待っていると、コココンッと15cmくらいのアユ。少し奥にキャストし、ドリフトからの同じポイントにステイで少しするとまた同サイズ。

この日はかなりの爆風が吹いているが、トモ釣りとは違い竿が短いし、ポイントも狭い場所なので十分釣りになる。
同様に狙い、待ち時間少し長めでいいアタリ。先ほどより型もよさそう。しかし、抜き上げると良型のオイカワだった…。
チャラ瀬で好ヒット
ポイントを見切り橋下のチャラ瀬へ。私は最近このチャラ瀬での鮎ルアー釣りにハマっている。ルアーが飛ばされるようにアタり、水深がないので走りまくるのがなんとも楽しい。
このチャラ瀬のポイントは、少し大きめの石の裏が掘れている。このポケットにルアーを入れてアタリがなければ、次のポケットまでルアーを移動させるのを繰り返して探っていく。こういう場所は、アユがいるとすぐに飛びかかってくることが多いので勝負が早い。
有効なルアーセレクト
右側手前のポケットから狙っていく。この時に深く潜りにくいルアーを使う人も多いと思うが、私は誉100Fや誉MD100Fを使ったりする。もちろん、浅めのルアーも使うのだが、やや長めのリップや浮力が少し高いので、浅い場所でのルアーのスタックを回避してくれるのだ。

ルアーの移動とアタリの出方
ポケットから次のポケットまで移動させるには、引っ張らずに竿の角度とラインスラックを利用して移動させるといい。
その際にチャラチャラした浅い瀬をルアーがキチンと泳いでいるのか?と思うかも知れないが、きれいに泳いで移動していなくとも釣れちゃう。
もちろん、きれいに動くほうがより確率は上がるが、そこを気にするよりも引っ張らずに次のポケットまでルアーが移動すれば移動の途中やポケットに入った瞬間に掛かるのだ。
2時間半で8尾キャッチ
探りながら真ん中よりも右側に差しかかった所で、ルアーがビュ~~ンッと走り去っていく。竿をためると右へ、左へと蛇行しながら走る走る。この感じが堪らなく面白いのだ。
次は今狙った段の下からスタート。ポケットに入れた瞬間、ルアーが弾き出されて蛇行していく。今回はサイズアップの18cm。
ポイント全体的をサラッと探って本流に移動。こういったチャラ瀬や小場所は、長めに攻めなくていい。やる気があるアユがいればすぐ掛かるし、何尾も着いてることは少ないからだ。

本流の肩をドリフトで攻めて反応がないので、右岸の肩でステイさせて待つ。少しずつポイントを下げて狙っていると、ゴゴンッとアタって18cm。同じポイントへルアーを入れて待つと1尾追加。
このポイントは釣り人が少なめなので、ぜひ行ってみてほしい。
釣行時は日焼け対策も必須
川での鮎ルアー釣りは長時間水面に立ち込むことが多く、思った以上に紫外線を浴びてしまう。特に秋は涼しくても日差しが強い日もあり、気付かないうちに肌が焼けていることも少なくない。
快適に釣りを続けるためにも、日焼け止めを携帯してしっかりと塗っておくのがおすすめだ。
<週刊つりニュース関東版 平賀精一/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年9月5日号に掲載された記事を再編集したものになります。