テーマは「ヤスオの夏休みin亀山湖」。亀山水産センター桟橋直着けで舟の真下に潜む大型を狙ってスタート。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部 関口)
マッシュポテト単品で
亀山水産センターボート桟橋右側のブイ横を無事にゲットした吉田。事前のイメージトレーニングもバッチリの様子で淡々と準備を進める。
竿は?
吉田康雄「関口さんの情報を元に竿7尺チョウチンでやってみます!」
正真正銘の直下狙いだね。どうせやるなら、そのくらい潔いほうがいいよ。まっ、オレは5尺チョウチンだったけどね。
エサは?
吉田康雄「今回はマッシュポテト単品です」

おっ、いいねいいね。男らしいね。
吉田康雄「でも関口さんは麩系ブレンドですよね。どんな配合ですか?」
オレのエサなんか聞いてどうするよ(苦笑)。
吉田康雄「いいじゃないですかちょっと教えてくださいよ、参考までに」
最近よくやっているのが1:1粉末マッシュ、カルネバ、マッシュダンゴが各山盛り200ccに水500ccかな。でもこれってオレのオリジナルとかではないぜ。
吉田康雄「知ってます。
そう。そうなんだけど紹介ブレンドのままだと自分的には軟らかすぎるから粉を増量したんだ。
吉田康雄「関口さんは硬めが好きですからね(笑)」
ハリは何号?
うん(笑)。それにオレの場合、大型釣りであってもハリは通常時と変わらないギガリフト10号だから、硬めじゃないとエサが持たないんだよ。吉田は何号を使うの?
吉田康雄「今回は上下サイト18号の一択です!」
おー、いいねいいね。ますます男らしいよ。でもそのくらいの大きさならエサも持たせやすいよね。何せマッシュポテト単品だしね。
吉田康雄「そうなんです」
マッシュの水比率は?
吉田康雄「マッシュポテト500cc+水400cc。つまり5:4ですね」

それでエサが持つ?
吉田康雄「それが意外にも持つんですよ。とくに高水温期ならなおさらですね」
そっか、マッシュは作る水温でネバリの質が変わるからか。まして今なら水温は30度前後もあるから、余計にネバリが出やすくなるってことね。
作り方は?
具体的な作り方をもう少し詳しく教えてくれる?
吉田康雄「水を入れてサッとかき混ぜたら、完全に吸水するまで10分ほど放置します。
それが基エサってことね?
吉田康雄「はい。どこでストップするかはその日の水温や魚の活性、ジャミの有無などで変化させます。ただ様子がわからないスタート時は、かき混ぜ回数を多めにしてエサ持ち重視で入ります」
なるほどね。それで1ボウルを打ってみて2ボウル目からは、必要に応じて変化させるってことね?
吉田康雄「はい。あとはナジミ具合を見ながら小分けしたものを練ったり手水を付けたり、それらの同時進行で調整します」

バラけさせたい時はどうするの?
吉田康雄「手水を打ってさらに軟らかくするか、基エサを差し込んで軽くかき混ぜます」
粉のままを足したりしないんだね?
吉田康雄「しません。マッシュでそれをやるとおかしなエサになっちゃいますから。もじりとか藻べらとか麩系なら、それもありでしょうけど」
これで準備万端。あとは大型を狙ってひたすら大エサをボート直下に打ち込むだけだ!
次回も「ヤスオの夏休みin亀山湖」です。
<週刊へらニュース編集部 関口/TSURINEWS編>
この記事は『週刊へらニュース版』2025年9月12日号に掲載された記事を再編集したものになります。