釣りが初めてという友人を連れてキス釣りに行ってきた。実績ポイントをランガンするもどこも芳ばしい釣果は得られず…情報を聞いて辿り着いたのはファミリー釣り場。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・高橋凪)
釣り初心者のキス釣りをアテンド
秋を迎え多彩な釣り物が狙えるこの時期の大阪湾。初心者が釣りを始めるのも今がベストシーズンだと思う。今回は釣り初心者の友人から何か魚を釣ってみたいと要望を受け、キス釣りに行ってみることにした。
キス釣りは初心者でも楽しい
キスは産卵を行う厳寒期を除いてほぼ一年中楽しめ、初心者でも数釣りを楽しめる人気ターゲットである。4~5月頃の早春から釣れ始め、越冬前の12月頃までロングランで狙える。
いつでもどこでも楽しめるため私が関東にいた際は隙あればキス釣りに出向いていた。とはいえ実は私も大阪湾の波止からキスを狙うのは今回が初めて。事前に実績ポイントを調べていたが少々不安である。
キス釣りはほぼほぼボウズになることは少ないため友人に何か魚を釣ってもらうことが今回の私のミッションである。とりあえず南大阪の実績釣り場をランガンしていく作戦を決行した。
ゲストの猛攻
投げ方やエサの付け方など基本的な釣り方を一通り教え、朝の6時半頃に釣り開始。朝の時合で直ぐに釣れてくれるだろうと思っていたが釣れてくるのはフグ、チャリコ、チャリコ、フグ……。
まさかのチャリコとフグの巣窟になっており、キスらしい反応がないため即移動を決断。
泉大津で待望のキス登場!
ここで休憩がてら釣具屋でエサを買い、情報収集することに。店員に聞くと泉大津の堤防でキスが釣れているとの情報をゲットし、早速向かってみることにした。釣り場に着くと平日にも関わらず入る隙間もないほどの人。現在サヨリが回遊しているそうで、ほとんどがサヨリ狙いのウキ釣りをしている釣り人だった。
何とか堤防の端に場所を確保し釣り開始。キス釣りをしている人は周りを見た感じ、我々だけなので本当に釣れるのかと疑心暗鬼になりながら一投目。50m程キャストし仕掛けを引っ張りキスの溜まり場を見つける。
友人にもキス!
沖では反応が無かったが足元から10mほどに差し掛かった直後にブルブルッ!と良いアタリ。少し食い込ませた後、少し合わせて巻いてくるとキスが一荷で釣れてきた。

ここ、相当凄い釣り場では?友人に釣れる距離を教えて投げてもらうとまさかの一投目でヒット!釣れたのは15cm程の本命だった。ようやくキスの顔を見ることができ、嬉しさもひとしおだった。
キス爆釣タイム到来
そこから午前中の苦戦は何だったのかというほどのキス爆釣タイムに突入。私は直ぐに22cmの良型キスを確保、友人は毎投のようにダブルで釣っておりお祭り状態に。

サヨリの回遊を待っていた他の釣り人たちはこちらを羨ましそうに見ていたがそんなことは気にせずバリバリ釣りまくる(笑)。アタる距離は全て10m以内。どうやらそこだけがキスの溜まり場になっているのだろう。
最終釣果
キス釣りで重要なのはいち早くキスの溜まり場を見つけることである。溜まり場を見つけたらそこを集中的に探り数釣りに繋げる。
キスはじっとしている魚だと思われがちだが実は日中にエサを求めて活発に泳ぎ回っている回遊魚。釣れ続けていたポイントでアタリが無くなったら投点を変えると再びアタリが出るという事もよくある。やればまだまだ釣れると思うが、これ以上釣っても捌くのが大変なので17時頃に納竿。
初めはどうなるかと思ったが結果的に2人で30匹超の釣果を得ることができた。初心者の友人も楽しんでくれたようで、「次の釣りはいつにする?」と言われたのが最高に嬉しかった。

今後のキス釣り展望
これから9月中旬以降のキス釣りは更に積極的にエサを捕り、数釣りが楽しめると思われる。特に冬間際、越冬前に釣れてくるキスはほぼ20cmサイズということも珍しくない。
しかし今の時期はフグやチャリコなどのエサ取りが多いためエサは多めに持参しよう。
ランガンしていくと自分だけの良い釣り場が見つかるかもしれない。初心者でも楽しめるチョイ投げのキス釣りに是非皆さんも行ってみてほしい。

秋でも油断禁物!日焼け対策は必須
9月の釣行は気温こそ落ち着き始めるが、日差しの強さはまだまだ真夏並みだ。特に堤防や砂浜は照り返しが強く、長時間釣りをしていると知らないうちに肌が焼けてしまう。
快適に釣りを楽しむためには日焼け止めの使用が欠かせない。持ち物リストに加えておけば安心だ。
<高橋凪/TSURINEWSライター>