10月10日(木)、台風接近直前のタイミングでいてもたってもいられずに浦安の吉野屋へ。今年ガッツリとはまってしまったフグ釣りへでかけた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・米谷 智宏)
浦安吉野屋からフグ釣り
5時40分浦安駅に到着。浦安の吉野屋さんまで徒歩10分くらい。敷地内の入り口付近にカートを置いて、まずは席札を入手。
今回はミヨシ、トモどれも開いておらず、右舷胴の間をセレクト。席札取得後に会計。今回は、超が付く程の準備不足で、歴戦の仕掛けの残骸(針、錘)だけしか持ってきておらず、船宿さんの仕掛けを購入。期待を胸にカットウ仕掛けと、あまり使いたくない胴付き仕掛けを1つずつ。あとは、手持ちで何とかなるだろうと安易な心構え(笑)

当日の状況とタックル
会計を済ませ、乗船。今回は片舷7名の総勢14名。

【タックル】
ロッド:ダイワ マルイカX 82 MHー140ー2
リール:Abu Garcia OCEANFIELD7(オリジナル塗装)
ライン:PE08
リーダー:フロロ16lb
※ちなみに、カットウ目的ならこれでいいですが、胴付きを挟んだり、胴付きメインでされる場合は、カワハギ竿の方が良いです。
胴突きの食わせ仕掛けの指示
準備していると、船長から「食わせ(胴突き)用意してくださいね~」終わった。
ふぐ専用爆釣液 Mosa
今回、カットウやりたかったのに。い、いやもしかしたら、「カットウも用意してくださいね」と言っていたかも?と、自分の良いように解釈。餌は、頭を取って尾側の殻を、2つ分だけ残し(些細な抵抗)、タッパに移し「ふぐ専用爆釣液 Mosa」をかけます。

アミノ酸追加するだけなら「アジシオ」でいいんですけど、匂いも追加したかったので、今回は前回使ったこいつの残りを使用。
「アジシオ」の効果
因みに、「アジシオ」はグルタミン酸を含んでおり、このグルタミン酸は、アミノ酸のひとつです。また、名前の通り塩を含んでいますので、脱水効果があります。そのため、身を締める効果があり、身持ちがよくなることも特徴。
大貫沖で実釣開始
仕掛け(カットウもね!)と餌の準備を終わらせて7:00過ぎに出船。秋も中盤に差し掛かったのか、朝は肌寒く、そろそろクロックスはキツイかも?
今回は、レインウェアの上と、ハーフパンツの下にラッシュガードとクロックス。行きしな寝ていたら、右舷西側の為、日陰。体が冷えて船尾で日光浴。走らせること1時間弱ほどで大貫沖に到着。すると、船長からアナウンスが。「はい、食わせでやりますんで、カットウは外して、始めてください。仕掛け根掛かりしますんで、カットウは外して食わせでやってください」2回も念押しされ、渋々胴付きに錘付けて投下。
チビサバ(鯖)フグ
初回は、足元に落として、即反応あり。コンと竿先に当たり聞き合わせするものらず、ゆっくり落とし直し、コンコンと首降りの様な竿先に当たり、聞き合わせするとチビサバ(鯖)フグ。
続いて、二投目。少し船から離して落として、即当たり。結構食い込んだので聞き合わせると反応なし。餌取られたかな?
他の針に餌ついていることを願いつつ、そのまま落とし直すと即反応あり。聞き合わせると、またチビサバフグ。そして、一番下の針が食いちぎられ、そのまま続けていると、2番目の針も持っていかれ、仕掛けを交換。

30㎝超えカサゴが登場
そのまま、当たりは遠退き、海苔網の中をクルージング突入。そして、気付くと潮止まりの時間に。2ポイント目は全く反応なし。3ポイント目、目の前に海苔網がなく開けたので、少し沖目に投げて、底をトントンしながら寄せてくると、今までに無いアタリ。
途中まで巻き上げていると、魚種が違う事に気付き、水面を覗いていると赤い魚体が目に入る。あがってきたのは30cmオーバーのカサゴ。

ハリス切れ連発
ここからはハリス切れが連発。仕掛けの予備が無く、違う仕掛けの針を移植するもあっけなく針が持っていかれる。誰かが捨てたぽい仕掛けが、足元におちてたので、拾って再利用するも即持っていかれる。
その後、岩場に入り錘がカットウ針ごとズボッと入ってしまい、胴突きとテンヤ針の間で切れてカットウ終了のお知らせ。
最後、残った食わせ1本針で頑張るも心が折れ、丁度餌も、無くなったので操舵室へ行き、食わせ仕掛けと、餌を調達。
ラストに良型サバフグ
その後、クルージングしまくって気付くと、残り1時間ないくらい。今回は、クルージングが釣り時間の半分を占めていた感じもするが、ほぼラストのお時間に。
悔やんでも最後!ラストは、船長公認のカットウ釣り。好きなだけぶん投げて、ステイからの寄せ、ステイ3~5秒からの空合わせで、チビコモンを2匹追加。

最後の最後で、ぶん投げて着底前にフォールで当たりがあり、着底してから極力高く合わせを入れる。手首に伝わるしっかりとした重さ。カサゴとは違う暴れっぷり。フグ釣りの醍醐味だ。

本日の最終釣果
最終釣果は、チビ鯖フグ3匹、デカ鯖フグ1匹、チビコモンフグ3匹、デカカサゴ1匹。前回のデカサバフグ20匹と比べると物足りない釣果に。それでも、あの引きを味わうべくまた通ってしまうのだろう。

<米谷 智宏/TSURINEWS・WEBライター>
▼この釣り船について吉野屋
出船場所:浦安