季節風が吹き荒れ、サオが出せずイライラモード。 レッドゾーンに迫っていたが、12月30日は朝だけ風が弱い予報。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・日間賀島波止釣友会・中村輝夫)
豊浜新堤でメバル釣り
暗いなか豊浜新堤の駐車場に到着。 途中で小雨模様となったので寒いが、風は弱いので辛抱しよう。 ただ、今年はメバルの朗報が入ってこないためか長ザオで狙う人が少なく、釣れるか釣れないか分からない。 ここは自分で試すしかない。
釣り座を決めてタックルを準備する。 サオはニッシンのロングレンジメバル輝11m、ミチイトはサンラインのトルネードVハード1.25号、仕掛けはメバルバリ9号の胴つき3本(自作)、ナスオモリ1.5号をセットする。

3本バリにモエビを通して沖めに振り込む。 ケミホタルミニが海中に沈んでいくのがハッキリ見える。 サオ先にもぎょぎょライトを付け、アタリが出れば分かるようにして待つこと20分、待望のアタリが出た。
25cmのアジ登場
ツンと前アタリがきた後、サオでゆっくり聞くとククッ~とアタリがあり、そのままサオを立てると結構引く。 ゆっくりラインを手繰り寄せると、なんと25cmのアジ。 たたきにするとおいしいのでキープする。

再度モエビを付けて投入。
26cm腹パンメバル浮上
本命のメバルが食ってくれないまま午前6時を回った。 メバルの時合いに向けて元気なモエビに取り換える。 根掛かり覚悟で右に流れるままにサオでついていくと、テトラ前でアタリが出た。 よし前アタリだ。
そして辛抱して待つこと数秒、やっと本アタリが飛び出し、サオ先が大きくお辞儀した。 ここでゆっくりサオを立てると、メバルの強い引き込みが伝わり、11mのサオを大きく曲げた。 慎重に浮かせに入り、ラインを手繰り寄せる。 堤防に上げて驚いた。 26cmのメバル。 やっと煮付けサイズをゲットできた。

時合い逃さず21cmゲット
ここが時合いと次を投入する。 モタモタしていると東の空が明るくなってくる。
クンとサオ先を押さえ込んだアタリでハリ掛かりを確信してサオを立てると、ガッチリハリ掛かり。 これも良型っぽい引きで、海面に浮かせるのもひと苦労。 だがこんな苦労ならもっとしたい。 これまた良型の21cmをゲット。
次のページでトリプルヒット到来!
20cm級がトリプルヒット
まだまだこれからだと素早くモエビを交換して投入すると、一気にサオ先が海中に絞り込まれた。 良型のようで浮いてこない。 そのままグイグイと持っていかれるだけだ。 しかしサオが長い分、力が分散するのか徐々に浮いてくる。 取り込んだのは20cmのメバル3匹。
まだまだ釣れると意気込んだがアタリは途絶えた。 そして海面にバシャバシャとナブラが立ち、あちこちで白いスナメリの姿が見え始めた。 これでジエンド。 こんなにたくさんのスナメリが出没するようではメバル釣りは厳しい。 次回は釣れるだろうかと不安を抱えて帰路についた。
<週刊つりニュース中部版 APC・日間賀島波止釣友会・中村輝夫/TSURINEWS編>
▼この釣り場について豊浜新堤
この記事は『週刊つりニュース中部版』2020年1月24日号に掲載された記事を再編集したものになります。