桜花賞で「夢物語」を期待する美女馬券師が打倒リバティアイランドに指名したのは？　

美女馬券師のＧＩ最終決断
守永真彩～桜花賞編

　満開の桜の花びらが風に舞い、目の前を踊るように通り抜けてゆくこの季節。たわわに咲き誇る桜の木を下から眺めるのも好きですが、次の季節に向けて鮮やかに散っていく桜を見るこの時期もまた好きだったりします。

　2023年もあっという間に４月。いよいよ新年度に入りました。初めて通う学校、初めて勤める会社。

　思えば、自分の大学の入学式――。みんながフォーマルなスーツを着ているなか、私はZARAで買ったパワーショルダーのジャケットにミニスカートで登校しました。見事に学校で浮いてしまい、翌日、「昨日、ミニスカで入学式に来てた子いたよね！」と悪い意味で話題に。

　でも、私はそれでよかった気がしています。人と違ってもいい。

　さて、特別な１週間と言えば、競馬もそうです。いよいよ今年もクラシックシーズンが到来します！　まずは牝馬クラシック第１弾のＧＩ桜花賞（４月９日／阪神・芝1600ｍ）。美しい桜の"花びらたち"が、阪神のターフを舞台に舞い踊ります。

　私の本命はライトクオンタム。実は私、ラッキーなことに、この馬の新馬戦を目の前で見ていました。昨年の11月12日、東京の芝1600ｍ。

　ライトクオンタムはすんなりとスタートをきると、そのまま逃げの形に。直線を向いて「さぁ、どの馬が差してくるのかな？」と思って見ていたら、ライトクオンタムはノーステッキで軽く促されただけで、スッと後続を引き離して２馬身半差の完勝！

「えっ！　強っっ!!!!」と、ゴール前で衝撃を受けたのを覚えています。「未来のＧⅠ馬の新馬戦が見られた！」と気持ちが高揚しました。

　この新馬戦から２週間前の10月29日に行なわれたＧIIIアルテミスＳ（東京・芝1600ｍ）の勝ち時計が１分33秒８。ライトクオンタムの新馬戦の時計は１分34秒１。

　そして、デビュー２戦目のＧIIIシンザン記念（１月８日／中京・芝1600ｍ）。この時は自信の本命に推しました。少し余裕な気持ちでレースを見ていたら、飛び上がるような形でのまさかのスタート。後手を踏んで後方からの競馬となりました。

　新馬戦で逃げて勝っていたので、うしろからの競馬でどうなるんだろうとソワソワしながらレースを見守っていたのですが、今度は最後の直線でステッキを入れられると、グイグイと伸びて一気に差しきり勝ち！　これにはテレビの前で拍手してしまいました（笑）。そして、「ディープインパクトの子だものね」と納得。

　シンザン記念を勝って桜花賞に向かうのは、あのアーモンドアイと同じローテーション。逃げても差しても勝てたのは、むしろいい経験になったと思います。

　今回は、メンバーが一気に強化されて簡単にはいかないとは思います。しかし、ディープインパクトの数少ないラストクロップに武豊騎手が乗ってクラシックを制覇！　そんな夢の物語に期待します。

　対抗はリバティアイランド。２歳王者がぶっつけ本番で桜花賞へ。前走のＧⅠ阪神ジュベナイルフィリーズ（12月11日／阪神・芝1600ｍ）は、後続に２馬身半差の圧勝！　桜花賞と同じ舞台で、すでにＧⅠを制しているのはもちろん心強いですし、大舞台であの走りを見せられるポテンシャルは、このメンバーでも随一かと思います。

　２年前、ソダシが阪神JFを勝って直接桜花賞へ向かいましたが、その時も見事勝利を収めました。人気もするでしょうし、マークも厳しくなると思いますが、この馬が大きく崩れるシーンは思い浮かびません。

　面白そうなのは▲のモズメイメイ。前走のＧIIチューリップ賞（３月４日）、前々走の１勝クラス・こぶし賞（２月12日）と、阪神・芝1600ｍで２戦２勝。この舞台を得意にしていますし、今回も逃げるのはこの馬かなと思います。

　３年前も、チューリップ賞から挑んだ人気薄のスマイルカナが逃げ粘って３着。好配当を演出しましたから、注目しています。

【推奨馬券】
◆単勝＝（２）
◆馬単マルチ（12通り）＝（２）－（３）（４）（５）（６）（11）（12）
◆３連複フォーメーション（５通り）＝１頭目（２）、２頭目（３）、３頭目（４）（５）（６）（11）（12）