最近は「3連複1頭軸ながし」という馬券の買い方がうまくハマるようになって、私の予想も好調です。この調子を維持して、今回はしっかりと当てたいと思います。



マイルCSでほのかは人気馬セリフォスを外して勝負 「前走とて...の画像はこちら >>

【本命と対抗馬は?】

 さて今週は、GIマイルCS。このレースはマイル経験だけでなく、より長い距離での実績がある馬がわりと好成績を残しています。また、京都の下り坂の勢いを生かして先行馬がそのまま逃げ残るケースもあるので、必ずしも差し馬有利とは言えないレースだと思っています。今回は、そんなところをポイントにして予想してみました。

 本命は、ソウルラッシュです。

 過去のマイルCSを振り返ると、GIII京成杯オータムハンデ(9月10日/中山・芝1600m)組はこのレースとの相性が悪く、好成績を残せていません。ですが、ソウルラッシュに関しては斤量59kgというトップハンデを背負いながら、とても強い勝ち方をしていました。

 この馬は今までの京成杯AH組とは違う! そんなことを感じさせてくれるレースだったと思います。

 鞍上がジョアン・モレイラ騎手、というのも頼もしい限り。インを突くレースぶりには目を見張るものがあって、京都の最終コーナーを回ってからの、インのポケットに馬を入れるのがうまいジョッキーだとも聞いています。となれば、絶対の本命です。

 対抗は、シュネルマイスターです。

 前走の毎日王冠(10月8日/東京・芝1800m)では3着に敗れはしましたが、前が詰まってから一度外に出してからの瞬発力は抜群でした。

あの不利がなければ、勝っていてもおかしくなかったと思います。

 3歳時にはGINHKマイルCを勝っていますし、手綱を取るクリストフ・ルメール騎手も絶好調。古馬になってからGIは勝っていませんが、実力的にはそろそろ戴冠を果たしても不思議ではありません。

 ▲は、ソーヴァリアントです。

 今年の春は、GII中山記念9着(2月26日/中山・芝1800m)、GIII鳴尾記念12着(6月3日/阪神・芝2000m)と残念な結果が続いていましたが、この2レースから受けた印象は「挟まれると走らないのかな」ということでした。

 ところが、2走前のGII札幌記念(8月20日/札幌・芝2000m)では馬具を工夫して3着、前走のGII富士S(10月21日/東京・芝1600m)ではチークピーシーズ(馬の横や後ろの視野を遮る馬具)を装着して3着と好走しました。

 こうして"秘密兵器"の効果が実証されたことに加え、これまで2000mを中心に長い距離で結果を出してきた点もプラス要素。さらに、富士Sでマイル戦の流れを経験できたことも大きいのではないでしょうか。前走に続いて、大舞台に強い池添謙一騎手とのタッグも楽しみです。

 ☆は、エエヤンです。

 近2走は、GII毎日王冠8着、NHKマイルC9着(5月7日・芝1600m)と振るいませんでしたが、それらはいずれも左回りのレースでした。でも、同馬は右回りのレースでは3戦3勝。

しかも、すべてマイル戦です。

 そして今回、右回りのマイル戦となれば、巻き返しが期待できます。1勝クラスでは3馬身差の圧勝。GIIニュージーランドトロフィーでも好位から直線で抜け出して快勝しました。ミルコ・デムーロ騎手とのコンビによる大駆けの可能性も十分に考えられます。

マイルCSでほのかは人気馬セリフォスを外して勝負 「前走とても強い勝ち方をした」本命やそのほか選んだ6頭は?
最近の予想は好調というほのかさん photo by Sano Takashi

【気になる強気のコメント】

 △は3頭。

1頭目は、ナミュールです。

 何より気になったのは、「何も言うことはない」といった陣営の強気のコメントです。前走の富士Sを勝ってから、次は"ここ"と決めていたとのことですし、GI勝利を狙いにきていることは間違いありません。

 春にはGIII東京新聞杯(2月5日/東京・芝1600m)で2着、富士Sも勝って、牡馬相手にも引けを取りません。唯一の牝馬ですが、侮れないと思います。

 2頭目は、エルトンバローズです。

 マイルCSは毎日王冠組が強い印象があります。だとすれば、前走で同レースを勝っているこの馬は外せません。それに、ソングラインやシュネルマイスターというGI馬に先着しての勝利ですから、その価値は一層高まります。

 鞍上の西村淳也騎手も、今年は重賞4勝を挙げています。その勢いのまま、ここでも馬券圏内に入ってきてもおかしくありません。

 3頭目は、レッドモンレーヴです。

 前走の富士Sでは最も重い斤量58kgを背負いながらの2着。実力がある馬だな、と改めて思わされた一頭です。

 ただ、この馬が能力を発揮できるのは、最後の直線で外へスムーズに出せた時。今春のGIIIダービー卿チャレンジトロフィー(4月1日/中山・芝1600m)のように、前が詰まってしまうと力を出しきれない可能性もあるので、外枠に入ってくれるといいなと思っていました。なので、6枠12番なら悪くないかな、と。

 私が印を打ったのは、以上の7頭です。

 人気になりそうな有力馬のなかでは、昨年の覇者セリフォスを消しました。本音を言えば消したくないし、難しい選択でしたが、人気馬を1頭は消すのが私のポリシーですから。

 同馬に懸念を感じたのは、間隔を空けて臨んだGIレースでは馬券に絡んでいないこと。一昨年のNHKマイルC、今春の海外GIドバイターフ(3月25日/メイダン・芝1800m)と、3カ月以上の休み明けのレースでは、4着、5着と敗れています。

 昨年は富士Sを使ってからの中3週での勝利でしたが、今年は春のGI安田記念(6月4日/東京・1600m)から約5カ月半の休み明け。その点を不安視して、消しとしました。

 買目は、本命ソウルラッシュの単勝と、同馬を軸に印をつけた6頭にながす3連複1頭軸ながし。今回は......いや、今回も自信があります!