秋のGⅠシリーズがひと休みとなる今週、東京競馬場ではハンデ重賞のGⅡアルゼンチン共和国杯(11月9日/芝2500m)が行なわれる。
過去10年の1番人気の成績は4勝、2着2回、3着1回と、ハンデ戦のわりにはその信頼度は比較的高い。
となると、今年も思わぬ波乱があってもおかしくないが、スポーツニッポンの"万哲"こと小田哲也記者は、この一戦の特徴についてこう語る。
「GIの日本ダービーやオークスが行なわれる東京・芝2400mと、このアルゼンチン共和国杯や春のGⅡ目黒記念の舞台となる東京・芝2500mは距離が100m異なるだけですが、レースの性質はよく言われているとおりの違いがあります。
最後の直線の坂下にスタート地点がある芝2500m戦では、ダラダラとした上り坂を2度上がることになるので、芝2400m戦とは100mの距離差以上にスタミナ色が濃くなります。そのためか、過去10年で逃げきり勝ちを決めた馬は1頭もいません。
もちろん長距離戦ゆえ、道中ペースが緩む年もあって、2020年、2021年に連覇を遂げたオーソリティは、最後の上がり勝負を好位3番手から快勝しています。ですが、直近2年のように緩みなく流れることが多く、スタミナを兼備した馬の後方一気が決まりやすいレースと言えます」
また、小田記者によれば、これまでの勝ち馬の臨戦過程からも持久力が要求される点が見て取れ、それだけでもここで上位争いに加わってくる馬の絞り込みができるという。
「過去10年の優勝馬のローテを見てみると1頭の例外もなく、前2走のうちどちらか1戦は芝2400m以上のレースを使っていました。今年のメンバーを見ても、直近で芝1800m~2000m戦を中心に使ってきた馬が結構出走しますが、それらは疑ってかかってもいいかもしれません」
さらに小田記者は、人気を集めそうな2頭について懐疑的な目を向ける。
「前走のGIIオールカマー(9月21日/中山・芝2200m)で5着と健闘し、2走前の目黒記念(6月1日)でも2着と好走して人気が予想されるホーエリート(牝4歳)ですが、その目黒記念は1ハロン13秒台を刻む区間が序盤に2カ所もあった超スローペース。なおかつ、内優位の芝状態だったため、好位2番手で運んで粘り込みを図ることができました。でも今回はその際と同様の戦略で挑むと、前に行きすぎ? といった恐れがあると見ています。
そしてもう1頭人気なのが、この秋のGIで絶好調のクリストフ・ルメール騎手が騎乗するスティンガーグラス(牡4歳)。同馬については臨戦や脚質自体は悪くないのですが、春の目黒記念で11着と同じ舞台で惨敗を喫している点がどうも気になります」
では、狙い目となるのはどういったタイプの馬なのか。小田記者はこんな見解を示す。
「頭数が落ちつく年はスローペースになることが多いのですが、今年はフルゲート。序盤はスローになったとしても、勝負どころとなる最終3~4コーナー時点からはピッチが上がって、持久力の裏づけのある差し馬が浮上するのではないか、と踏んでいます」
そこで、小田記者は2頭の穴馬候補をピックアップした。1頭目は、ニシノレヴナント(せん5歳)だ。
「この春の目黒記念では15着と大敗しましたが、大外枠発走だった時点で相当な不利。しかもそのため、序盤で位置を取るのに脚を使わざるを得なくなって、結果的に最後は後退してしまいました。続くGⅢ七夕賞(7月13日/福島・芝2000m)も7着、オープン特別の丹頂S(9月7日/札幌・芝2600m)も9着と振るいませんでしたが、これらは小回りコースで流れに乗りきれないものでした。
しかしその後、前走のリステッド競走・オクトーバーS(10月13日/東京・芝2000m)で鮮やかな勝利を飾りました。登録していたGⅡ京都大賞典(10月5日/京都・芝2400m)が賞金順で除外となり、仕方なく1週延期した形での出走でしたが、メンバー最速の上がり3ハロン32秒9というタイムをマーク。大外一気を決めました。
勝ちタイムも1分57秒5。この秋の東京開催は時計が出やすかったとはいえ、この時計で走破できたのなら、重賞でも十分にやれます。
今週の最終追い切りでは、馬なりでパートナーを圧倒する抜群の手応えを披露。管理する上原博之調教師も、『好調を維持できています。2500mはもともと走っていた距離。前走のように末脚を生かす形がこの馬にはいいのかもしれない』と手応えを得ていました。
再びラストの爆発力にかける形となれば、アルゼンチン共和国杯の好走イメージにもマッチ。斤量56.5kgも手頃なところだと思いますから、一発あっても」
小田記者がオススメするもう1頭は、「激変ムードを感じる」というマイネルカンパーナ(牡5歳)だ。
「2400m以上のレースを一貫して使ってきていることは、アルゼンチン共和国杯に向けては理想のローテ。小柄で目立たないタイプですが、今夏の札幌の2戦、リステッド競走の札幌日経賞(7月27日/芝2600m)3着、丹頂S5着と崩れずに走れている点も好感が持てます。
何より今回は、得意な東京が舞台と条件が好転。最終追い切りはやや地味に映りましたが、それで人気が上がらないようなら、穴馬としてむしろ"オイシイ"と言えるのではないでしょうか。
同馬を管理する青木孝文調教師も、『もともと攻め駆けしないし、これぐらい動いていれば十分でしょう。東京の芝2400~2500mはベストだし、うまく立ち回れれば』と色気を見せていました。
今回コンビを組む津村明秀騎手とは、今年の3勝クラス・早春S(2月8日/東京・芝2400m)で1着、リステッド競走のメトロポリタンS(5月11日/東京・芝2400m)で2着と、ともに結果を出しています。道中4~6番手あたりから差して来られる機動力と持久力も評価できますから、大駆けを期待したいですね」
絶対的な存在が見当たらない今年のアルゼンチン共和国杯。ここに挙げた2頭が波乱を演出し、ビッグな配当をもたらしてもおかしくない。



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