この記事をまとめると
BMWから新型X6が登場。スポーティな走りを実現した2グレードを用意



■1台は、高い走行性能と快適な乗り心地の両立を目指したX6 M60i xDrive



■もう1台は、サーキットを本格的に攻め込めるほどの走行性能を有したX6M コンペティション



SUVの力強さとスポーティでしなやかなデザインを両立

BMWのSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)としてラインアップされているXシリーズ。そのなかでも、ミドルサイズSUVとなるX6は、2ドアクーペのようなスタイリッシュなデザインで人気を集めている。



そして今回、BMWからマイナーチェンジを受けた新型X6が発表された。設定されるグレードは、サーキットで培われた技術を取り入れて走行性能を高めた「M60i xDrive」と、サーキットでの激しい走行にも耐えうる高い性能を誇る「M コンペティション」のふたつだ。



エクステリアデザインでは、ラグジュアリーモデルに相応しい存在感とスポーティさを表現した意匠へとフェイスリフトを敢行。



サーキットで培った技術を惜しげもなく注ぎ込んだプレミアムクー...の画像はこちら >>



ヘッドライトには、BMW初となる矢印型デイライト機能が付いたLEDライトを採用。フロントバンパーが大型化したことで威風堂々とした顔つきになっている。



サーキットで培った技術を惜しげもなく注ぎ込んだプレミアムクーペSUVがマイナーチェンジ! BMWから新型X6が登場
BMW X6 M60i xDriveのフロントマスク



インテリアには、インパネ中央に14.9インチのコントロールディスプレイと12.3インチのメーターパネルが一体化した液晶パネルを設置。運転席側に湾曲させたカーブドディスプレイを採用したことで、優れた視認性と高い操作性を実現した。



サーキットで培った技術を惜しげもなく注ぎ込んだプレミアムクーペSUVがマイナーチェンジ! BMWから新型X6が登場
BMW X6 M60i xDriveのインパネまわり



さらに、最新のコネクティビティ機能として、「OK, BMW」と話しかけることで目的地設定などを音声で操作できる『BMWインテリジェントパーソナルアシスタント』を搭載。Apple CarPlayやアマゾン アレクサにも対応しており、スマートフォンとの連携が、車内のインフォテインメントの充実へとつながっている。



スポーツカー顔負けの圧倒的に高い走行性能を実現

パワートレインには、BMWのスポーティな走りを実現する出力の異なるふたつのV8エンジンを設定した。



X6 M60i xDriveは、4.4リッターV8ターボに48Vのマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた。システム最高出力は530馬力、システム最大トルクは750Nmを発揮する。



サーキットで培った技術を惜しげもなく注ぎ込んだプレミアムクーペSUVがマイナーチェンジ! BMWから新型X6が登場
BMW X6 M60i xDriveの4.4リッターV8ツインターボエンジン



X6M コンペティションは、同じく4.4リッターV8ターボに48Vのマイルドハイブリッドシステムを組み合わせ、システム最高出力625馬力、システム最大トルク750Nmを発揮する。



サーキットで培った技術を惜しげもなく注ぎ込んだプレミアムクーペSUVがマイナーチェンジ! BMWから新型X6が登場
BMW X6M コンペティションのエンジンルーム



X6 M60i xDriveは8速ステップトロニックスポーツトランスミッションを、X6M コンペティションは8速Mステップトロニックスポーツトランスミッションを組み合わせており、強大なパワーを効率よく伝達してスポーティな走りを楽しめる。



スポーティなのはパワートレインだけではない。足まわりもダイナミックな走行性能を実現するために強化されている。



X6 M60i xDriveは、アダプティブMサスペンションを採用。卓越したハンドリングを実現した「インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング」も装備したことで、走行性能と快適な乗り心地を高い次元で両立させた。



サーキットで培った技術を惜しげもなく注ぎ込んだプレミアムクーペSUVがマイナーチェンジ! BMWから新型X6が登場
BMW X6 M60i xDriveの走行写真



一方、X6M コンペティションは、電子制御ダンパーとアクティブロールスタビライザーを備えたアダプティブMサスペンション・プロフェッショナルを採用。長距離走行において優れた快適性を実現する「コンフォート」、スポーツ走行用にボディ剛性を高める「スポーツ」、さらにダイナミックな走行を可能にする「スポーツプラス」の3つのモードをMセットアップメニューから選択可能だ。さらに、Mスポーツブレーキや優れたトラクション性能を引き出すMモデル専用4輪駆動システムのM xDriveなどを採用。Mハイパフォーマンスモデルとしての圧倒的な走行性能をサーキットでも発揮するため、数々の専用装備を用意している。



サーキットで培った技術を惜しげもなく注ぎ込んだプレミアムクーペSUVがマイナーチェンジ! BMWから新型X6が登場
BMW X6M コンペティションの走行写真



安全装備もぬかりはない。ストップ&ゴー機能付きのアクティブクルーズコントロールや車線逸脱警告システム、衝突回避・被害軽減ブレーキなどの安全運転支援システムのドライビングアシストプロフェッショナルが標準装備される。

また、高速道路での渋滞時にドライバーが前方を見ている状態でハンドル操作が可能なときに、一定の条件下でステアリングから手を離しての走行ができるなど、ドライバーの疲労を軽減してくれる。



新型BMW X6の価格は、M60i xDriveが1622万円、M コンペティションが2012万円。納車時期は2023年7月ごろを予定している。



新型X6は、M60iとM コンペティションといういずれも走行性能の高い2グレード構成とすることで、「駆けぬける歓び」というブランドイメージを体現したSUVに特化した。スポーツカーのような走りを楽しみたい人におすすめのクルマとなっている。

編集部おすすめ