この記事をまとめると
■人生は楽あり苦ありで未来に絶望してしまう人も多い■クルマを買うことで人生が華やかになる可能性もある
■人生観が変わるほどユニークだけど手頃な中古車を紹介
辛いなら楽しさが爆発する個性的なクルマを買うしかない!
歳を取るにつれて屁は臭くなり、髪の毛は抜け始め、顔はシワだらけになる。まぁその程度であればどうってことないとも言えるのだが、歳を取るにつれてフリーランスとしての仕事量は減り、今後さらに減っていくことはほぼ確定している。餓死確定である。
さらには友人も減り、ここ2年ほどは我が家の猫以外とは口をきいていないことにいま気がついた。猫に私の人間語が通じているかどうかはさておき。
もうダメだ。いっそ死のう――と、『昭和枯れすゝき』のAメロを口ずさみながらロープを手に取ったとき、ふと思った。「そうだ。クルマを替えれば、この絶望感とおさらばできるかもしれない。“人生観”が変わるかもしれない!」と。
貴殿はこれを「大げさな……」と思うだろう。だが人間の五感に直接訴えかける部分が多い「自家用車」というブツは、人間の精神状態や人生観に、知らず知らずのうちにかなりの影響を与えるものだ。アルファロメオに乗っている人はなんとなく”アルファロメオっぽい人格”になり、日産の「ブルーバード シルフィ」の中古車に乗り続けている人は、なんとなく”シルフィっぽく”なる。世の中、もちろん例外はあるが、おおむねそういうものである。
であるならば、現在の私が抱える絶望感を払拭してくれ、願わくば人生観までをも変えてくれそうなクルマとは……果たして何なのだろうか?
ひとつ考えられるのはシトロエン「2CV」であろう。
そんなシトロエン「2CV」は、今となっては超レトロというか、レトロうんぬんを通り越して「超絶時代遅れなクルマ」なわけだが、いまだ世界中(の一部)で人気を博しており、それどころか中古車価格も上がり続けている。私が「2CV」を購入した12年前は、支払総額で80万円も出せば結構いいモノが買えたが、最近の相場は安いモノでも総額190万円ほどである。
そんなシトロエン「2CV」の人気が意味するところは、「人間もクルマも“ハイスペ”じゃなくていいし、若くなくてもいい。とにかくシンプルに、基本のようなものに忠実でさえあれば、それでいいのだ」ということだろう。
常にガタピシいうし、高速道路では70~80km/hぐらいしか出せないが、でも意外としっかり走って止まって曲がるあのクルマにもう1度乗れば、私の絶望感と閉塞感も徐々に雲散霧消していきそうな、そんな予感があるのだ。「よし、もう一度ドゥ・シュヴォーを買おう!」
クルマを手に入れて人生を再び謳歌しようではないか
……と思ったが、さすがに高速道路では70~80km/hぐらいしか出せないのはちょっとツラい気もしてきた。いや出そうと思えば2CVでも100km/hぐらいは普通に出るのだが、そこまで出す気になれないクルマなのですよ。
であるならば――ブッソーネV6と通称される往年のV6ガソリンエンジンを搭載した「アルファロメオの中古車」でどうだ? 具体的にはアルファロメオ「156」や「GTV」、あるいは「147GTA」などである。
このブッソーネV6エンジンはフィーリングと音があまりにも素晴らしいというか官能的というか、「生の讃歌!」のようでもあるため、乗っているだけで陰鬱だった気分は完全に晴れ、軽い風邪程度であれば治ってしまう可能性もある(?)というのが、まず第1のポイントではある。
だがそれ以上に重要だと思うのは「世の中、意外となんとかなる」ということを、身をもって教えてくれるエンジンである……ということだ。
過去、私は3リッターのブッソーネV6を搭載したアルファロメオ「GTV 3.0 V6 24V」というクルマに乗っていた。
たしかに多少ぶっ壊れはしたが、本当に多少であり、ごくごくたまにのことでしかなかったのだ。故障などのせいで死にそうになったことも、修理代がかさんで死にそうになったことも、一度もない。たまに壊れても「ま、いっか(笑)」と笑って許せるサムシングが、そこにはあった。
これが意味することは、先ほど申し上げたとおり「世の中、意外となんとかなる」ということであり、それと同時に「他人のテキトーな言説や噂話など、いちいち真に受ける必要はない」ということでもある。
ブッソーネV6エンジンを搭載するアルファロメオとは、官能と感動のみならず「生きる勇気」をも与えてくれるクルマなのだ。よし、もう1度1990年代か2000年代ぐらいのアルファロメオを買おう!
……と思ったが、過去に乗っていた3リッターのブッソーネV6エンジンは、気持ちよく走ろうとするとリッター6~7kmぐらいしか走らないため、いまの困窮して絶望している私には燃料費の点で少々キツいのかもしれない。
であるならば……まずまず燃費が良くて(というか極度に悪くはなくて)、なおかつまあまあ安くて、そして気持ちよ~く走れることで陰鬱な気分が雲散霧消し、なんだかちょっと人生観も変わるようなクルマは……下記の3車種だろうか? ちなみにすべて「中古車」を想定している。
フィアット500のツインエア:0.9リッター2気筒ターボエンジンのビート感が最高である。
フィアット500すべての世代のマツダ ロードスター:このクルマで風を感じながら走り、なおかつ陰鬱な気分でいられる人間が、世界中のどこにいるだろうか?
マツダ歴代ロードスターフィアット ムルティプラ:こう見えてとにかく走りがイイ。そして「ブサイクでもいいじゃねえか! 中身がすべてだぜ!」という気持ちにさせてくれる。ただし顔が変わった後期型はデザイン的に凡庸すぎて死にたくなるので、おすすめしない。
フィアットムルティプラ
ほかにもいろいろあるのだろうが、とりあえず思い浮かんだ「絶望している私が乗るべきクルマ」あるいは「絶望しているあなたに乗ってほしいクルマ」は、以上5車種である。
そしてこの5車種について簡単なことを書いていたら、乗るまでもなく、なんだかちょっと楽しい気分になってしまった。そのため、死ぬのはやめることにした。というか、30年後ぐらいに死ぬことを、いま決意した。

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