この記事をまとめると
■軽自動車での高速巡航は一見すると機械的によくなさそうに見える■最近の軽自動車、それもターボモデルかつCVT搭載車であれば性能的には余裕だ
■低速でエンジンをレブリミット近くまでまわして走ることのほうが負荷が大きい
軽自動車で追い越し車線を走り続けるのってメカ的にどうなの?
新東名など120km/hで走ることのできる高速道路も増えてきた。そんな道において追い越し車線を120km/hで疾走する軽自動車を見かければ「無理しちゃって」と言いたくもなる。
なにしろ高速で走るということは、エンジン回転が高くなっていることとニアリーイコール。
とはいえ、現実的には軽自動車、とくにトランスミッションがCVTの軽乗用車であれば、外野が想像しているほどエンジン回転は高くない。
たとえば、筆者は旧型N-BOXカスタムターボで120km/h走行を体験したこともあるが、巡行時のエンジン回転数は3500rpm足らずといった印象。このエンジン(S07B型ターボ)の最高出力発生回転は6000rpmなので、エンジンとしては余裕しゃくしゃくの領域で走ることができるのだ。
もっとも、NAエンジンになると余裕があると感じないケースも出てくるだろうが、いずれにしてもトランスミッションがCVTであれば、エンジンをレブリミット近くまでまわさないと120km/hで走行できないというケースはほとんどないはずだ。
しかしながら、MT車になってくると話は変わってくる。とくに商用車は、フル積載での加速性を確保するためにローギアになっていることが多く、高速巡行は苦手だ。
こちらも筆者の経験となるが、現在の愛車であるスズキ・エブリイバン(NAエンジン・5速MT・FR)の場合、5速が直結となるギヤ比ということもあって、120km/hを出したときのエンジン回転数は約6000rpmと高めだ。
エブリイバンが積むR06A型エンジンの最高出力発生回転は5700rpmなので、まさにギリギリの性能で120km/h走行をしているということになる。実際、100km/hから上の加速はかなりゆっくりで、じわじわと120km/hまで到達するといった具合だ。
高速巡航はエンジン的につらい状況ではない
まとめると、軽自動車での高速巡行というのは、ターボ+CVTのパワートレインであれば、少なくともエンジンが無理しているという感覚はないだろう。NAエンジンであっても、CVT車であれば120km/hまでの加速性能はさておき、巡行時にエンジンが唸りを上げているという状況にはならないことが多い。
一方、NAエンジンのMT車になると、ギヤ比設定次第という部分もあるが、120km/h巡行をするにはエンジン性能を完全に引き出す必要がある。「無理しちゃって」と言われれば返す言葉もない、というレベルのパフォーマンスだ。
ただし、一般論も含めていうと、高速巡行というのはエンジンに負担がもっともかかるシチュエーションではない。なぜなら、速度が高いということはラジエターに十分な風量を導くことができ、冷却性能は足りている状況であることが多いからだ。
本当にエンジンに無理をさせているというのは、低速でエンジンをレブリミット近くまでまわして走ること。軽トラが荷台いっぱいに荷物を積んできつい坂道を上っているといったシチュエーションのほうが、エンジンへの負担は大きい傾向にあったりする。けっしてスピードを出しているほうがエンジンに厳しいとは言い切れないので注意したい。

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