この記事をまとめると
■2023年に記念すべきアニバーサリーイヤーを迎えた自動車関連企業を紹介■「CARトップ」も創刊して2023年で55周年を迎えた
■ホンダや光岡自動車、海外ではランボルギーニやハーレーダビッドソンなどが該当していた
今年は○○周年を迎える企業多数!
関東大震災の発生から100年という節目の年だった2023年。東京商工リサーチの調べによると、なんと2023年に創業100周年を迎えた企業は2649社にのぼるといいます。皆さんお馴染みのカレーや調味料などで有名なエスビー食品をはじめ、タイガー魔法瓶、紙製品やアルバムで有名なナカバヤシ、農林中央金庫やドラッグストアのカメガヤなどなど。
そして自動車業界でも、じつは2023年はアニバーサリーイヤーのラッシュでした。まず、本田技研工業が1948年9月24日の創業から75周年を迎えました。創業者の本田宗一郎は、人々の暮らしを少しでもよくしようと、自転車用の補助エンジンを製造する小さな会社からスタートし、世界一を目指して挑戦を続けます。「ホンダは99の失敗をして、たった1つの成功から大きくなった会社だ」という言葉のとおり、失敗を恐れず上司も部下も分け隔てなく一緒になって目標に取り組む社風が持ち味。
2輪でも4輪でも世界一に輝く偉業を成し遂げた日本メーカーであり、ホンダジェットからクルマや耕うん機、4ストロークの船外機など、陸海空すべてに関わるという希少なメーカーとなっています。
ちなみに、ホンダが所有するモビリティリゾートもてぎのホンダコレクションホールも、開館25周年を迎えました。こちらは12月でいったんリニューアルのために休館し、新たに2024年3月に再オープンの予定となっています。

さらに、ホンダの純正アクセサリーメーカーであるホンダアクセスが、独自のコンプリートカーとして発売している「Modulo X」も、ブランド10周年を迎えています。街なかを走る程度の速度でも違いを感じることができる、実効空力の技術が特徴となっています。

続いては、大量生産のクルマでは満足できず、もっと自分らしい魅力的なクルマが欲しいというユーザーに向けて、価値あるクルマを提供している光岡自動車は、2月1日に創業55周年を迎えました。
1台1台がクラフトマンによる手作業で生み出されるミツオカのモデルたちは、まさに自分だけのために丹精込めて仕上げられた相棒。

また、WEB CARTOPの姉妹メディアであり、日本を代表するクルマ雑誌として自動車ファンを増やしてきた『CARトップ』も、同じく55周年! 創刊号は1968年5月26日に発売された7月号で、表紙のクルマはなんと真っ赤なアルファロメオでした。

世界中で記念モデルの販売や式典が開催された!
続いて、海外ブランドでは猛牛のエンブレム「ファイティングブル」でお馴染み、ランボルギーニが60周年。もともとは農業用のトラクターを製造していたのですが、1963年に高級スポーツカーメーカーとして、「アウトモビリ・フェルッチオ・ランボルギーニ」を設立。初のワンオフモデルである350GTが誕生しました。
独創的なドアを備え、V10やV12気筒の大パワーエンジンを搭載するスーパーカーを次々と生み出し、数々の伝説を作ってきたイタリアのブランドです。

さらに、創業としては2024年で105周年となるベントレーなのですが、スイスのチューリッヒでベントレーの正規販売事業を手がけるシュモール社が2023年で100周年を迎え、それを記念した「ベントレーマリナー100周年アニバーサリーコレクション」が11月10日に発表されています。

2輪業界からは、ハーレーダビッドソンが創業120周年を迎えました。アメリカのウィスコンシン州ミルウォーキーにて、ウィリアム・S・ハーレーとアーサー・ダビッドソンが自転車用バイクエンジンの開発を行い、そこにアーサーのお兄さんであるウォルター・ダビッドソンが加わり、単気筒エンジンで排気量409cc、3馬力の「ハーレーダビッドソン第1号」が誕生しました。トマトの空き缶を利用したキャブレターなど、手作り感あふれる1台だったといいます。

さらにアメリカでは、現在は日本から撤退してしまいましたが、自動車の大量生産をいち早く実現したフォードも、創業120周年でした。

というわけで、アニバーサリーイヤーラッシュだった2023年。