この記事をまとめると
■2023年11月16日のロサンゼルスオートショーで新型フォレスターが世界初公開された■シンプルなラインで勝負しようという意図がうかがえるエクステリアデザイン
■シンプルな方向性は歓迎すべきも今後の課題は新しい「スバルらしさ」の創出がキモ
シンプルなライン構成で警戒感を演出した新型
11月16日(現地時間)、ロサンゼルスオートショーで世界初公開されたスバルの新型フォレスターが話題です。「激変だ!」「キープコンセプト?」とさまざまな声がありますが、今回はあらためてエクステリアデザインをじっくりチェックしてみたいと思います。キーワードは「シンプル化」です!
ようやくスッキリしたベルトラインに注目!
まず、全体のプロポーションを眺めてみると……、基本的には先代を踏襲していますが、わりとゴツさを感じる現行と比べると、ある種の軽快さを感じます。理由は? とボディをよく見ると、どうやらふたつの理由がありそうです。
まず、何といってもAピラーの付け根部分の変化が大きい! フォレスターを含め、近年のスバル車のAピラーはフェンダーパネルとの結合部分に如何ともし難い「鈍重」さがあって、個人的にはそこが最大の難点だと思っていました。
新型は、ボンネットフード両端を低くしつつ、ピラーの根本にアクセントの樹脂パーツを入れることで、サイドウインドウへの流れが一気にスムースになっているのです。しかも、現行ではキックアップしているサイドウインドウがリヤに向けて水平に延ばされたので、ベルトラインのキレがまったく違う!
もうひとつはリヤの軽さ。現行はルーフからバンパー下部までリヤパネルが一直線に伸び、結果として長いオーバーハングがチョット重い。
その点、新型は傾斜を抑えたリヤパネルがバンパー下部で大きく削ぎ落とされ、オーバーハングが短い分軽さを感じるというワケです。
スバルの新デザインには新しい「らしさ」が必要
個々のパーツではなく全体で表現したい?
次に、フロントを見ると、ランプとグリルの一体化がトピックです。現行では独立したランプがスバル独自の「Cシェイプ」を、グリルはヘキサゴン形状を表現しているのですが、それらをすべてひとつにまとめてしまった。
じつはリヤも一緒で、独立してランプがガーニッシュと一体化しています。これらはSUVらしい「力強さ」の表現ですが、いずれもボディ面に沿った有機的な形状が特徴。つまり、個々のパーツではなく、シンプルなボディ全体で勝負しようという意図が伝わってくるのです。
続いて、ボディサイドでもふたつの特徴があって、まずはシンプルなドア面が挙げられます。現行は「DYNAMIC × SOLID」を象徴するカーブを描いた独特なキャラクターラインが走っていますが、新型にはありません。
その代わりに設けられたのが巨大なホイールアーチ形状です。
シンプル路線への軌道修正は歓迎だけど……
すでにお気付きと思いますが、シンプルなドア面や大きなホイールアーチの表現は、いずれも先日のジャパンモビリティショーに出品された「SPORT MOBILITY CONCEPT」の基本要素でもあります。同車は今後のスバルデザインを示唆するコンセプトカーであり、新型フォレスターには早くもその一端が表れているワケです。
ランプやグリル、キャラクターラインなど、部分ばかりを見ないシンプルな方向性は歓迎すべき点ですが、今後の課題はスバルとしてのオリジナリティでしょう。端的な話、新型にスバルのエンブレムがなくても「これはスバル車だ!」と瞬時にわかるのか? その新しい「スバルらしさ」の構築がキモと言えそうです。

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