万が一のパンクでも安全な場所へ移動できるのが強み
トヨタの新型スープラは、もっとも廉価なグレードであるSZにのみランフラットタイヤを標準装着している。より上級のSZ-Rと最上級のRZは、非ランフラットだ。これは、共同開発が行なわれたBMWのZ4も同様であり、スタンダードはランフラットタイヤを標準装着するが、それ以上のグレードは非ランフラットとなっている。
スープラは、基本的な部品についてZ4と共用しており、それをどのようなクルマに仕立てるかでトヨタの独自開発が行なわれた。したがって、共用部品となるタイヤのサイズによって、ランフラットと非ランフラットがわかれている。
ランフラットタイヤとは、タイヤ側面のゴムの厚みを増しておくことにより、万一パンクして空気がすべて抜けても、しばらくの間は安全に支障なく走行を続けられる機能を備える。厚みを増したタイヤ側面で車重を支え、また走行性能を保持するのである。スペアタイヤや、パンク修理剤を搭載せずに済み、最寄りのタイヤ交換可能な店やガソリンスタンドなどまで移動できる。
スペアタイヤは人によって利用の有無がわかれ、クルマを所有している間一度も使ったことのない人が多い。非搭載とすれば、使わないものに資源を使う無駄を省くことができる。また、スペアタイヤは車重を増加させ、燃費や加速性能に影響を及ぼす。車両のパッケージングにおいても、無駄な空間を必要とし、客室内や荷室容量に制約を与える。ほかに、タイヤ交換やパンク修理を路上で行なう例もあり、それで命を失った交通事故があった。
BMWはほぼすべての車種にランフラットを採用!
環境負荷の低減と安全性向上のため、ランフラットタイヤの実用化は20年近く前に始まっている。それをほぼすべての新車に標準採用したのは2003年のBMWだった。
ほかの自動車メーカーでは、ごく一部の車種に採用例があるが、BMWのようにほぼすべての車種に採用する例は今日なおまれだ。この先、自動運転が本格化した際には、ランフラットタイヤの標準化が求められるだろう。安全の側面はもちろん、交通の流れをパンクした車両が停車して阻害するようでは、自動化の意味も薄れる。
サーキット走行を行なうことも視野に入れたスポーティ車種では、BMWでも非ランフラットとなっている。そしてタイヤサイズの観点から、Z4ではランフラットと非ランフラットの車種が混同する状況が生まれている。そのためスープラも、ランフラットと非ランフラットの区別が生じたのだろう。
新型スープラを試乗した印象では、ランフラットタイヤのSZがもっとも素直な操縦性で、乗り心地も満たされていた。現行のBMW 5シリーズで、いよいよランフラットを使いこなした印象が強く、それがスープラSZでも効果をもたらしたのではないか。一方、非ランフラットでありながら、スープラのSZ-RとRZは、乗り心地に硬さが残り、成熟には今後の進化が期待されるところである。

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