パンクに気づかないとボディにまで被害が及ぶ
クルマの故障や不具合はどうしても発生してしまうもの。クルマ自体の品質は上がっていても、消耗品がある以上、メンテ不良などが原因でなにかしらトラブルが起こる可能性がある。起こったとしてもすぐに気が付けばいいのだが、そのまま走ってしまった場合はどうなってしまうのだろうか? パート別にまとめてみた。
1)パンク
道路の管理が良くなったといっても、釘などを踏むのは避けられない。トレッドに上手く刺さった場合、そのまま走れることができてしまい、完全に抜けるまで数カ月かかることもある。もちろんその間に少しずつ抜けるので、どこかのタイミングで気が付くしかない。そのためにも1カ月に一度の空気圧点検は励行したいところだ。
なんらかの原因で裂けてしまう、いわゆるバーストの場合は気が付きやすいが、最近のタイヤはサイドの剛性も高いのですぐに気が付かないことも。そのまま走ると(少しなら走れてしまう)、ホイールまでガリガリになるだけでなく、裂けたタイヤがフェンダーを叩いたりして、ボディにも被害が及ぶことがある。
また、BMWなどはパンクしても走れるランフラットタイヤを装着しているが、これこそわかりづらい。その対策として各車輪に空気圧モニターを付けて、発生した場合に知らせるようにしている。
2)ドライブシャフトブーツ
これも長期で見ると消耗品で、10万km前後ぐらいから破れる可能性が高くなる。ミッションやデフから各車輪に力を伝えるドライブシャフトの両端に付いていて、役割としては内部のベアリングやジョイントがある。ミッション側は比較的シンプルだが、車輪側は操舵もするので複雑で、そこを潤滑するためにゴムのブーツを付けて、内部にグリースを充填している。
そのためここが破れるとまずグリースが飛び散る。この段階で気が付けばグリースをきれいに拭き取って、新品のブーツにすればいいが、グリースが切れたまま走ったり、曲がったりしていると、ジョイントが摩耗して、異音が発生したりする。こうなると、シャフトやジョイントごと交換することになる。
オイルが抜けるとエンジンが再起不能に!
3)オイルが抜けた
添加剤のアピールで、オイルを抜いても走れるというのがあったが、実際に抜けてしまうとどうなるか? もちろんエンジンの種類や入れていたオイルによるが、アイドリング程度なら、数十分は回るし、超低速なら、数kmは走ることができる。もちろん走れても、そのエンジンはオシャカ。オイルを入れても元には戻らないので、下まわりをヒットしたときなどはすぐに停車して点検するほうがいい。
4)冷却水が抜けた
ラジエータが損傷したり、ホースが破れたりすることもあるので、オイルよりも起こる確率が高いのがこちら。大量に抜けてしまうと、あっという間にオーバーヒートするので、走ることはできないと考えたほうがいい。走れても、抜けきるまでの時間のみ。ちなみにセンサーが空気中に露出してしまうと正しい温度が測れず、水温計が上がらないこともあるので注意が必要だ。
5)マフラーが脱落
最近は純正でもステンレスを使っているので、昔のように脱落したり、穴が開いたりすることは少なくなった。もしそうなったら、まず爆音になる。それさえ我慢すれば普通に走れるが、抜けがよくなりすぎて燃料と空気の割合が狂い、コンピュータがカバーできなくなることも考えられる。走れるとはいえ、最小限にしてすぐに修理したほうがいい。

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