ファミリーカーがGT-R!? 男女の思考回路は別モノ

とあるご夫婦のお話です。独身時代からクルマいじりと走ることが好きで、スカイラインGT-R(R33)を我が子のように大切にしてきたご主人。クルマも運転も嫌いではないけれど、その時のライフスタイルに合わせたクルマとともに過ごしてきた奥様。

2人は結婚後、2台は不要だからと話し合い、ロールバーやバケットシートでチューニングされたご主人の愛車を残しました。奥様が買い物などで必要な際には、できる限りご主人がアッシーをすることを条件に、お小遣いの範囲でクルマ趣味を許すことにしたのです。



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しかしやがて、奥様はご懐妊。ロールバーが入った車内ではチャイルドシートの使用は難しく、ご主人は赤ちゃん誕生までには愛車を買い換えることを約束しました。その時に奥様が出した条件は3つ。「自分でも運転できるAT車であること」「後席にチャイルドシートが装着でき、その隣に自分も座れること」「ベビーカーが積めること」。ご主人が「わかった」と素直に了承したため、奥様はその後のクルマ選びには何一つ口出しはしなかったそうです。



そしていよいよ、出産も間近になり新しい愛車が納車される日。ディーラーから帰ってきたご主人とそのクルマを見て、奥様はびっくり仰天。なんとそれは、当時日産から発売されたばかりのGT-Rだったのです。てっきりミニバンか何かがくると思っていた奥様に、ご主人は「条件はクリアしてるよ」と平然と言い放ったそうです。



ファミリーカーに選んだのは激速スポーツカー! 子供ができても「クルマ趣味」が忘れられない夫に妻がすべき対応とは



これは笑い話のような実話ですが、これほどまでに女性と男性の思考回路は別モノだということがよくわかります。

なので、いくら結婚しても子供ができても、それを理由に頭ごなしにクルマ趣味をやめるようにと言っても、理解して聞き入れられるはずはないのです。



お互いが理解し合えば魅力あふれるクルマ好き夫!

また、私の個人的な意見としては、決してクルマ趣味が悪いとは思いません。なぜなら、もしそれまでクルマ趣味につぎ込んでいたお小遣いや時間が余るようになって、それならばと毎晩のように飲み歩いたり、キャバクラに通ったり、最悪の場合は愛人なんて作ったりしたらどうでしょうか? それこそ家庭崩壊になりかねないですね。



クルマいじりは、体や洋服は汚れるかもしれませんが、基本的に同じ場所で作業するので居場所はつかみやすいし、走りに行けばお酒は飲めませんから、どこかで缶コーヒーでも飲んで帰ってくるぐらいで、よっぽど健全です。



そして何より、少しでも不具合があれば命に関わるクルマのことを、年がら年中気にしてメンテナンスしてくれているのですから、家族としても安心感が高いのではないでしょうか。なので、クルマ趣味をすっぱりとやめさせるよりは、常識的な範囲で続けさせてあげる方が、妻としては得策だと思うのです。



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ここで重要なのは、やめなくてもいいけど「お金」と「時間」にはある程度制限を設けてもらうことでしょう。お小遣い制など、ご主人の自由になるお金が把握できている場合は、それを超えないことを守ってもらいます。もちろん、税金や保険などクルマの維持にかかるお金も含めて、家計からの補填はしないことが重要です。もし夫婦で別会計にしているなら、生活費や将来のための貯蓄など必要なお金は確保した上で、クルマにかかるお金の詳細も開示してもらい、大体の流れは掴んでおくといいですね。



そして時間は、休みの日だからといってそのすべてをクルマのために費やされると、妻の家事や育児の負担が増すばかり。とくに共働きの家庭では、妻だって疲れているし自分の時間も欲しいものですよね。

週休2日なら、クルマ趣味に費やすのはどちらか1日だけにしてもらったり、もし危険な場所でないなら子供も一緒に連れて行ってもらうなど、お金だけでなく時間をセーブすること、家族との時間を作ることも考えてもらいましょう。



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最後に、趣味のクルマというのは男性にとって、自分の分身だったり子供のような存在です。しっかりと夫婦の間で約束事をして一度許したのなら、それ以降は決して妻はそれに関して嫌な顔をしたり、否定的な発言はしないのがマナーだと思います。できれば少しでもご主人の思いに寄り添い、ミニカーを飾ってあげたり、たまには洗車を手伝ってあげるなど、家族の一員として見てあげれば、きっと夫婦円満が続くはずです。

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