多彩なクルマの乗り方がありライフスタイルに合わせて選べる
クルマは工業製品のなかでも数少ない「愛」という言葉が付く製品だと、ことあるごとに主張するのは、かのトヨタ自動車社長である豊田章男さんだが、いまやユーザーマインドは愛車をパートナーとして大事にしていくという考え方だけではなくなっている。必要なときだけ利用できればいいというユーザーもいれば、愛車と一生添い遂げるのだ! と大事にしているオーナーもいる。
ここでは「カーシェアリング」、「サブスクリプション」、「カーリース」、「残価設定ローン」、「ローン」、「現金払い」と「現金購入の新しいカタチ」の7パターンにわけ、それぞれのメリット・デメリットを整理してみよう。
1)必要なときだけ利用するので負担が軽い「シェアリング」
日本における「カーシェアリング」は、コインパーキング業者が展開していることが多いが、ようは必要に応じて短時間の利用を考えたビジネスモデル。いわゆるレンタカーは最短でも6時間くらいからのスタートになるがシェアリングであれば、使った時間だけのコスト負担でよく、またガソリン給油も基本的に不要というのはレンタカーに対するメリットだ。
もっとも月額利用料が必要となる場合には、たまにしか利用しないと無駄な月額利用料を支払うことになるのはコスト的なデメリット。また、急に利用したいと思っても、カーシェアリングの車両がすべて出払っているといったケースも考えられる。また、車種もコンパクトカー中心となっている傾向があるのも、ユーザーニーズによってはデメリットとなるだろう。さらに拠点が近所になければ利用しにくい。おもに都市部でカーライフを送るのに便利で、駐車場を借りなくてもいいなど、コスト面でもっとも負担が少ないのが「カーシェアリング」といえる。
2)任意保険まで一括でわかりやすい「サブスクリプション」
会員制という意味ではシェアリングと似ているが、つねに手もとにクルマを置いておけるのが、クルマの「サブスクリプションサービス」だ。具体的にはトヨタが展開している『KINTO ONE』を検討するユーザーが多いだろう。KINTO ONEを例にすると、クルマ単体だけでなく任意保険もセットになっているので、ワンストップ的に利用できるのはメリット。
また、保険料に関わる等級が低い若年層ユーザーでは、任意保険に入るよりもKINTO ONEの料金は負担が少なく、コスト面でも有利になる傾向がある。逆にいえば等級が上がってるベテランドライバーでは全体としてみると負担が大きくなる可能性がある。
さらに、サブスクリプションサービスというと、気軽にクルマを乗り換えられるイメージも受けるが、実際にはトヨタ車のKINTO ONEサービスでは最短でも3年が契約期間となってしまい、後述するリースや残価設定ローンと実際のカーライフという点では大きく変わらない印象も受ける。
3)整備代まで含めて経費処理で有利「カーリース」
長期賃貸である「リース」についてはさまざまなメニューがある。車両価格だけのリースもあれば、メンテナンスなども含めたものもあるが、自賠責保険や各種税金などの諸費用も含めて料金設定しているケースが多い。そのため、カーリースの場合は任意保険については別途ユーザーサイドで加入する必要がある。
最近では、中古車を対象とした非常にリーズナブルなカーリースも生まれているが、個人ユーザーが利用する目立ったメリットというのはメンテナンスなどもセットにしたメニューの場合になるだろう。さらに、法人になると車両に関わるコストが100%経費にできて、その金額も明確というのは節税的な意味ではメリットとなる。また、リースの場合は基本的に途中解約ができないため長期リース契約を結んでしまってから、家族構成が変わったり、転勤などでクルマが不要になったりしたときに違約金を支払う必要が出てくるのはデメリットだ。長期契約にするほど月々の負担は軽くなるが、ライフステージの変化も考慮しておく必要がある。
これまでにはなかった新しいタイプも誕生
4)目先の負担を軽くすることができる「残価設定ローン」
そうは言ってもやっぱり愛車は所有を前提にしたい、というユーザーが目先の負担を軽くして新車を手に入れる手段が、最近増えている「残価設定ローン」と呼ばれる買い方だ。通常、乗用車の場合は初回車検となる3年後のリセールバリューを設定して、その分を除いた金額に手数料や諸費用を乗せた額を支払うというシステムだ。
単純にいえば300万円のクルマの3年後の残価が180万円だったとしたら、とりあえず120万円に金利や手数料をかけた金額を36回払いにすることで新車に乗れるため、目の前の負担が軽くなるのがメリット。ただし、そのクルマが気に入って3年後に本当に愛車にしたいと思ったら、残価を支払う必要が出てくる。そのため、最終的に所有したいと思うのであれば収入に対して背伸びしたクルマを選ぶことはできないのが注意点。また、傷が多かったり、事故を起こしてしまったりすると残価が下がってしまうため、やはり最終的に清算する金額が大きくなってしまうこともあるので、注意が必要だ。
5)自分の好きなクルマやグレードが選べる「オートローン」
素直に「ローン」で購入するという手段を選べば、リセールバリューを気にせずグレードやボディカラーといった仕様を選ぶことができるのはクルマ好きとしてはメリットだろう。場合によっては6年ほどの長期支払いになるケースもあるだろうが、いずれにしてもローンを完済すれば、所有者も自分になり名実ともに愛車を手に入れることができる。
ただし、長期ローンを組むほどトータルでの金利負担が大きくなってしまうのはデメリットだ。一方で、ディーラー系のローンを利用すると値引きが大きくなる傾向もある。そのあたりのトータルでの支払い額についてしっかりと計算して検討するのが賢いローンの利用法だ。
6)長期保有するならもっともローコスト「現金払い」
購入時の負担は大きいが、トータルでの支払い額についてはもっとも抑えることができるのが「現金払い」だ。金利もかからなければ、リースのような違約金も発生しない。さらに納車されたときから車検証の所有者欄に自分の名前が入っているのは、マニアックだが所有欲を満たしてくれる。
欲しいクルマの購入費用をポンと支払えるだけの余裕があれば、まったくデメリットのない買い方ともいえるが、欲しいクルマを現金で買うために貯金を続けているというのは人生として見ると損といえる面もある。本当は若いときに乗りたかったのに、お金が溜まったときにはライフステージが変わってしまい、購入に踏み切れなかったとなれば、なんのために我慢してきたかわからない。そうであればローンでもなんでも利用して、乗りたいときに乗ってしまうのが、カーライフとしては充実しているかもしれない。
7)ホンダから登場! 現金購入と残価設定のハイブリッドタイプ
では、金利負担をなくして、なおかつ貯金が目標まで達していなくても新車を買う方法はあるのか。じつは「ある」のだ。それがホンダ系ディーラーのはじめた「バリ保」と呼ばれる買い方で、現金購入と残価設定ローンを足して割ったような仕組み。
毎月の面倒な支払いや金利負担をなくすことができる新しい新車の買い方だ。ただし、こちらも3年後に本当に所有しようと思ったら、残価を一括で支払う必要がある。そのため、結局は3年間お金を貯めておかなくてはいけない。ただし、現金購入でもできるという予算のあるユーザーが「バリ保」を利用することで、余った予算を投資してうまく回すことができれば、3年後には資産が増えている可能性もある。もちろん、減ってしまう可能性もあるので、捕らぬ狸の皮算用にならないよう気をつけてもらいたい。

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