50歳のルーキーから最多勝のシーラカンスまで!
昨年は新型コロナのおかげで変則開幕し、驚愕のエンディングで終わったスーパーGTであったが、今年はいまのところスケジュール通りに開幕してくれる模様だ、っていうか開幕して欲しい。
読者の皆様こんにちは、フォトグラファーの佐藤正勝と申します。
こちらでは写真を撮る側の個人的興味と独断と人間関係で、今年の注目ドライバーや車両を紹介致します。そう、あくまでも個人の見解ですので、クレームは一切受け付けません。
去る3月6~7日に岡山国際サーキット、27~28日に富士スピードウエイで2021年のスーパーGT公式テストが総台数44台で行われたそのなかで、オッサン的にまず興味を持った車両は新型BRZ。ドライバーは昨年同様に山内秀輝&井口卓人選手の盤石の体制である。昨シーズン、速さはあるもののレースの神様に弄ばれたとしか思えないような展開が多く、シリーズランキング6位に沈んだのだが、この新車BRZの出来はシーズンを通して注目して行きたい。やっぱり被写体はカッコよくないと、お仕事しててもテンションがダダ下がるワケですよ。
そして昨年GT300に鮮烈デビューした埼玉トヨペットのスープラであったが、今年はもう2台増えてスープラ同士のバトルが見ものとなりそう。車両は一緒で、違いは各チームの作戦とドライバー、タイヤメーカーだけなのだ。B社、Y社、D社のタイヤ開発バトルがと~っても楽しみだ。因みに車両製作をしたのは……以下自粛。
レース車両に関しては皆様達もほぼ同じだと思うから、ここからは運転手さんたちの話にしましょう!
このサラブレッドが日本で走るとは思わなかった! というのが、パパはジャンでママは久美子のJrと言えば、ジュリアーノ・アレジ選手。
お次は、去年フォーミュラーに突然カムバックして話題をさらったモッティ本山が、今年はスーパーGTに帰って来た~~~~っ! 去年DTMに参戦した元相方だったブノワ(トレルイエ)の話をした時に「ブノワとまたスーパーGTに参戦したら面白いよね、アウディ、クルマ出してくれないかな?」なんて本山と立ち話しをした事を思い出す。でもアウディで参戦ってとこを実現したのには、本山の言霊を感じる。それにしても岡山のテストではルーキーテストを受ける事になったのには本人も驚いていたけど、ルーキーテスト走行後に「50歳のルーキー、テストに合格しました!」と笑って話してくれたけど、もう彼が50歳って事実にこっちが驚いたわ! 因みに大事なチームのアウディを、最初にコース上で擦って帰って来たのがモッティだったのは、良い子のみんなは内緒にしておこうね。
一昨年、小暮卓史選手がJLOCに移籍したのには驚いたが、今年は松浦孝亮選手がJLOCに移籍して来た。孝亮がユーロF3に参戦していた当時、所属チームだったイタリアの名門「プレマパワー」に自分を専属フォトグラファーにと進言してくれたのが孝亮だった。JLOCがある愛知県は孝亮の出身県でもあるし、イタリアのクルマに乗るのも何かの縁じゃないだろうか。それにホンダ時代にNSXでミッドシップ車両に乗っていた2人が揃った事で、ランボルギーニの開発と熟成に拍車がかかることに期待したい。
そのJLOCから一昨年日産に移籍した平峰一貴選手が、GT300での活躍が認められ、トントン拍子にGT500のチームインパルに昨年加入。その走りはロニー・クインタレッリ選手や星野監督にも凄いと言わしめたほどの実力だ。
そして注目株のもうひとりは、昨年途中までF2に参戦していた松下信治選手のホンダから日産への移籍だ。両選手共にF3時代から撮影していた小僧ドライバーどもであったが、レースともなるとその走りっぷりを例えるならば……狂犬! その狂犬が2人揃った今年のインパルは、鬼の星野監督とともにGT500の目玉になって欲しいもんですわ、マジで。
最後はこの方、現役最多勝男の新田守男選手だね。もうかれこれ35年くらいの付き合いになっているけど、まだまだこのおっさんドライバーが現役で頑張っている姿に「走るシーラカンス」の称号を与えたいと思います! 岡山トヨペットに移籍してからも幾度となく優勝をしているけど、それって相方の若いドライバーのおかげじゃないかと分析。去年は坂口晴南選手だし、一昨年は中山雄一選手だし、今年に至っては昨年のF4チャンピオンにして沖縄初のメジャーレーシングドライバーである平良響選手だからね。平良くん、面倒だけどシーラカンスのお世話を宜しく。
そんな訳で今回はこの辺で~。また気が向いたらアップさせて貰いますので、担当編集者の気分次第の不定期連載ってことでお楽しみにしてくだされ。
■ライター紹介
佐藤正勝(愛称は「巨笑」「マサかっちゃん」)
日本レース写真家協会会員(JARPA)
芸歴ほぼ35年、箱車レース好きが高じて世界中で人気となったドイツのツーリングカーシリーズDTMでは、日本人初のパーマネントパスホルダーとなるも、’96年でシリーズ消滅。WEC、SWC、STW、BTCC、JTCCなどのシリーズを追って撮影していたが、追いかけるレースシリーズが次々と消滅。2000年より再開した第二期DTMでは、J Spotsで解説と言う名の「居酒屋トーク」を繰り広げるが、その第二期も2020年でまたまた終了。目を付けたレースシリーズ戦が次々と消滅することから、世界中のレースプロモーターから「壊し屋MASA」の名で恐れられ一目を置かれる存在となっている(一部、個人の見解です)。

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