見た目だけでなく悪路走破性も高めた本格派
スバルは、北米専用車としてオフロード車の特徴を際立たせた「アウトバック・ウィルダネス」をアメリカで発表した。
アウトバックは乗用車とSUVの魅力を融合したモデルとして支持されている。
ウィルダネスはアウトバックのもつ本質的価値はそのままに、アウトドアシーンで頼れる走破性と機能性を強化。本格オフロード車ような、タフでラギットなスタイルに変身させ、スバルSUVの新しい価値を北米市場に提案するモデルだ。

搭載するパワーユニットは、2.4リッター水平対向4気筒直噴ガソリンターボ。組み合わせるリニアトロニックは、極低速時のトラクション性能を強化した。高剛性ボディにバンプストローク量の大きい専用サスペンションを組み合わせ、日常の快適性を損なうことなく未舗装路での衝撃吸収や路面追従性を高めている。

足もとにはオールテレーンタイヤを装着して登坂路などの走破性を向上。最低地上高は標準モデルの8.7インチ(約221mm)から9.5インチ(約241mm)まで高めて、オフロード走行での路面との接触などに対する安心感も高めている。悪路走破性を支援するX-MODEは、DEEP SNOW/MUDモードの対応速度域を広げて実用性も向上させた。

注目すべきは走破性の向上だけではない。内外装デザインにもこだわりが満載だ。前後バンパーをはじめ、随所にオフロード車らしい専用アイテムをプラス。

インテリアは、ブラックとグレーのダークトーンでコーディネートし、外装と同じくアナダイズドイエローの差し色が入る。アウトドアなどを楽しむひとには嬉しい、防水性を備えたシート表皮&後席シートバックなども採用。車内の汚れなどを気にすることなく楽しめるのはありがたいだろう。

北米市場での発表ということで、残念ながら日本市場への投入は予定されていないという。ぜひとも日本のオフロードを颯爽と駆け抜ける姿を見てみたい1台だ。
