スタジオで撮った写真やスピード写真撮影機のものもOK!

運転免許証は、さまざまな場面で身分証明書として提示する機会があるが、あの免許の顔写真、納得できる写りだろうか? ヘンな表情だったり、人相が悪かったり、写りが悪い場合は、自分で持ち込んだ写真で免許証を作り直してもらうといい。



じつは通常の更新時はもちろん、免許の有効期間にかかわらず、好きなタイミングで、持ち込み写真による免許証の再交付できるようになっている。



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これは、2019年12月1日の道路交通法の改正により、運転免許証に掲載されている顔写真を変更することが認められるようになったからだ。持ち込む顔写真はスタジオでプロに撮ってもらったものでも、駅前などにあるスピード写真撮影機で撮った写真でもOKで、具体的な条件は下記のとおり。



・縦3センチメートル×横2.4センチメートル



・カラー、無帽(宗教上又は医療上の理由がある場合を除く)



・正面、上三分身、無背景



・申請前6か月以内に撮影したもの



・目の色や大きさが変わるため、カラーコンタクト等の使用は不可



・背景が極端な原色(赤色や黒色など)のもの、顔の輪郭や衣類などが背景と同化しているもの、粒子の粗いもの、ドット(網状の点)やジャギー(階段状のギザギザ)があるものなどはダメ



・加工写真は不可なので、アプリなどでの加工は認められない



その他、



・不鮮明、変色、傷、汚れなどのあるもの



・サングラス、マスクを使用していたり、変装したりして個人識別が容易でないもの



・合成写真または写真を修正しているもの



・写真専用紙で印刷していないもの



・写真をコピーしたもの



・グラデーションがあるもの



・洋服が見えず、裸に見えてしまうもの



などは不適正とされる。



クオリティ的には、スタジオで撮ってもらうのが一番だろうが、最近の高性能スピード写真撮影機(セルフ)の仕上がりも侮れない。「プレミマムモード」や「エクセレントモード」、「男前モード」「美肌モード」などを選べば、相当満足度の高い写真が撮れるはず。撮り直しが可能だったり、撮影した写真データをスマホに保存できたりしても、800~900円程度で撮影できるので、コスパは上々!



ただし、現状では都道府県ごと、あるいは免許センターや警察署によって、持ち込み写真の取り扱いや条件が異なっているケースがあるので、写真を撮影する前に、最寄りの運転免許センターに一度条件や手続き方法を問い合わせて欲しい。



「表情が気に入らない」写真の免許は「再交付」可能だった! そのとき持ち込みNGな写真とは



なお、写真のほかに、持ち込み写真による再交付の手数料として2250円が必要(更新時なら、とくに追加費用は不要)。



このように、意外に簡単かつリーズナブルに、お気に入りの写真で免許証が作れるので、免許センターで撮影した写真が気に入らない人や、写真写りを気にする人は、持ち込み写真で作り直してもらってはどうだろうか。

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