この記事をまとめると
■乗り物好きからすると「バイクとクルマ」を持つことは夢だ



■現実問題、バイクとクルマを同時に楽しむことは難しい場合が多い



■日本では過去にバイクとクルマを同時に楽しめるモデルが存在していた



「バイクとクルマを一緒に乗る」という夢のようなクルマとは

クルマ好き、バイク好きは方向性として重なっている部分が多い。そんな趣味を同時に味わってしまおうというのが、いわゆる「6輪生活」というものだ。ガレージに愛車(4輪)と愛機(2輪)を並べるというのは、そうした趣味人としては夢のひとつかもしれない。



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それはともかく、6輪をセットで楽しんでしまおうというライフスタイルを、およそ40年前にホンダが提案したことがあったことは、ご存知だろうか。



それが1981年10月に発売された初代シティとモトコンポで、世界初の4輪・2輪同時開発により生まれている。リッターカーである「シティ」のトランクにピッタリ収まる折りたたみ式の原付スクーター「モトコンポ」を用意することで、長距離はクルマで移動、目的地での近距離移動にはバイクを使おうという提案だった。



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ちなみに当時の新車価格はシティが78万円~80万円、モトコンポは8万円だったから、合わせて買っても90万円足らずという設定。1980年代当時は、割高な印象もあって、とくに折りたたみ式スクーターのモトコンポは話題になったほどは売れなかったが、あらためて見れば、なぜセットで売れなかったのか不思議なくらい魅力的な“6輪”だ。



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「バイクをクルマに積む」というのはシンプルだけどやっぱり大変

とはいえ、あらためてモトコンポのスペックを見ると、この6輪生活は少々ユーザーを選ぶ部分があったのは否めない。モトコンポの重量は45kg。この重さをヒョイと持ち上げてシティのトランクに収めることができるのは若い男性限定だったかもしれないからだ。



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通常、バイクをラゲッジに積むにはラダーなどと呼ばれる専用のスロープが必要だ。



ワンボックス車のリヤにラダーをセットして、バイクのエンジンをかけてクラッチを微妙に操作しながら上手に使ってバイクを載せられるようになるには、それなりの練習が必須。



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車椅子での乗車を考えた幅の広いスロープ付きのクルマであれば押したままバイクを載せらせそうな気もするが、実際にやってみると、車椅子よりもバイクの全長は倍近くあるため、車体を収めるだけのスペースがないことが多い。



また、バイクを収めたとしても固定が面倒な上に、基本的にリヤシートは使えなくなる。

レジャーユースを前提とした6輪生活的に目的地で気軽にバイクに乗るといった使い方は難しい部分があるのも正直なところだ。



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では、6輪生活は夢のまた夢なのかといえば、そんなことはない。2011年の東京モーターショーにてホンダが電動モトコンポというべき「モーターコンポ」というコンセプトモデルを出していたことを覚えているだろうか。



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いま、ホンダはじめ日本の二輪メーカーは、バッテリー交換式の電動バイクを規格化しようと動いている。バッテリーとバイク本体が切り離せるということは、別々に載せることで積み降ろしの負荷を軽減することができる。



さらに、モトコンポではガソリンやバッテリー液が漏れださないような工夫も必要だったが、電動化されれば、そうした対応も不要で、積載方向の自由度も高くなる。さらに、電動バイクでは航続距離の短さは課題だが、6輪生活で近距離ユースに限ればそうしたネガも気にならなくなるわけで、電動化時代にシティ+モトコンポで提案した6輪生活というコンセプトは蘇るかもしれない。



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