この記事をまとめると
■筆者がバンコクを訪れるとタクシーの変化に気づかされた



■必ず料金メーターを入れてくれるようになっていたのだ



■昨今のバンコクのタクシー事情について解説する



すべてのタクシーが料金メーターをオンにしていた

久しぶりにバンコクを訪れて変化を感じたひとつがタクシー。今回はタイ政府の新型コロナ感染対策もあり、久しぶりにバンコク中心部に宿をとり、タクシーにて郊外のモーターショー会場まで向かう毎日だったのだが、どのタクシーに乗っても必ず料金メーターを入れてくれるのである。「当たり前のことではないか」と思う人も多いかもしれない。



以前、筆者がこのWEB CARTOPで紹介させていただいたが、新型コロナウイルス感染拡大前にバンコク市内でタクシーに乗ると、まずメーターを入れてくれない。筆者を外国人と認識しての対応なのか、筆者個人が“なめられている”のかは定かではないが、乗車すると英語で「500バーツ」と言ってきたり、スマホに“500”と数字を打ちこんで見せられたりして、双方納得できればめでたくスタートとなった。しかし、今回は乗ったタクシーのすべてが料金メーターをオンにしていた。



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事情通に話を聞くと、「SNSの急速な発達があるようですよ。料金メーターを入れないのは明らかな不正行為となります。その様子を乗客にスマホで撮影されて無料動画投稿サイトなどにアップされることで告発されるようになりました。当然不正行為が明らかとなればドライバーは何らかのペナルティを受けますから、最近はメーターを入れるのが当たり前となりました」とのこと。



もともと「ぼったくり」というレベルでもなかった

以前はバンコク中心部からショー会場まで利用すると、メーターなしでの“指示料金”では500バーツ(約1890円)ぐらいだったのだが、メーター料金では250バーツ前後(約945円)となっており、思わぬ“コストセーブ”ができた。ただ、ドライバーの“指示料金”はそんなに驚くほど高いものでもない。新型コロナウイルス感染前には「渋滞の激しいバンコクでは、メーターを入れないほうが安くなる(時間距離併用型)こともある」などと説明を受けたことがあるが、“ふっかける”にしても、“まあいいか”となりやすいレベルで攻めてきていたのである。



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インドではいまは、ライドシェアアプリが普及しているので、スマホでどこでも車両を呼び出すことができるが、それ以前筆者はタクシーをチャーターして出かけ、指定時間に迎えにきてもらうようにしていた。しかし、出かける時に指定のピックアップ時間になってもやってくることはまずない。

頼むときはその遅れも考慮して時間指定していた(チップを多く渡すなど顔なじみになると次からはピタッと指定時間に迎えにくる)。



しかし、アプリで呼び出すようになってからは、時間にほぼ正確に迎えにきてくれるようになった(まさにインド人もビックリレベル)。話を聞くと、利用者がドライバーをスコアで評価するので、それを意識した結果(高いスコアが欲しい)、世界一料金も安いといわれ、使いやすく便利な、事実上のタクシーがインドでも普及するようになった。



ハイテクという言い方は少々古いが、文明の進化が問題を解決するというのは間違いではないことを、今回バンコクのタクシーがメーターを入れるようになったのを見て感じた。

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