この記事をまとめると
■日産のEセグメントセダンが今年の夏に生産を終了する予定と言われている■シーマとフーガがその中に含まれている
■シーマとフーガの先祖、「グロリア」「セドリック」を振り返る
今では貴重なプリンスの血統を引き継いでいるモデル
先日、日産のラインアップからシーマとフーガ、そしてスカイライン・ハイブリッドがこの夏に消滅するという報道がなされた(ガソリンモデルのスカイラインは継続)。
すでに国産セダンは完全に不人気のジャンルとなっており、近いボディサイズにひしめき合うこの3車種が整理の対象になるというのも分からなくはないところだろう。
しかし、そのなかでもフーガにおいては、その前身となるセドリック&グロリア時代から長い歴史を誇るモデルであり、同時に消滅するシーマも、当初は「セドリックシーマ」と「グロリアシーマ」が正式名称であったことからもわかるように、同車の派生車種だったのである。
そこで今回は、フーガの前身であるセドリック&グロリアの時代からその歴史をおさらいしてみたい。
セドリックは通算10世代、グロリアは通算11世代に渡って生産が続けられてきたモデルであり、この2車種は兄弟車関係にあるという印象が強いかもしれないが、じつは当初はまったく異なる車種として誕生していた。
そもそもセドリックは日産自動車、グロリアはプリンス自動車から販売されていたモデルであり、セドリックは2代目まで、グロリアは3代目まで異なる車種として販売されていたのだ。
1966年8月に日産自動車とプリンス自動車が合併したことで、それ以前から計画がスタートしていた3代目グロリア(1967年デビュー)を最後に個別の車種であることを止め、1971年に登場した230系と呼ばれるモデルから兄弟車関係となったのである。
その後、2004年まで兄弟車関係を保ちながら販売が続けられてきたセドリック&グロリアは、実質的な後継車種であるフーガへとバトンタッチ。高齢化が進むユーザー層を一新する意味もあっての車名変更であった。
ただし、営業車(タクシーやハイヤーなど)として使われていたモデルは1987年に登場したY31型が継続販売されており、2014年まで販売が継続されていた。
一方のフーガは2009年に2代目へとフルモデルチェンジ。
時代の流れもあってかハイブリッドモデルも用意されるなど着実な進化を果たしていたが、販売面では直接的なライバルであるクラウンに遠く及ばない結果となってしまい、クラウンが2世代分進化したのに対し、フーガはモデルチェンジをすることなく、この夏に姿を消すという残念な結果となってしまった。

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