この記事をまとめると
■スーパーカーオーナーの足車について解説■ランクルを3台買ったという人もいるが、軽などに乗っている人も少なくない
■スーパーカーオーナーにはどんなクルマも最大限楽しもうとする人が多い
ランクルをビニール傘感覚で所有するツワモノも!
ピピピという音がして、編集部よりメールが届いた。
「スーパーカー乗りは、やっぱり、ワゴンRみたいな軽を足グルマにすることはないんでしょうか?」
そんなことはない! これまでフェラーリとランボルギーニを合計15台乗り継いだ私自身、軽ハイトワゴンのタントスローパーを買ったばかりだ。
タントスローパーとは、タントの福祉車両。
私は以前もダイハツ・エッセを足車にした経験があるし、昨年は古い軽トラも買った。スーパーカーは自動車趣味の極北ゆえ、他の極点も極めたくなる。「値段の高いクルマが大好き!」というわけではない。
もちろん、スーパーカー乗りも懐具合はさまざまだ。先般お話を伺った超富裕層のスーパーカー乗りは、足グルマに新型ランクルを3台買ったとおっしゃっていた。「ビニール傘みたいにいろんなところに置いておきたいんです」とのことだった。絶句。
頂点を知ることにより、さまざまなクルマが楽しめるようになる
が、私程度の収入だと、足グルマ1台あたりの予算は300万円が上限。それ以上お金をかける余裕も意思もない。そんなところでカネを使っていたら、フェラーリやランボルギーニが買えるわけがない……。
スーパーカーは、クルマ好きなら大抵憧れる存在ゆえ、私のようにそれほど裕福でなくても、頑張って買うケースは少なくない。そういう場合、足グルマは「動けばそれでいい」と割り切ったり、少ない予算で可能な限り楽しもうとしたりする。頂点を持つ者ゆえの余裕でしょうか? 実際頂点を持っていると、どんなクルマも楽しめるようになる。落差は大きければ大きいほど刺激的なのだ!

これまで知り合った貧乏フェラーリオーナーの皆さんたちは、じつにさまざまなクルマを足に使っていた。その中にはワゴンRもあったし、ミニカトッポもあったし、テリオスキッドもあった。ツインをフルチューンしていた人もいた。なかには超富裕層なのに、ムーヴキャンバスに乗っている人もいた(10台くらいのなかの1台ですが)。
その一方で、安いクルマにはまったく興味のない人もいるが、スーパーカー好きは基本的にクルマ好き。

スーパーカー乗りよりも、たとえばメルセデスのSUVに乗っている人のほうが、ワゴンRに興味ゼロだったりするのではないだろうか? 単なる推測ですが。