ダイハツ「コペン」は、軽の2シーターオープンカーです。今では軽2シーターオープンカーはコペンのみとなってしまい、希少な存在といえます。



そんなコペンの魅力やグレードの違い、価格などについて詳しく解説します。





  • ダイハツ「コペン」はオープンカーモデルの軽自動車
  • ダイハツ「コペン」には、4つのグレードが設定されている
  • ダイハツ「コペン」の新車価格は、188万8,700円からとなっている

ダイハツ「コペン」で把握しておきたい特徴3つ

コペンは2シーターのオープンカーであることや、4種類の個性が異なるモデルが用意されているなど、多くの魅力があるモデルです。



ここでは、コペンの特徴を3つに絞ってご紹介します。



特徴1:個性が異なる4タイプを設定!一部はエクステリアを着せ替え可能

コペンでは、4つの異なるスタイルのモデルがラインナップされていることが大きな特徴といえます。



スポーツカーとしての躍動感を強調した「Robe」や、ヨーロッパの街並みに似合う流麗さが魅力の「Cero」など、エクステリアデザインの個性がそれぞれ大きく異なるので、好みのタイプを選ぶ楽しみが味わえます。



また、4つのスタイルのうち「Robe」と「Cero」は、樹脂外板着せ替え構造「DRESS-FORMATION」によって、2つのエクステリアデザインを自由に着せ替えることが可能です。フロントのみ、リアのみなど部分的に着せ替えることもできるので、1台の車で多彩なデザインが楽しめます。



「DRESS-FORMATION」は量産車としては世界初の試みであり、着せ替えができる車として話題になりました。



特徴2:希少な軽自動車のオープンモデル

国産車では、オープンモデルや2シーターは多くありません。軽自動車であればなおさらです。



軽2シーターオープンモデルはかつてコペンのほかにもホンダ「S660」がありましたが、S660は2022年4月に惜しまれつつ販売を終了しました。2024年6月の時点で新車で手に入る軽2シーターオープンカーはコペンのみです。



電動開閉式ルーフ「アクティブトップ」を採用し、ルーフロックの解除・解錠は開閉スイッチの操作で行え、コックピットにいながらオープン&クローズができます。ルーフは約20秒でフルオープン。



気分や天候に合わせてオープン、クローズが思いのままです。



特徴3:収納スペースもしっかりと確保

2シーターオープンカーは、一般的なファミリーカーなどと比較するとポケッテリアが省かれている傾向があり、グローブボックスがないなど車検証の置き場所にも困るようなモデルも少なくありません。



しかしコペンでは、しっかりと収納スペースが確保されています。ボンネットオープナー内蔵のグローブボックスやセンターコンソールボックスはキーロック付きでセキュリティにも配慮されています。これはオープンモデルにとってはうれしいポイントでしょう。



さらに、カップホルダーやメッシュタイプのドアポケット、バックパネルポケットも備わっています。



トランクはルーフクローズ時は9インチのゴルフバッグ1個が収納でき、シュオープン時でもハンドバッグが収納できるスペースを確保。旅行や趣味なども楽しめます。



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ダイハツ「コペン」の多彩なグレード

コペンには、「Robe」「XPLAY」「Cero」「GR SPORT」の4つのグレードに大きく分けられ、「GR SPORT」を除くグレードには上位グレード「S」の設定があります。



「S」は共通してビルシュタイン社製のショックアブソーバー、レカロシート、MOMO製本革巻きステアリングホイールが備わります。



「Color Formation typeA」の設定があるグレード「Robe」/「Robe S」

「Robe」は、フロントフェンダーからサイドに向けて立体的な弧を連続させ、躍動感と流麗さを感じさせる「ダブルスウィープシルエット」が特徴です。



リアは走行安定性を高めるダックテール形状を採用。また、「Robe」はコペンで唯一ブラックとレッドの2トーンカラー「Color Formation typeA」の選択が可能です。



斬新なエクステリアが印象的な「XPLAY」/「XPLAY S」

多角形のブロックがボディに噛み合わさる状態をイメージした「XPLAY」。デザインコンセプトは「タフ&アグレッシブ」で、フロントグリルやフェンダー、トランクフード、ランプ類なども多角形にし、斬新なデザインで街なかでも一際目を引きます。



ボディカラーでは専用色として「オフビートカーキメタリック」を設定。なお、グレード名の「XPLAY」は一般公募の中から選ばれた名称で、「Extra PLAY(もっと楽しい)」を基にした造語です。



エレガントな魅力があるグレード「Cero」/「Cero S」

「Cero」は雫が転がりながらきびきびと動く様子を表現したシルエットを採用し、楕円形のヘッドランプ、美しい映り込みを意識し緻密に作り込んだ曲面がエレガントな雰囲気を醸し出します。専用色の「ブリティッシュグリーンマイカ」は深みのあるグリーンで、Ceroのシルエットが際立つカラーです。



先述のとおり、「Cero」と「Robe」では樹脂外板着せ替え構造「DRESS-FORMATION」の設定があります。



走行性能を高めたグレード「GR SPORT」

「GR SPORT」はトヨタのモータースポーツ部門「TOYOTA GAZOO Racing」とのコラボレーションモデルで、専用の剛性アップパーツを採用、ボディのねじれ剛性を高めています。



さらに、専用チューニングのショックアブソーバーや電動パワーステアリング、BBS鍛造16インチアルミホイールを搭載。走りの質感を高めていることに加え、GR刺繍入りの専用デザインのレカロシートが備わります。



ダイハツ「コペン」の新車・中古車はいくらで購入できる?

コペンは新車なら180万円後半~入手可能です。コペンの新車の価格と、中古車市場での相場を見ていきましょう。



ダイハツ「コペン」新車の価格

コペンのグレードごとの新車の販売価格は、以下のとおりです。



Robe CVT:188万8,700円



Robe 5MT:191万0,700円



Robe S CVT:209万,200円



Robe S 5MT:211万4,200円



XPLAY CVT:188万8,700円



XPLAY 5MT:191万0,700円



XPLAY S CVT:209万2,200円



XPLAY S 5MT:211万4,200円



Cero CVT:194万3,700円



Cero 5MT:196万5,700円



Cero S CVT:214万7,200円



Cero S 5MT:216万9,200円



GR SPORT CVT:238万2,200円



GR SPORT 5MT:243万7,200円



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※2024年6月13日時点の金額



ダイハツ「コペン」中古車の価格

コペンの先代モデルと、現行型の少し前の年式、新しめの年式の中古車の相場をご紹介します。



2012年式(先代型最終モデル):60~140万円程度



2018年式:140~160万円程度



2022年式:180~220万円程度



※2024年6月13日時点の相場



コペンで、爽快感のあるドライブを楽しもう

オープンカーならではの爽快な走りが楽しめるコペン。豊富な選択肢から自身の好みのデザインを選ぶ楽しみも味わえる1台です。



スポーツカーの走りを気軽に楽しみたい方、軽自動車のオープンモデルを探している方にもぴったりのモデルといえるでしょう。



※この記事は、2024年6月時点の情報で制作しています

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