トラブルはアプリ以外にも!マイナ免許証の運用開始当日をリアルレポート
マイナ免許証の手続きをしたIさん

2025年3月24日、マイナ免許証の運用がスタートしました。「

マイナ免許証スタート当日は現場も混乱!トラブルと注意点

スタート当日、「マイナ免許証読み取りアプリ」の不具合が話題になりましたが、Iさん自身も現地でさまざまなトラブルに見舞われたと言います。そこで、その体験談と併せて、起こりうるトラブルや注意点について見てみましょう。



マイナ免許証の手続きは予約ができないところも

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マイナ免許証の手続きをしたIさん

家から近い警察署に事前に問い合わせたところ、予約はできず、受付開始の9時の1時間前から整理券を配布するとのことでした。免許センターと違って警察署では即日対応してもらえないのではと思いましたが、その日のうちにマイナ免許証を受け取れると聞いて安心。当日8時に行ったら1番に手続きできました。



運転免許証の更新手続きは完全予約制のところが多い中、免許証の持ち方を変更するだけの場合、予約ができず当日に順番待ちをしなければならないケースもあるようです。Iさんは8時に行って1番でしたが、9時を過ぎてIさんが手続きをするころには後ろに30人ほどが並んでいたそうです。



運用開始からしばらくは混雑が予想されるため、希望する方は時間にゆとりを持って手続きに行きましょう。



マイナンバーカードを更新すると再度手続きが必要

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マイナ免許証の手続きをしたIさん
マイナ免許証の手続きをしたIさん

事前問い合わせの時点で、免許更新以外のタイミングでマイナ免許証の手続きをしてしまうと、後日マイナンバーカードの更新をする際に情報が引き継がれないので手間が増えると案内されました。まだ準備が整っていないんだなという印象でした。



マイナンバーカードの「期限切れ元年」といわれる2025年。マイナンバーカードの更新日が近い方も少なくありません。もしマイナ免許証の手続き後にマイナンバーカードの更新をした場合、そのあとに再度免許情報を紐付ける手続きが必要になります。



特に注意しなければならないのは、マイナ免許証1枚のみを持つことを選択した方。マイナンバーカード更新から免許情報紐付けまでのあいだ運転ができない、または従来の免許証を再度発行しなければならないという事態になりかねません



なお、マイナンバーカード更新時に、免許情報が引き継がれるようになるのは2025年秋頃。

マイナンバーカードの更新日が今年の方は、マイナ免許証を取得するタイミングをよく検討しましょう。



案内される情報に不足や誤りも

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マイナ免許証の手続きをしたIさん
マイナ免許証の手続きをしたIさん

当日の手続きは、何か進める度に担当者が数人集まったり電話で問い合わせたりしながら確認していて、不安が募りました。事前問い合わせで手数料や必要な物は聞いていたのですが、1,550円と案内されたのに実際は1,500円でしたし、暗証番号が必要というのも手続き中に初めて聞いてびっくりしました。



始まったばかりの仕組みなので、手続きの担当者が情報を把握しきれていないケースもあるようです。



手数料は、免許更新と同時に行う場合は更新手数料のみ、保有状況の変更の場合は1,500円かかります。また、オンライン講習やワンストップサービスを希望する場合、署名用電子証明書との紐付けが必要なので、暗証番号の入力が求められます。



手数料の支払い含め手続きに時間がかかる可能性がある

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マイナ免許証の手続きをしたIさん
マイナ免許証の手続きをしたIさん

窓口で申請書を提出する際に支払方法を確認され、現金払いの方は外の交通安全協会で証紙を買ってきてと言われていました。私はキャッシュレスでしたが、担当者が慣れていないのか決済を2回やってもうまくいかなくて、結局交通系ICカードで支払いました。



また、電子証明書の暗証番号を入力する際、後ろに並ぶ人に見られていて……担当者に注意してほしいと思いました。



Iさんが手続きをした警察署では、手数料の支払方法を現金払いかキャッシュレス決済かで選択できたそうです。現金払いの場合、別途証紙を買って申請書に貼付する必要があり、キャッシュレス決済の方よりも時間がかかる可能性があります。



また、キャッシュレス決済も、担当者が機械の扱いに慣れていなければIさんのように手間がかかることも。



ただし、マイナ免許証の手続き自体は、スムーズに進めば1人10~15分程度で終わりそうとのことでした。状況にもよりますが、受付機や窓口がそれぞれ2つある会場で20人待ちの場合、待ち時間は1~2時間程度が目安となりそうです。



システム障害で手続きが完了しないケースも

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マイナ免許証の手続きをしたIさん
マイナ免許証の手続きをしたIさん

署名用電子証明書の暗証番号を入力したのですが、「接続失敗」となってしまい「運転免許センターでサーバーがダウンしたため改めて来てください」と言われました。運転免許証とマイナンバーカードの紐付けはできたのですが、最大のメリットだと思っていたオンライン講習を受けるには、再度手続きが必要らしいです。



Iさんはマイナ免許証取得まではできたようですが、運用開始当日は全国で申請書が発行されない、マイナンバーカードに情報を記録できないといったトラブルもあったようです。また、「マイナ免許証読み取りアプリ」に免許情報が正しく表示されない不具合も発生(3月25日時点で解消済み)。



このように、新しい仕組みの導入にはトラブルがつきものです。手続きには時間がかかるうえに再手続きが必要となるかもしれない点に留意し、マイナ免許証のメリット・デメリットも踏まえて切り替えは慎重に検討しましょう。





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※この記事は2025年3月時点の情報で制作しています

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