気象庁によりますと、きょう午前3時に奄美大島の東で「台風15号(ペイパー)」が発生しました。あすにかけて西日本では土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。
今回の特徴は、日本近海でいきなり発生して日本列島を直撃する予想のため、備えをするまでに時間がありません。
台風は海面水温が27℃ほどで発生・発達すると言われていますが、現在南の海上は30℃近くなっています。海面水温が高いと、台風のエネルギーになる暖かく湿った空気が入るため、台風は勢力を強めるおそれがあります。

多くの台風は、日本のはるか南で発生し、日本列島に近づくまで4~6日はかかりますが、今回の台風は”日本近海”でいきなり発生し、横断する見込みです。
気象庁は以下のように進路を示しています(4日午前9時45分発表)。
【台風15号】
■4日午前9時の実況
種別:台風
存在地域:種子島の南約90km
進行方向、速さ:北 30 km/h (16 kt)
中心気圧:1002 hPa
中心付近の最大風速:18 m/s (35 kt)
■4日午前10時の推定
種別:台風
存在地域:種子島の南南東約60km
進行方向、速さ:北 30 km/h (16 kt)
中心気圧:1002 hPa
中心付近の最大風速:18 m/s (35 kt)
■4日午後9時の予報
種別:台風
存在地域:日南市の東約50km
進行方向、速さ:北北東 20 km/h (10 kt)
中心気圧:1000 hPa
中心付近の最大風速:18 m/s (35 kt)
■5日午前9時の予報
種別:台風
存在地域:徳島県
進行方向、速さ:北東 25 km/h (14 kt)
中心気圧:1000 hPa
中心付近の最大風速:18 m/s (35 kt)
■6日午前9時の予報
種別:温帯低気圧
存在地域:日本の東
進行方向、速さ:東 35 km/h (20 kt)
中心気圧:1004 hPa
最新の情報を確認するようにしてください。
きょう4日(木)~あす5日(金)までの台風の進路予想と、雨・風のシミュレーションを画像で掲載しています。































