9月26日(金)、今回の総裁選で初めて地方での演説会が名古屋で開かれました。
(大石邦彦アンカーマン)
「いま自民党総裁候補が入ってきました。
(大石)
「1階は席が全て埋まりました。2階も一緒なんです。立ち見も多数でています。この空間はまだ熱気をおびています」
総裁選は「党員票」も勝敗を左右します。党員の中には演説会を聞いて投票先を決めようという人も…

「孫の代で安心して生活できるか心配」
党員歴40年以上、名古屋市内に住む牧ヶ野義雄さん87歳。先日届いた投票用はがきを大切に棚にしまっています。
(牧ヶ野義雄さん)
「小学校1年生で終戦。今日より明日、明日より明後日。絶対いい生活になってきている。僕は今の国際情勢とか、孫の代で安心して生活できるか心配している」

今回の総裁選のテーマ「変われ自民党」については…
(牧ヶ野さん)
Q.ここ最近の自民党どう?
「不満だよね」
Q.良いと思う人はどなたですか?
「高市さん。日本の古来からの伝統をハートで持っているから守ってくれるような、真剣に日本の国を考えている」
(大石)「改めて演説聞いてどの方にしたか聞きますね」
(牧ヶ野さん)「変わるかもな」

演説会で直接、候補者の訴えを聞いて決めたいという人たちはほかにも…
(40代自民党員)
「家計は火の車ですし、一つずつ(課題を)クリアにしてほしい」
(90歳自民党員)
「堅実にやる人が一番いい。うまい話持ってくる人は一番ダメ」
牧ケ野さんも会場に駆け付け、訴えに耳を傾けます。候補者たちは1人15分の持ち時間で、物価高対策や外交政策など持論を展開しました。

候補者による「物価高対策や外交政策など持論を展開」
(小林鷹之氏)
「現役世代、中間層がもっと自由に使えるお金を増やします」
(茂木敏充氏)
「地方の成長力を高める。そして賃金格差も是正していきたいと考えています」
(林芳正氏)
「実質賃金1%、すなわち物価が上がったら、それよりさらに1%高い賃金上昇を定着させる」
(高市早苗氏)
「まずは生活の安全保障。いま物価高で苦しむ人を助ける。そして食料安全保障」
(小泉進次郎氏)
「スピード感をもって目の前に対応するために、インフレ対応型の経済運営に変えていくことです」





演説会を聞き終えた人は…
演説会を聞き終え投票先が固まった人も…
(自民党員)
Q.どなたがよかったですか?
「林さん。長年やっていたし、石破さんの後を継いでやられるようだから。もう少し石破さんにやってもらいたい」
「きょう聞くまでは同じで女性で一択だったけど、世代交代に期待して…(小泉氏か小林氏か)」
党員歴40年の牧ヶ野さんは?
(牧ヶ野さん)
「小林氏が良かった。だけどあれだな…(高市氏だわ、変わらないわ)決め手は日本の国を本当に考えているのはこの人」
一方、「議員票」の動向についてJNNの独自調査では、9月26日(金)までに全体の3割弱にあたる約80人が小泉氏を支持。林氏と高市氏が約50人の支持を獲得し小泉氏を追っています。





