岐阜県三重県を結ぶ養老鉄道の社員が、無免許で列車を運転していた問題で、国土交通省は17日、養老鉄道に改善指示を出しました。

養老鉄道では駅係員で20代の男性社員が、ことし6月と7月に無免許で客を乗せた列車を運転したほか、11月の国交省の監査で、この男性社員が複数回にわたり、運転室に入っていたことがわかりました。

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無免許で運転した20代男性社員は懲戒解雇

このため国土交通省中部運輸局は17日、養老鉄道に改善指示を出し、運転士以外に、列車を運転させないための詳細なルール作りや、全社員に向けた再教育などを求めました。

これを受け養老鉄道は「改めて改善措置を講じ、再発防止に取り組んでいく」とのコメントを発表しました。

養老鉄道は、無免許で列車を運転した20代の男性社員を懲戒解雇するとともに、今後、関係した運転士らの処分も検討しています。

【当時何があった?】駅の係員が「運転したい」と懇願 隣にいた免許を持つ運転士は断り切れず…

駅係員の20代男性社員が無免許で列車を運転 養老鉄道に国交省が改善指示を求める 「運転士以外に運転させないための詳細なルール作り」
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